パパの家事の練習開始
里帰り出産で帰省するときは、少なくとも産前産後の1ヶ月以上自宅を空けるので、日頃から家事をしていないパパほど、ママは不安になります。
パパが1人で不便なく暮らせるように、また里帰りから自宅に戻ってきたときに片付けや赤ちゃんを迎える準備が大変にならないように、里帰り前に準備しておきましょう。
よくパパが家事を手伝わない理由は、やり方がわからないからだという声も聞かれます。
普段から家事をする習慣がなく、ママに頼りっぱなしのパパには、家電の使い方や、物の在り処を知ってもらい、これを機会に家事を頼めるようにしましょう。
食事のこと
【食事】
今はコンビニやスーパーでお惣菜やカップラーメン、レトルトなど、すぐに食べられるものが簡単に手に入ります。自宅でも不便なく手軽に食事が取れるよう、里帰り前に一緒にスーパーに行って、買い出しの手伝いを頼み、レトルト・冷凍食品や日用品などを買い込んでおきましょう。
一緒に買い物することで、消耗品やいつも購入するものがどこにあるかわかるようになるため、産後にお買い物を頼むときに役立ちます。
荷物が重くなっても、パパが持ってくれるので安心です。お総菜コーナーも回って、栄養バランスのよいものを教えておきましょう。
【食事の後片づけ】
使うたびに食器類を洗うのが面倒なら、せめてその日のうちに洗ってもらいましょう。
朝忙しくて時間がない場合は、夜にまとめて洗ってもらいます。まとめ洗いに、食洗器を使うのもよい方法です。
洗濯のこと
【洗濯】
毎日洗うのが理想ですが、会社から帰宅した後、毎日洗濯機を回すのが難しそうなら、2~3日に一度洗濯してもらうようにします。
洗剤の入れ方や、コースの選び方、洋服の仕分け方など、帰省する前に一度予行演習をするとよいでしょう。
【乾燥機】
天気の悪い日が続くこともあるので、部屋干しばかりしていられません。
乾燥機がある場合は、乾燥機の使い方もきちんと伝授しておきます。
【下着の替え】
1週間分くらいの下着は買って用意しておきましょう。
掃除のこと
【お部屋掃除】
1週間に1回だけ休日に掃除機をかけるくらいなら、パパにもできそうです。
ただし赤ちゃんが自宅に帰るときは、きちんと綺麗にしてもらいましょう。
【お風呂掃除】
使うたびに掃除するのは難しいでしょうから、排水溝の髪の毛を取り除いて、カビ予防にお風呂上がりに冷水でバスタブや床をさっと流す、スプレーをかけてスポンジで洗うことだけはしてもらいます。
【トイレ掃除】
トイレは里帰りする前に、ママが念入りに掃除しておきます。
そして、置くだけのタイプや便器に貼るタイプの洗浄剤などを活用して、できるだけ汚れない対策をしておきましょう。使い捨ての拭き掃除ができるシートなども市販されていますので、週に一回でも拭き掃除はしてもらうようにします。
【ゴミ捨て】
ゴミ袋はなくならないように補充しておきます。
可燃・不燃・リサイクルなど分別の仕方に加えて、ゴミ出しの日の曜日も忘れずに、しっかりメモ書きしておきましょう。
その他の確認リスト
・産後帰宅してもすぐには外出しにくいので、できることは事前に済ませておく
・トイレットペーパー、洗剤、シャンプー、ごみ袋などの日用品を補充しておく
・家事のコツや物の在り処など大事なことをノートにまとめておく
・帰省先の実家や病院など、必要な連絡先をメモに書いておく
・銀行引き落としは残高不足にならないよう口座に入金しておく
・赤ちゃんの誕生を知らせたい親戚や友人の連絡先をまとめる
・里帰り出産に上の子を連れて行かない場合、預け先へ依頼する
・赤ちゃんを連れ帰る前に整えておいて欲しいこと(掃除やベビーベッドの組み立てなど)をメモしておく
毎日やること、2~3日に一回はすること、週一回することなどやることを分けて書いておくとパパも分かりやすいかもしれません。
新しい命を迎えるための準備です。ここから育児は始まっていると考え、ここでパパができるようになっておくと産後もスムーズに育児に関わることができるでしょう。
里帰り中も自宅に戻った後も快適に過ごすために、しっかり準備しておきましょう。