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赤ちゃんの目の下にもくまができる?
寝不足の時などにできる目の下のくま。
くまは一般的には、年齢の高い人ほどできやすいと言われていますが、赤ちゃんでも見られる場合があります。
目の下のくまは下まぶたやその周辺の皮膚が青色、茶色、黒っぽい色に変化して見えたり、目の下の肌がたるみ影ができることで黒く見えることで現れます。
今回は赤ちゃんの目の下にできるくまについて、その原因をご紹介いたします。
くまができる原因①皮膚が薄い・白い
赤ちゃんは大人よりも皮膚が薄く、特に目の下の皮膚は薄いため筋肉や血管が透けて見えます。
ママが色白な場合は赤ちゃんに遺伝している場合も多く、くまが目立ちやすい体質という可能性もあります。
くまができる直接的な原因ではないですが、皮膚の薄さと白さによって、少しのくまや影でも気になる場合があるかもしれません。
くまができる原因②目をこする
デリケートな赤ちゃんの皮膚。
先述したように目の下は特に皮膚が薄いため、強くこすると皮膚を傷つけてしまいます。
その結果、皮膚に炎症が生じ色素沈着してしまうことがあります。
目をこする原因としては、眠たい・アレルギー・花粉症をはじめ、睫毛内反症(しょうもうないはん)という逆まつげの状態が起こっていたり、細菌感染の可能性もあります。
眠たい時以外も力強くこすっているのであれば病気が隠れている可能性もありますので、病院を受診するようにしましょう。
くまができる原因③貧血
目の下に青く見えるくまができる場合は、貧血が原因かもしれません。
貧血は大人だけではなく赤ちゃんにも起こりうることです。
貧血になると血流が滞り、うっ血した血液が透けて見え青いくまとして現れます。
赤ちゃんの場合は生後9ヶ月前後に、鉄欠乏による貧血が起こりやすいと言われています。
その原因としては、ママのお腹にいる時に蓄えていた母体由来の鉄分が生後半年ほどでほぼなくなり、その頃に食事で鉄分が摂れていないと不足してしまうからです。
生後9ヶ月前後は特に、赤身の魚や肉、レバーなどを積極的に摂取し、貧血を予防するようにしましょう。
くまができる原因④色素沈着
目の下にできるくまが茶色の場合、色素沈着によるものと考えられます。
これは皮膚にメラニンが沈着することで生じます。
その原因としては、目のかゆみによってかきすぎて目の下の皮膚を傷つけてしまったり、紫外線による日焼けも考えられます。
目の下は特に皮膚が薄いため、ちょっとした刺激でもこのような症状が起こることがあります。
色素沈着が起きないように、目をかきすぎるのを防いだり、紫外線対策を行いましょう。
くまができる原因⑤アレルギー
目の下に逆三角形のような形で黒っぽいくまが見られる場合、アレルギー、アトピー性皮膚炎によって起こったものと考えられます。
離乳食を開始すると食物アレルギーが心配になりますよね。
食物アレルギーの症状は体中の様々な部位に現れます。
目の下のくまもその症状の一つとして考えることができますので、黒っぽいくまが長引く場合には、病院を受診するようにしましょう。
くまができる原因⑥寒い
目の下のくまは実は寒さも関係しています。
寒い時期は体が冷えてしまうので、血行不良を起こしやすいと言われています。
寒さを感じると唇の色が紫色のようになる経験がある方は多いかもしれません。
目の下のくまも同じように、血行不良の症状が特に目立ってしまいます。
冬の時期は赤ちゃんの体が冷えていないか注意し、夏の場合でもクーラーが効きすぎていないか注意するようにしましょう。
くまができる原因⑦寝不足
一般的に、寝不足によってできるくまは青い場合が多く、血行不良による血液中の酸素濃度の低下によるものと言われています。
赤ちゃんも大人のように、寝不足でくまができるのか気になる方も多いかもしれません。
特に赤ちゃんはまだ寝る時間が不規則で、夜も頻繁に起きてしまうことも少なくないでしょう。
くまができるとつい、寝不足かもと心配になりますよね。
ですが、今までご紹介したように、寝不足だけでくまができるわけではありません。
赤ちゃんは寝不足といっても、眠たい時にはちゃんと眠るので、あまり心配しすぎないようにしましょう。
赤ちゃんにくまができたときの対処法
これまで、赤ちゃんの目の下にできるくまの原因についてご紹介いたしました。
目の下にできるくまは一つの原因だけではなく、いくつもの要因がある可能性もあり、特定するのは難しいかもしれません。
くまの原因によって対処法は異なりますが、くまだけであればそこまで心配する必要はありません。
ただし、目のかゆみがありかきすぎている、貧血の可能性がある、アレルギーの症状などで心配であれば、病院を受診するようにしましょう。
まとめ
目の下は寝不足の時にできるもの、というイメージを持っている方は多いかもしれません。
赤ちゃんにくまができると、ちゃんと眠れていないかもしれない、と心配になりますよね。
赤ちゃんの場合でも、寝不足だけが原因ということではありません。
心配する必要がない場合が多いですが、くまに異変があったり、他の症状が見られた場合には受診するなど注意しましょう。