「子育てを楽しむ」ってどういうこと?
子育て期間というのは、子どもを産み、子どもが親元から離れて自立するまでの短いようで長い期間のことです。
自分ではない、他の人間を育てることは、そう簡単なことではありません。
毎日忙しく、壁にぶつかっては悩み、どうすればいいのか悩む人も多いでしょう。
しかし、こんな子育て期間には多くの喜び、幸せもあります。
子どもが存在してくれること、成長してくれることなど、子育て期間でなければ得られない感情も多く得られる期間です。
そんな子育て期間をできるだけ楽しむには、どのようにすればいいのでしょうか。
今回は子育てを楽しむコツ、楽しむための考え方のヒントをご紹介していきます。
子育てを楽しむコツとは?
子育ては楽しい時もあれば、大変な時もあると思います。
もちろん大変さをゼロにすることは難しいですが、そんな中、子育てをより楽しむコツを考えてみましょう。
【コツ①子どもとの時間を「今しかない」と大切に考える】
子育て中は子どもと過ごす時間が日常になり、時には1人になりたい、少し子どもから離れたいと思うこともあるでしょう。
しかし、人生において子ども1人と過ごす時間というのは、実はとても短いもの。
赤ちゃんの頃はずっとべったりだったものの、成長していくごとに家に居る時間が少なくなり、一緒に過ごせる時間は短くなっていきます。
とあるテレビ番組の統計では、ママが子どもと過ごす時間は約7年半、パパは約3年4ヶ月というデータが出て、話題になりました。
人生100年時代の今、そのうちの数パーセントしか、子育ての時間がないと考えると、この時間がとても貴重なものだと感じてきませんか?
子どもと過ごす時間、毎日、毎時間、どこかに出かけて、子どもと記憶に残ることをしなければいけないと考えると大変ですが、「一緒にご飯を食べる」「会話をする」など、何気ない日常を一緒に過ごし、子どもの成長を見守ることを意識してみましょう。
何気ない変化や成長に気づいたり、今日は特別な何かはあったわけじゃないけれど楽しかったなと感じたりすることに繋がるかもしれません。
【コツ②自分自身を大切にする】
子育てには体力と精神力を消耗しますよね。
そんな子育てを楽しむためには、自分自身を大切にすることも大切です。
子育てに集中するあまり、自分を犠牲にするような考え方はできるだけしないようにしましょう。
「子どもがいるから無理」
「子育て中だから諦めるしかない」
もちろん、物理的に難しいことがあるかもしれませんが、子どもがいることを理由にマイナスなことばかりを考えていると、ストレスが溜まる原因となり、楽しいことも楽しめないことがあります。
子どもがいてもできる趣味や、周りの協力を得ながらならできることを探し、自分自身を後回しにしすぎず労わっていきましょう。
【コツ③周りのアドバイスやサポートを受け入れる】
子育ては一人で全てをこなす必要はありません。
家族や友人、地域のコミュニティからのアドバイスやサポートを受け入れることも、子育てを楽しむために大切なことです。
特に初めての子育てでは、分からないことも多いですが、それにひとつひとつ悩んで立ち止まっているよりは、先輩ママが経験したことをとにかく「やってみる」とスムーズに子育てができるかもしれません。
また、誰かに預けたり、サポートしてもらったりし、自分の時間を作るのもいいでしょう。
誰かに頼るということは、恥ずかしいことではありません。
効率よく楽しく子育てをしていくには、うまく人を頼れるようになることも大切です。
もちろん感謝の気持ちを忘れずに、お互いに気持ちよく頼れる関係を築けるといいですね。
【コツ④何事も柔軟に考えてみる】
子育てにおいては、計画通りにいかないことが多々あります。
そのため、柔軟な考え方を持つことがストレスを軽減し、状況に応じた対応ができるようになります。
一番大切なのが、自分の子育てに、自分で完璧を求めないこと。
理想像を持つこともいいですが、あまりにそれに執着していると、そこから反れたとき、失敗したときにストレスを抱えやすくなります。
子育てでは、誰しも思った通りにはいかないですし、時には思いがけず失敗するものです。
思った通りにいかなくても子どもは自分ではない人間なので仕方がありません。
そして、失敗はダメなことではなく、学びと成長の機会と捉えてみましょう。
全てを完璧にしなければいけないと考えず、少しずつ子どもと一緒に成長していく、そんなママやパパを目指してみましょう。
まとめ
子育てを楽しむためには、子どもとの時間を大切にし、自分自身を大切にすることが基本です。
また、周囲のサポートを受け入れ、柔軟な考え方を持つことが重要です。
子育ては決して一人で完璧にこなす必要はありません。
自分を労わり、周囲の助けを借りながら、日々の小さな喜びを大切にすることで、子育ての時間はかけがえのないものとなるでしょう。