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赤ちゃんも食べられる端午の節句の食事

端午の節句の食事には意味がある

昔からある端午の節句には、子どもの成長を祈る邪気祓いの意味があります。どの時代の親も、子どもの健康や成長を願って大切にしてきた行事です。また、最近では家族や親戚で集まる行事もなかなかできないので、食事に力を入れて家族みんなで楽しみたいですよね。

 

端午の節句では、それぞれの食べ物にちなんだ男の子の成長を願う食事を用意します。願いたい意味の食べ物に沿ったメニューを考えるのがおすすめです。

そこで今回は、家族みんなで美味しく楽しく味わう端午の節句の食事をご紹介します。

 

端午の節句の食事の意味とは?

端午の節句自体は、防具を飾ったり菖蒲の湯に入ったり、鯉のぼりを飾ったりする意味合いが強いですよね。食事はついでのようで実は内側から栄養を与えますし、意味のある食材を使うことで無病息災を実現させてくれます。

それぞれの食材の、子どもたちへの願いや意味を解説します。

 

【柏もちとちまきはそれぞれ別々の意味】

端午の節句のデザートとして関東では柏もち、関西ではちまきが有名です。二つは似ているようでそれぞれ別の意味があります。

 

柏もちは柏の葉が新芽が出ないと古い葉が落ちないことから、子孫繁栄を願った和菓子です。ちまきは中国からきていて、川で亡くなった偉い方が魚に食べられないようにと、忠義のある人々が代わりになるよう川に投げ入れたとされています。そこから忠臣となるように、忠義の心をもつようにと、願いが込められています。

どちらも別々の意味ではありますが、昔から続く家族を守り繋げていくことに重きをおいた意味ともとれますね。地域に関わらず好きな意味で取り入れてみてもいいでしょう。

 

【たけのこの育ち方がポイント】

たけのこは、その育ち方にちなんで真っ直ぐすくすく育って欲しいという想いが反映されています。たけのこは、小さいたけのこの時は強く固い皮に守られていますが、皮が全部取れると急激に背を伸ばし大きく育ちます。

その姿を男の子の成長に重ね、すくすく真っ直ぐ伸びていって欲しい気持ちを込めて端午の節句にはたけのこを食べさせます。柔らかいときならお刺身、煮物や炊き込みご飯なども、見栄えも良く美味しく食べることができます。

 

【出世魚で輝く未来を夢見て】

端午の節句には、カツオや鯛などの出世魚も使います。出世してほしい!大成してほしい気持ちですね。

赤ちゃんの場合は、生モノはまだ食べられませんから必ずその月齢に合った調理方法で食べさせてあげましょう。

 

端午の節句離乳食メニュー

家族みんなで美味しく食べられるように、特に縁起を担がせたい赤ちゃんには離乳食メニューを用意してあげましょう。

大人と別の食事を用意するとなると手間も時間もかかってしまいますが、一緒に食べられる取り分けメニューにすればみんなで美味しく食べることができますよ。

 

【お吸い物で風味をいただく】:離乳食初期〜

たけのこを入れることもできますし、鯛を使うこともできるお吸い物。お汁を少しだけ飲むのなら、離乳食初期の赤ちゃんでも問題ありません。

ただ、気をつけて欲しいのは塩分です。お出汁で作る過程の中で赤ちゃんの分は塩分を加える前に取り置きましょう。その後大人用に塩味を整えるのがおすすめです。

 

【食べやすく美味しいおにぎり】:離乳食中期〜

ご飯ものは、鯛めしにしてもたけのこご飯でも美味しいご飯になります。見栄え良く鯉のぼりや兜の形で作るのも、赤ちゃんが美味しく楽しく食べられて嬉しいはずです。離乳食中期以降の赤ちゃんにおすすめです。

 

鯛めしの美味しく簡単なレシピは、大人が食べるお刺身の鯛を昆布とお米と一緒に炊飯器でスイッチポンでOK!

硬めに炊き上がったら、赤ちゃんの分だけラップしてレンジで再加熱すると、少し柔らかくなります。

 

【くったり柔らかく煮物で】離乳食中期〜

もぐもぐ期の離乳食中期から噛めるようになってきた離乳食後期の赤ちゃんにおすすめです。生えかけの歯にはしっかりとした歯応えとなり、赤ちゃんも楽しく食べてくれるでしょう。

小さくコロコロに切るよりも、細いたけのこをそのまま活かすのがおすすめです。細いたけのこ煮は赤ちゃんが手で掴みやすいので、自分で食べたいという赤ちゃんにいいでしょう。

 

【デザートは形だけでもOK】

柏もちやちまきは粘度が高くのどに詰まりやすいので、大人だけで楽しむのがおすすめです。

しかし、せっかくの節句の食卓に何かデザートが欲しいな…というママさには5月に美味しい苺がおすすめです。

栄養豊富で見た目も可愛く、潰せば離乳食初期の赤ちゃんからも食べられるので、節句のデザートにぴったりです。

 

【男の子】初節句の離乳食の献立

 

端午の節句の食事は外注もアリ!

ちゃんと節句をやりたいのに忙しくて難しい、料理も苦手なママには、「端午の節句離乳食メニュー」の外注もあります。お重やプレートで見た目も可愛いのでとてもおすすめです。大人はお寿司やケーキを取ってもいいでしょう。

手間や時間も大切ですが、竹のようにあっという間に大きくなってしまう男の子の、節目となる節句を大切にする気持ちが1番大切です。家族で美味しい節句の食事を囲み、子どもたちの健康と成長を祈りましょう。

この記事を書いたライター

小西ちさと
小西ちさと

2歳、小5、小6の三児の母で、正しい体の使い方のインストラクターをしています。 小さな命と向き合うママは不安や心配がたくさんですよね。少しでもママの不安や疲れに寄り添い、解消できるような記事を目指しています。

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