夜泣きの際には起こしてみるのもあり?
夜泣きは、子育て中のママの代表的な悩みのひとつです。
夜に一度泣き出すとなにをしても泣き止まないこともあり、お世話をするママやパパは、心身ともに疲れてしまいますよね。
少しでも夜泣きを減らそうと、インターネットで調べたり先輩ママに聞いたりして、試行錯誤をしているママもいるでしょう。
夜泣き対策のひとつとして「一旦起こしてみる」という方法を聞いたことがある方もいるかもしれません。
夜泣きをしている赤ちゃんを、明るい部屋に連れて行くなどして一旦きちんと起こす、というこの方法。
「本当に効果があるの?」と、気になっているママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は「夜泣きの際に起こしてみる」という対策について考えてみます。
起こすのはありなのか、効果があるのか、またデメリットについてもご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。
夜泣きの際に一旦起こすのは効果があるの?
結論からお伝えすると、夜泣きをしている赤ちゃんを起こすのは、おすすめできません。
一度起こしてしまうと、寝なくなることも多いからです。
夜泣きに「これをすれば必ず効果がある」というものはなく、どのような方法で泣き止むかは赤ちゃんによってそれぞれ。
一旦起こすという方法についても、赤ちゃんやママによっては合わない可能性もあります。
夜泣きに苦労しているところに、起こしてしまったことで赤ちゃんが寝なくなってしまうと、ママは余計にストレスを感じてしまいますよね。
また夜泣きをしている赤ちゃんを起こす場合、寝なくなってしまう以外にも、いくつかのデメリットがあるようです。
夜泣きで一旦起こすという対処法のデメリット
夜泣きの際に赤ちゃんを起こすと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
【デメリット① また寝かしつけるのに時間がかかる】
明るい部屋に連れて行ったことで、落ち着いて泣き止んだけれど覚醒してしまい、また寝かしつけるのに時間がかかる可能性があります。
なかなか寝ない赤ちゃんを寝かしつけるのは、お互いにストレスを感じるもの。
夜泣きの時期には割り切って、無理に寝かしつけず再び眠くなるまで付き合う、という心構えも必要かもしれませんね。
【デメリット② 生活リズムが乱れる可能性がある】
夜泣きをしている際に起こすと、睡眠時間が足りずに赤ちゃんも朝起きにくくなります。
また時間帯によっては、起きて泣き止んだものの、朝まで寝ないこともあるでしょう。
朝起きるのが遅すぎたり早すぎたりすると、生活リズムが乱れてしまうのもデメリットのひとつです。
朝は必ず同じ時間に起こし、早く起きた時はお昼寝の時間で調整するなど、工夫すると良いかもしれません。
【デメリット③ 睡眠不足になる】
一旦起こして覚醒すると再び寝るのに時間がかかるため、場合によっては赤ちゃん同様、ママも睡眠不足になってしまいます。
家事は後回しにし、赤ちゃんのお昼寝の時に一緒に寝てしまいましょう。
ほかの夜泣き対策同様、交代で対応するなどパパにも協力をお願いし、乗り切りたいですね。
また、夜泣きをしている赤ちゃんがグズグズと泣き続けているのは、寝ぼけているということもあるようです。
寝ぼけた状態だと、明るい部屋に連れて行っても、水分を取らせようとしても、何をしても起きないことも多々あります。
そのため明るい部屋でも赤ちゃんが泣き続ける、ということも起こりうり、あまり効果を感じられなかったママも。
夜泣き対策のひとつとして試してみたい場合は、デメリットをきちんと理解したうえで、チャレンジしてみましょう。
部屋を変えてみるというのはあり
夜泣きの際に起こしてみるという対策には、いくつかのデメリットがありました。
しかし、夜泣きした際に抱っこして「部屋を変えてみる」という点に関しては、メリットがあることも。
夜泣きの原因は、まだはっきりとは分かっていませんが、寝ている部屋の環境が一因となっていることもあるようです。
そのため違う部屋に行って環境が変われば、落ち着いて泣き止むこともあるかもしれません。
・暑いor寒い
・蒸し蒸ししている
・乾燥している
・明るすぎる
など、赤ちゃんが不快に感じる環境はさまざま。
夜泣きをして、なにをしても泣き止まなければ、部屋を変えてみると良いでしょう。
今まで苦戦していたのに、スッと落ち着いてくれる可能性もありますよ。
まとめ
夜泣きをしている赤ちゃんは、ママの抱っこでもおっぱいでも、なにをしても泣き止まないことがあります。
そんな中、一旦起こしてみるという夜泣き対策が、気になっているママもいるでしょう。
しかし一度起こすと覚醒してしまい、寝なくなってしまう可能性があることから、あまりおすすめできません。
また生活リズムが乱れたり、睡眠不足になってしまうことも考えられます。
起こすのではなく、違う部屋に連れて行ってあげるのは、場合によっては効果が期待できます。
泣き止まずに困ったときは、抱っこをして違う部屋に連れて行ってあげましょう。
環境が変われば落ち着き、泣き止んで寝やすくなるかもしれませんよ。
夜泣きは対応するママやパパの負担が大きく、悩みのタネになりがちです。
さまざまな方法を試しながら、家族みんなで協力して、乗り越えたいですね。