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乳児の運動神経を伸ばす遊び

乳児期は運動神経が伸びるの?

将来、運動神経の良い子どもに育って欲しい。

そう願うママやパパもいるのではないでしょうか。

 

運動神経は0歳〜12歳ごろまでに著しく発達し、運動神経のベースが作られるのは実は乳児期と言われています。

乳児期の運動神経はどのように発達し、少しでも伸ばしてあげるためにどのような方法があるのでしょうか。

 

そこで今回は、乳児期の運動神経の発達の流れと、運動神経を伸ばすことにつながる遊びについて解説いたします。

 

乳児期の運動神経発達の流れ

乳児期の運動神経の発達について、月齢ごとに追っていきましょう。

 

【生後0〜1ヶ月】

この時期はまだ脳が未発達のため、自分の意図した動きをすることはできません。

モロー反射などの原始反射といって、生きるために必要な最低限の動きのみすることができます。

 

【生後1〜3ヶ月】

手足の動きが活発になり少しずつ首の筋力が強くなるため、横を向いたり、早い子では首がすわったりする赤ちゃんもいます。

 

【生後4〜6ヶ月】

ほとんどの赤ちゃんは首すわり、うつ伏せや寝返り、早い子ではおすわりができるようになります。

 

【生後7〜10ヶ月】

筋力がさらに発達し、支えなしでもしっかりおすわりができるようになります。

はいはいやつかまり立ち、つたい歩きへと発達していきます。

 

【生後11〜12ヶ月】

足の筋肉の発達によりつかまり立ちやつたい歩きから、両手を離して一人で立とうとしたり、数歩なら歩けるようになったりする赤ちゃんも。

 

このように生まれてすぐから1歳になるまでに、めまぐるしい発達をすることが分かりますね。

 

乳児の運動神経を伸ばす遊び

乳児期の運動神経を伸ばすためには、発達となるベースをしっかり作ることが大切です。

そのために、成長に合った方法を取り入れて発達のサポートをしてあげましょう。

運動神経を伸ばすために、赤ちゃんと無理なくできる遊びをご紹介いたします。

 

【ねんね〜寝返りの頃】

《ママやパパを追っかける》

赤ちゃんと目を合わせながら、左右に動いてみましょう。

「こっちだよ」と声かけをして、赤ちゃんはママやパパを目で追いかけることで、追視の練習になりますよ。

 

《うつぶせであいさつ》

うつぶせの練習をすると首や背中の筋肉が発達します。

うつぶせの状態で、赤ちゃんと目を合わせて「おはよう」「こんにちは」など楽しく声かけをしてみましょう。

 

《体を軽くひねる》

足をバタバタさせるようになったら、足首を持って左右順番に体を軽くひねります。

体をひねることで寝返りの感覚がつかみやすくなります。

 

【おすわり〜はいはいの頃】

《ボールコロコロ》

赤ちゃんに向かってボールを転がしてみましょう。

ボールを掴むことで手先が器用になり、ボールを追いかけることでも筋肉が鍛えられます。

 

《はいはい》

「はいはい」は全身を使った運動で体幹が特に鍛えられます。

立った時のバランス感覚を身につけるのにも重要な動きなので、赤ちゃんの機嫌が良い時にたくさんやってみましょう。

 

《マットやクッション遊び》

おすわりやはいはいを床などの安定した場所ばかりではなく、マットやクッションなどの少し不安定な場所でも行ってみましょう。

マットを何枚か重ねて段差を作ってはいはいすると、足腰の筋肉がさらに鍛えられます。

 

【立っち〜あんよの頃】

《膝の上でぐらぐら》

ママやパパの膝の上で、まずは両手を持って立たせましょう。

立っちが上手にできるようになったら膝を少しぐらぐら揺らし、バランス感覚を鍛えるのも良いでしょう。

 

《重たい物を押してみよう》

中に荷物の入った少し重たいダンボールを、両手でぐーっと押して遊んでみましょう。

両手で力を入れて押すことで体幹が鍛えられますよ。

 

《公園遊び》

室内遊びばかりだと物足りない赤ちゃんもいるかもしれませんね。

公園の芝生を裸足であんよしてみたり、遊具に立っちしたり、外遊びは赤ちゃんにはどれも刺激がいっぱいです。

1歳近くなったら、ぜひたくさん公園遊びをさせてあげましょう。

 

運動神経を伸ばす動きをする際の注意点

新たな動きが刺激となり、赤ちゃんの運動神経を伸ばしていきます。

ただ、赤ちゃんはまだ筋力が未熟なので思わぬ動きで転ぶこともあります。

ご紹介した遊びを取り入れる際は、以下の点に注意して行うようにしてくださいね。

 

【周囲の安全を確認してから】

赤ちゃんが安全に動けるように、床に置いている物や近くにぶつかりそうな物がないか確認してから始めましょう。

特に危険なのは家具などの角や階段です。

大人の高さではなく赤ちゃんの高さで、当たりそうな場所にはガードを付けるなど対策しましょう。

 

【目を離さない】

赤ちゃんが夢中になって動く姿はとてもかわいいですよね。

ですが一人でご機嫌で動いているからといって、目を離さないようにしましょう。

安全対策を施したとしても、赤ちゃんは思わぬ場所に入ったりぶつかったりすることもあります。

目を離さないのが一番の安全対策として、しっかり見守りながらママやパパも楽しみましょう。

 

まとめ

乳児期は運動神経のベースとなる時期です。

また、1歳までに著しいスピードで運動神経が発達していきます。

そんな乳児期の成長を楽しみながら、運動神経を伸ばす遊びも取り入れてみましょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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