赤ちゃんとの初めての飛行機移動は、楽しみであると同時に、不安もたくさんあるもの。
特に0歳児は、泣いてしまったり、耳が痛くなったりと、トラブルも起こりやすいため、しっかりとした準備が必要です。
この記事では、0歳児と一緒に飛行機に乗るときのポイントや準備物、当日の過ごし方などを紹介していきます。
0歳児と飛行機に乗る前に確認
0歳の赤ちゃんと飛行機に乗る際には、事前に次のことを確認しておきましょう。
【いつから飛行機に乗れるの?】
多くの航空会社では、生後8日以上であれば搭乗可能とされています。
ただし、新生児や早産児の場合は医師の診断書が必要な場合もありますので、事前に航空会社に確認しておきましょう。
また、赤ちゃんの体調が万全であることが第一。
熱があったり、風邪気味だったりする場合は、無理をせず予定を変更する勇気も大切です。
【飛行機チケットの取り方】
0歳児の場合、座席を必要としない「膝上搭乗」が基本になります。
ただし、別料金で座席を確保し、チャイルドシートを持ち込むことも可能です。
・膝上搭乗(インファント運賃)
国内線では無料か、非常に安価な料金(例:数百円)で搭乗できます。
・座席を確保する場合
別途座席代が必要ですが、チャイルドシートを設置できるため、安全性が高まります。
どちらにするかは、フライト時間や赤ちゃんの性格(動きたいタイプかどうか)を考慮して選びましょう。
【赤ちゃん連れにおすすめの座席は?】
赤ちゃん連れの場合、次の座席をリクエストするのがおすすめです。
・最前列(バルクヘッド席)
スペースに余裕があり、バシネット(赤ちゃん用ベッド)を設置できる便もあります。
・通路側
頻繁に立ち上がったり、おむつ替えに行きやすいので便利です。
事前予約時やチェックイン時に、希望を伝えてみましょう。
飛行機に持ち込むべき持ち物リスト
0歳の赤ちゃんとの飛行機移動では、必要最低限+少し余分を意識して荷物を準備しましょう。
【機内持ち込み用バッグに入れるもの】
・おむつ(通常の倍くらい持参が安心)
・おしりふき
・授乳グッズ(ミルクセット、授乳ケープ)
・哺乳瓶と熱湯入り水筒(機内でミルク作る場合)
・ガーゼハンカチ・タオル
・着替え(赤ちゃん用2セット+大人用シャツ1枚)
・授乳後用のスタイ
・おもちゃ(音の出ないものがおすすめ)
・赤ちゃん用おやつ(離乳食が始まっていれば)
・飲み物(母乳以外の場合)
・保湿クリーム(機内は乾燥するため)
・おしゃぶり(耳抜き用にも)
ミルク用のお湯は、保安検査場で申告すれば持ち込みできることがほとんどです。
飛行機に乗るときのポイント
赤ちゃんと飛行機に乗る際には、以下のポイントを抑え、充分に対策をとってから搭乗するのがおすすめです。
【搭乗前は時間に余裕を持って】
空港では時間に余裕を持って行動しましょう。
特に赤ちゃん連れは、授乳やおむつ替えなどで時間がかかることも多いです。
早めに空港に到着し、赤ちゃんの状態を整えておきましょう。
また、機内で赤ちゃんが眠れるよう、搭乗直前に授乳するのもおすすめです。
【離陸・着陸時の耳抜き対策】
気圧の変化で耳が痛くなるのは、赤ちゃんにとってかなりのストレスです。
離陸と着陸のタイミングで、次のような工夫をしましょう。
・授乳またはミルクを飲ませる
・おしゃぶりを使う
・白湯やジュースを飲ませる
吸う・飲む動作が耳抜きの代わりになり、痛みを和らげてくれます。
【機内での過ごし方】
0歳児の機内での過ごし方は「寝てもらうのが一番」ですが、起きてしまったときに備えて対策をしておきましょう。
・飽きないように、小さなおもちゃを何種類か用意
・ぐずりそうなときは抱っこして機内を軽く歩く
・泣いてしまっても焦らず、周囲に配慮しながら対応
しかし、赤ちゃんは泣くのが仕事。
多少泣いてしまうのは仕方ないので、親が泣いてしまったことに過剰に焦らないことも大切です。
赤ちゃんとの飛行機で気になること
赤ちゃんと飛行機に乗る時、気になったり不安になったりすることが多いものについてまとめました。
【おむつ替えは機内でできる?】
機内のトイレにはおむつ替えシートが設置されていることが多いです。
ただし、狭いので着替えやおむつは使いやすい場所にまとめておきましょう。
【バシネットって誰でも使える?】
バシネットは、体重制限(通常10kg前後)があります。
事前に予約が必要なので、航空会社に早めに連絡しましょう。
【もし赤ちゃんが大泣きしたら?】
まずは抱っこして落ち着かせましょう。
おしゃぶりやおもちゃ、授乳で対応するのが基本。
搭乗時に周囲に挨拶をしておいたり、泣いてしまったら謝りつつ、赤ちゃんを最優先に考えましょう。
まとめ
0歳児との飛行機移動は、確かに大変な面もありますが、事前にしっかり準備をすれば、親子にとって素敵な思い出となります。
赤ちゃんの体調を最優先に考え、無理をせず、マイペースで空の旅を楽しみましょう。
家族みんなにとって、飛行機デビューが楽しい思い出になりますように!