赤ちゃんと牧場へ行けるのはいつから?
動物とふれあったり、自然の中でのびのびと走り回れたり、牧場は子どもと一緒に遊びにいくのに最適なレジャースポットの1つです。
うさぎやハムスターを抱っこしたり、ヤギや馬に餌やりをしたり、搾乳体験をしたり、さまざまな体験をすることは情緒の発達にもなり、食育にもつながります。何より、絵本やテレビでしか見たことの無い動物達と身近でふれあうのはとても楽しい経験になると思います。
では、赤ちゃんの場合、牧場デビューはいつ頃から可能なのでしょうか。
具体的な決まりはありませんが、おすすめなのは首や腰がしっかりすわり、生活リズムも安定してきた6ヶ月頃からです。できれば、靴を履いて歩けるようになった頃の方がいいでしょう。
あまりに小さな月齢で牧場デビューをしても、赤ちゃん自身が楽しむことができませんし、逆に怖がってしまうこともあります。
また、ベビーカーにしっかり長時間座っていられる月齢になってからだと、ずっと抱っこしていなくて良いので、ママやパパの負担も少なくてすみそうですね。
牧場へ行くと赤ちゃんに免疫が付く?
赤ちゃんが0歳児の間に牧場や動物園に行くと免疫がつき、アレルギーになりにくくなるらしいという話を聞いたことはありませんか。
動物の毛や糞に含まれているアレルゲンとなる物質を吸い込むことでその効果があるようだといううわさもありますが、残念ながら医学的な根拠はないようです。
動物園や牧場はそんなに頻繁に行く場所でもないので、アレルギー予防の効果までは期待しすぎない方がよさそうですね。
赤ちゃんの牧場デビューの時の注意点
赤ちゃんの牧場デビューをスムーズに進め、楽しい1日を過ごすためには気を付けておきたいこともあります。例えば、以下のような点に注意しておくと、さまざまなトラブルを予防することができるでしょう。
【①赤ちゃん向け設備のある牧場を選ぶ】
子連れで行ける牧場の中でも、特に赤ちゃん連れに優しい設備を揃えている牧場を選びましょう。
屋外で過ごす時間が多い施設ですから、授乳室やおむつ替えの設備があるかなどは、事前にホームページで確認しておくと安心です。
【②赤ちゃんが過ごしやすい季節を選ぶ】
1日のうち長い時間を屋外で過ごすことになるので、春や秋など、牧場デビューの際は季節のいい時期を選ぶのがおすすめです。
熱中症のリスクの高い真夏や、人ごみでインフルエンザなどの感染リスクが高い真冬などは避けられれば避けるようにしましょう。
【③いつもの荷物にプラスアルファの準備を】
赤ちゃんとお出かけする時には、それでなくても荷物が多いものですが、牧場で遊ぶ日にはもう少しだけ、余分に荷物を準備しておくと安心です。
牧場の施設の中ではベビーカーが通れない場所があったり、赤ちゃんが動物と近い高さでは怖がる場合もあるので、抱っこ紐は必ず持って行くようにしましょう。
いつものお出かけグッズの他にも、牧場の場合は以下のようなものがあると安心です。
・ウェットティッシュ
・余分な着替えとビニール袋
・レジャーシート
・雨具
【④ベビーカーを置きっぱなしにしない】
ヤギやポニーとふれあいができるコーナーなどでは、ベビーカーから目や手を離さないようにしましょう。動物が押してしまい、転倒すると大変です。
また、赤ちゃんが怖がってしまったり、間違って噛まれてしまったりしては大変ですので、赤ちゃんを乗せたままベビーカーから目を離さないようにしてください。
【⑤赤ちゃんが動物を怖がる時は無理せず】
上の内容とも重なってきますが、赤ちゃんが動物を怖がってしまうこともあります。せっかく計画した牧場デビューですが、赤ちゃんが怖がってしまった時は無理して動物とふれあわなくても大丈夫です。赤ちゃんの中で、動物が怖いものとインプットされてしまって、動物嫌いになってしまっても大変なので、嫌がる時は無理をしないようにしましょう。
【⑥動物の口元に手を近付けない】
牧場では、動物への餌やり体験も楽しいものですが、特に赤ちゃんや小さな子の場合、誤って手を噛まれてしまうこともあります。餌やりをしたり、動物を抱っこしたりなでたりする時は必ずママやパパが近くで一緒に見守ってあげましょう。
【⑦動物を追いかけたり乗ったりしない】
少し大きな月齢、1歳近くの赤ちゃんになると、自分で靴を履いて歩ける子もいます。かわいい動物をつい追いかけたくなりますが、追いかけれられると動物が怖がってしまうこともあります。赤ちゃんに優しく、動物が怖がってしまうからやめようねと教えてあげましょう。同様に、動物の背中に乗るのもやめるよう注意してあげましょう。
まとめ
赤ちゃんが少し大きくなってきたら、牧場へ一緒に遊びに行くのはとても楽しい経験になると思います。もし、赤ちゃんが動物を怖がってしまったり、機嫌が悪くて泣いてしまったりして牧場デビューがうまくいかなかったら、少し時間をおいて、またトライしてみるのがおすすめです。赤ちゃんと一緒に楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。