出産祝いの金額にあるタブーとは?

出産祝いの金額にタブーはある?

結婚式や出産祝いなど、お祝い事の贈り物には様々なマナーがあります。

しかし、意外と贈る側・贈られる側になってみないと知らないことでもありますよね。

 

出産祝いなど「お祝い事」は「縁起を担ぐ」という意味合いが強いので、マナーをしっかり守って、贈る相手が快く受け取れるよう配慮しましょう。

 

出産祝いの金額の場合は、以下に注意することが大切です。

 

【4万円や9万円などの金額はタブー】

4という数字は「四=(死)」を連想させ、9という数字は「九=(苦)」を連想させますから、4万円や9万円といった金額は避けるようにしましょう。

 

【お札の枚数も4枚、9枚はタブー】

出産祝いで贈るお金は、必ずしも1人で贈るとは限りませんよね。

たとえば、兄弟や職場の人と一緒に贈ることがあると思います。

 

そんなときは、お札の枚数にも注意しましょう。

3万円の出産祝いを贈る際に、「1万円札2枚、5千円札2枚」=4枚のお札で贈るなどがないように気を付けてください。

先述したように、4や9という数字は、あまり縁起が良くないからです。

 

出産祝いにお金を贈る際に気を付けたいタブー

出産祝いにお金を贈る際は、先にお伝えした金額だけでなく、ほかにも注意したい”タブー”があります。

 

【①お金は新札を用意する】

お通夜や告別式の場合は、新札ではないお金を用意するのがマナーですが、出産祝いの場合はその逆で、新札を用意するのが良いとされています。

折れ目やシワのないお札を用意し、ご祝儀袋に入れましょう。

ちなみに、結婚式も同様に新札を用意するのが一般的です。

 

【②お札の向きにも気を付ける】

ご祝儀袋にお札を入れる際は、お金の向きにも気を付けましょう。

ご祝儀袋の中袋の表とお札の表を合わせていれるのが一般的なマナーです。

ここで言うお札の表とは、肖像画が描かれている側のこと。

意外と悩む方が多いと思うので、知っておくと良いかと思います。

 

【③ご祝儀袋は蝶結びの水引を用意する】

ご祝儀袋は、蝶結びの水引を用意します。

金額が10,000円以下の場合は、水引がプリントされた簡易タイプの熨斗袋でも構いません。

 

【④ご祝儀袋の表書きも4文字を避ける】

冒頭からお伝えしている通り、4や9というのは縁起の悪い数字ですから、表書きも「御出産祝」のように4文字になる言葉は「死文字」と言われ、タブーとされています。

 

正しくは、

「御出産御祝」

「御祝」

などと書くのが一般的です。

 

【⑤表書きは濃い墨色で書く】

香典袋の表書きは薄墨を使用するのが一般的ですよね。

これは、「急なお別れで墨を用意できなかった」「故人をしのんで涙で墨が薄くなった」など様々な理由があると言われていますが、ご祝儀袋の場合は、その逆です。

 

濃い墨色ではっきりと表書きを書きましょう。

本物の墨を使わなくても筆ペンなどでも構いませんよ。

 

出産祝いに現金がタブーなケースも

出産祝いにお金を贈るというのは、一般的なようでもありますが、場合によっては失礼にあたるケースもあります。

一体どんなケースだと、現金を出産祝いに贈っては失礼にあたるのでしょう?

 

【年上の人への出産祝いの場合】

年上の人へ出産祝いを贈る際は、現金で贈ると失礼にあたる場合があります。

その人との関係性にもよりますが、「お金に困っていると見られているのかな?」などと思われてしまうことがあるので注意しましょう。

 

【職場の上司への出産祝いの場合】

職場の上司や先輩への出産祝いも、年上の人へ贈る場合と同じで、現金が適さないことがあります。

これも「懐を見られている」と思われてしまうからです。

しかし、職場の上司などへ出産祝いを贈る場合は、個人で…というよりも、数名で募って贈ることが多いため、必ずしも現金がタブーというわけではありません。

相手の上司を見ながら判断するといいでしょう。

 

出産祝いにお金を贈る場合は現金書留で!

出産祝いにお金を贈る際は、直接本人に渡すことが最も理想的ですが、事情により直接渡すことができない場合は、現金書留を使って送りましょう。

宅配便や一般の郵送物としてお金を送ることは、法律上禁止されている行為ですので注意してくださいね。

現金書留は、郵便局の窓口にて専用の封筒を使って送ることができます。

 

出産祝いにお金を贈るメリットは?

出産祝いにお金を贈るということには、マナーが色々あって「少し面倒だな」と感じてしまう方もいるかもしれません。しかし、一概に出産祝いにお金を贈ることが悪いこととは言い切れません。

むしろ喜ばれることが多いのです。

 

それはなぜかと言うと、お金であれば貰った側が自由に使えるから。

ベビー用品やママ向けのリフレッシュグッズなどの場合は、相手の趣味趣向がわからなければ贈れませんから、やはり自由度の高いお金を贈る方が安心でしょう。

相手との関係性なども考慮し、お金またはお金と同様に使える金券(商品券)を贈ると喜ばれると思いますよ。

 

まとめ

出産祝いに贈るお金には、今回ご紹介したように色々なマナーがあります。

相手に失礼のないようにお祝いをしてくださいね。

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

この記事もおすすめ

int(843)

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php