赤ちゃんの予防接種のスケジュールを確認しよう
赤ちゃんの成長と共に、予防接種を受ける時期がやってきます。
予防接種は種類が多く、どのようなスケジュールで打っていけば良いのか、不安を感じているママもいるのではないでしょうか。
また、もしも受ける時期を逃してしまったら…と心配に思っているかもしれませんね。
予防接種のスケジュールはどのように進めていけばいいのか、確認していきましょう。
赤ちゃんの予防接種はいつからスタートする?
生まれたばかりの赤ちゃんは、感染症に対する免疫力がついていません。
万が一、病原菌に感染すると、重症化してしまう恐れがあります。
従って、生後からなるべく早い段階でワクチン接種を行い、病気を防ぐために必要な免疫を安全につけていくといいでしょう。
赤ちゃんは、生後2ヶ月を迎える初日から、ワクチン接種を行うことが可能です。
2ヶ月目の誕生の日にちに合わせて、予防接種の予約をとっておくといいですね。
赤ちゃんが生まれたらなるべく早い段階で、予防接種を受けられる小児科や内科を探しておきましょう。
赤ちゃんの予防接種のスケジュール
赤ちゃんの予防接種のスケジュールは、以下の通りです。
※分かりやすいよう月齢別に記載していますが、前回の接種から数週が経過していれば、予防接種を受けることが可能です。
遅れないように、早めにスケジュールを組んでいくようにしましょう。
【生後2ヶ月~】
最初に接種してほしい予防接種です。
・B型肝炎…《1回目》2回目は27日(4週)以上空ける
・ロタウイルス…《1価もしくは5価、1回目》2回目は4週以上空ける
・Hib…《1回目》2回目は27日~56日(4週~8週)以上空ける
・肺炎球菌…《1回目》2回目は27日(4週)以上空ける
なお、これらのワクチンは同時接種が可能です。
赤ちゃんが生後2ヶ月になったら、早めに接種しましょう。
【生後3ヶ月~】
1回目の予防接種から27日(4週間)経ったら接種しましょう。
・四種混合…《1回目》2回目は20日~56日(3週~8週)空ける
・B型肝炎…《2回目》3回目は7ヶ月以降、139日(20週)以上空ける
・ロタウイルス…《1価もしくは5価、2回目》5価の場合、3回目は4週以上開け、生後32週目までに完了する
・Hib…《2回目》3回目は27日~56日(4週~8週)以上空ける
・肺炎球菌…《2回目》3回目は27日(4週)以上空ける
【生後4ヶ月~】
四種混合は接種期間が短いため、先に接種しても構いませんが、赤ちゃんを連れての通院も大変です。
他の予防接種と一緒に受けるのがおすすめです。
・四種混合…《2回目》3回目は20日~56日(3週~8週)空ける
・ロタウイルス…《5価、3回目》生後32週目までに完了する
・Hib…《3回目》4回目は12ヶ月以降、7~13ヶ月あける
・肺炎球菌…《3回目》4回目は12ヶ月以降、60日以上(2ヶ月)空ける
【生後5ヶ月~】
生後5ヶ月を打ち終えると、予防接種もしばらく間が空きます。
次の接種を忘れないようにしましょう。
・四種混合…《3回目》4回目は3回目接種後から概ね1年後に接種する
・BCG…《1回のみ》
【生後6ヶ月~】
季節性の予防接種を受けることができます。
・インフルエンザ…任意接種です
毎年10月~11月ごろを目途に、必要に応じて接種しましょう
・地域によっては日本脳炎の予防接種が開始になります
3歳以降に定期接種とされている地域でも、希望すれば公費で受けることができます。
【生後7ヶ月~】
打ち忘れしやすい時期です。
母子手帳を確認し、忘れずに接種しましょう。
・B型肝炎…《3回目》生後7~8ヶ月の間に接種する
【生後12ヶ月~】
新たに予防接種が増えます。
・Hib…《4回目》
・肺炎球菌…《4回目》~3回目接種から60日以上空けて、1歳3ヶ月頃までに接種する
・MR(麻しん風しん混合)…《1回目》~2歳までに接種する
2回目は就学前です
・水痘…《1回目》2回目は概ね6ヶ月後に接種する~12ヶ月空ける
・おたふく…任意接種です
【1歳6ヶ月~】
前回接種から半年が経過しています。
忘れずに接種しましょう。
・水痘…《2回目》~2歳までに接種する
・4種混合…《4回目》~3回目接種から概ね1年後に接種する
【3歳】
忘れがちな予防接種です。2回行うため、予約を忘れずとりましょう。
・日本脳炎…6~28日開けて2回接種する
3回目は4歳、4回目は9歳で接種する
赤ちゃんの予防接種がスケジュール通り受けられなかったら?
赤ちゃんは、風邪を引いている時は予防接種を受けることができません。
他にも、何らかの理由で予防接種のスケジュールがずれてしまうこともあるかもしれませんね。
予防接種が受けられなかった場合、なるべく早い段階で受けられるように予約をとりましょう。
スケジュールがずれても、忘れずに受けるようにしたいですね。
定期接種のものは、期限を超えてしまうと定期接種として受けることができなくなってしまいます。
もし、期限を過ぎて打ちたい場合は自費での接種になるため、注意しましょう。
まとめ
予防接種のスケジュールはしっかり確認して、接種を忘れないようにしたいものです。
しかし、数が多ぎるため、すべてを忘れずに接種するというのは、大変そうに感じるかもしれませんね。
スケジュール表をインターネットからダウンロードして活用したり、予防接種アプリを活用したりしながら、上手にスケジュールを組んでみてください。
もし不安でしたら、かかりつけ医に相談したり、健診で保健師に相談したりすることもできますよ。
赤ちゃんの健康を守るためにも、予防接種はしっかり受けるようにしましょう。