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赤ちゃんはいつから言葉を理解する?

赤ちゃんの言葉の理解

赤ちゃんと過ごす日々の中で、「この子は今、私の話をどれくらい分かっているんだろう?」と気になる瞬間はありませんか?

まだ言葉を話せない赤ちゃんに対して、「ちゃんと伝わっているのかな」「言葉の理解っていつから始まるの?」と不安に思うママパパは多いはずです。

今回は、赤ちゃんがどのように言葉を理解していくのか、その発達のステップと、親ができるサポート方法について紹介していきます。

 

言葉の理解は「聞くこと」から

赤ちゃんが言葉を理解し始めるのは、実はとても早い段階からです。

生まれて間もない新生児のころから、赤ちゃんの耳はすでに音に反応しています。

特にママやパパの声には強く反応を示し、安心した表情を見せることもあります。

 

以下に月齢別に言葉の理解に対する目安を紹介しますが、言葉の理解には個人差が大きいものです。

あくまで目安として参考にしてください。

 

【生後0~3ヶ月ごろ】

・人の声や音に反応して目を向ける

・声のトーンで喜んだり泣き止んだりする

・「おっぱい」「抱っこ」など、言葉そのものよりも雰囲気で察知

 

この時期は、まだ“意味”を理解しているわけではありませんが、「聞く力」の土台が着実に育ち始めています。

 

【生後4~6ヶ月ごろ】

このころになると、赤ちゃんは周囲の音に対してより積極的に反応するようになります。

特に、ママやパパがよく使う言葉や音に耳を傾け、表情が変わることも。

 

こんな反応が出てきたら要チェックです。

・名前を呼ぶと振り向く

・よく聞く言葉に対して笑顔を見せる

・「バブバブ」「アウアウ」など喃語(なんご)を発する

 

この段階では、まだ言葉そのものの意味は理解していませんが、「音」と「感情」を結びつける学習が進んでいます。

 

【生後7~11ヶ月ごろ】

この時期になると、赤ちゃんの言葉の理解はさらに進みます。

特に、毎日繰り返し聞く単語(「ママ」「パパ」「ごはん」「バイバイ」など)に対して、意味をぼんやりと把握し始める子もいます。

 

こんな反応が見られる子もいます。

・「バイバイ」と言うと手を振る

・「いただきます」と言うと手を合わせる

・「ダメ」と言われると一瞬手を止める

 

これは、言葉と行動、感情がつながり始めている証拠です。

まだはっきりとした言語理解とは言えませんが、まさに“言葉を学び始めている”状態です。

 

【1歳ごろ】

1歳前後になると、はじめての意味のある言葉(「ママ」「ワンワン」など)が出てくる子が増えてきます。

これは、「聞いた言葉の意味を理解し、自分でも発音できるようになった」という大きな成長の証です。

 

ただし、言葉が出てくる時期にはかなりの個人差があります。

1歳を過ぎても話し始めない子も珍しくありませんが、多くの場合は「理解」はしっかりと進んでいます。

 

理解が進んでいるサインには、次のようなものがあります。

・「靴持ってきて」と言うと靴を持ってくる

・絵本で「くまさんどこ?」と聞くと指さす

・「お風呂だよ」と言うと風呂場に向かう

 

これらの行動は、赤ちゃんが言葉の意味を理解している証拠。

たとえ話せなくても、確かな成長の跡が見られます。

 

言葉の理解を深める親ができるサポート

赤ちゃんの言葉の理解をサポートするには、特別な教材や知識は必要ありません。

日常の中でできるちょっとした声かけや関わり方が、何よりの“ことばの教室”になります。

 

【①名前をたくさん呼ぶ】

赤ちゃん自身の名前をたくさん呼んであげることで、「これは自分のことだ」と学び始めます。

愛情を込めて呼ぶことで、親の声に反応しやすくなります。

 

【②指さしと一緒に言葉をかける】

「ワンワンだね」「お花きれいだね」など、見えているものを指さしながら話すことで、言葉と物の結びつきが強まります。

 

【③反応を返してあげる】

赤ちゃんが喃語で話しかけてきたときは、笑顔で返したり、「そうだね〜」と応じてあげましょう。

「話すって楽しい」と感じさせることが大切です。

 

【④絵本の読み聞かせを習慣に】

赤ちゃん向けのシンプルな絵本を繰り返し読んであげることで、語彙の獲得や音への興味が広がることがあります。

リズムや抑揚のある読み方が効果的です。

 

【⑤生活の中で言葉を添える】

「おむつ替えるよ」「おいしいね」「ねんねしようね」など、日常の行動に言葉を添えてあげることで、意味と言葉が自然につながっていきます。

 

注意!言葉の発達には個人差がある

赤ちゃんの言葉の理解や発語には、大きな個人差があります。

「同じ月齢の子がもうしゃべっているのに、うちはまだ…」と焦る必要はありません。

中には2歳近くまでほとんど言葉を話さない子もいますが、理解はしっかり進んでいることも多いのです。

言葉は、環境・性格・刺激の種類などによって大きく左右されます。

 

ただし、以下のようなサインがある場合や、心配なことがある場合には、一度小児科等で相談してみると安心かもしれません。

・1歳を過ぎても自分の名前に反応しない

・1歳半を過ぎても簡単な言葉の指示に応じない

・音や声への反応が極端に少ない

など。

心配しすぎる必要はありませんが、一度相談してみるのもいいでしょう。

 

まとめ

赤ちゃんは、ママやパパの語りかけや、日々の関わりの中で、ゆっくりと言葉を理解していきます。

何気ない日常のやり取りや、笑顔での語りかけが、赤ちゃんにとって一番の学びになります。

焦らず、比べず、赤ちゃんのペースで言葉の世界を育てていきましょう。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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