腫れがあるとき

赤ちゃんの体に腫れがあるとき

赤ちゃんの顔や体に腫れた部分を見つけたら、次のような様子を観察しましょう。

 

・痛がっている

・かゆがっている

・いつもより機嫌が悪い

・腫れの大きさ(時間が経つごとに大きくなっていないか)

 

 

赤ちゃんの様子を観察するとともに、腫れの部分を写真等で撮っておくと腫れの大きさの変化などが分かりやすく、受診した際の診察もスムーズです。

 

腫れへの応急処置方法

【腫れへの基本の対処は冷やすこと】

赤ちゃんの顔や体が腫れている時の基本の対処法は、その箇所を冷やすことです。

冷たいタオルを当てたり、保冷剤などをタオルなどに包んで、腫れた部分に当ててあげましょう。

腫れた部分の赤みがひいてきたり、かゆみや痛みがある場合も冷やすと緩和されたりします。

 

冷やして腫れが治まるようなら、すぐに受診せず様子を見てもいいでしょう。

 

逆に腫れた部分を温めるのはNG。血流が良くなり、さらに腫れてしまうことがあります。

 

 

【腫れがあるときは安静に】

その他、腫れがある部分を赤ちゃんが触らないように気をそらせながら、できれば安静にさせておきましょう

動き回って体温が上がり、血流が良くなると、腫れが大きくなることがあるからです。

 

腫れの原因別の対処方法

【虫刺されが原因の腫れ】

赤ちゃんは大人よりも体温が高いため、虫に刺されやすい傾向があります。

虫に刺された経験が今まで少なく、過剰に腫れてしまうことも。

 

刺された箇所は水できれいに洗い流した後、冷やします。かゆがるようなら、抗ヒスタミン剤が含まれたものなど、赤ちゃんから使える市販薬を使用してもかまいません。

刺された部分が熱を持ち腫れが広がる、腫れをひどく痛がる・かゆがる、数日経っても腫れが治まらない、水ぶくれができているというときには病院を受診しましょう。

 

 

【予防接種を受けた箇所の腫れ】

予防接種を受けてから数分後~数日後の間に、接種した箇所が腫れてきたら、予防接種の副反応の可能性があります。

しかし、予防接種後の腫れは基本的に心配いらないことがほとんどで、数日経つとひいていきます。しこりのように固くなることもありますが、揉むなどの対処も必要ありません。

かゆみがある場合は、他の腫れと同じように冷やすと、症状が緩和されます。

 

 

ただし、腕全体が大きく腫れる、数日経っても腫れがひかない場合は、予防接種を受けた病院を受診するといいでしょう。

 

【打撲などが原因による腫れ】

頭や顔、体をどこかにぶつける、または転倒などにより打撲をした場合には、その箇所が腫れます。

まずは腫れた箇所をしっかりと冷やし、次のような様子が見られないか観察しましょう

 

 

≪救急車を呼ぶ必要がある場合≫

・意識が朦朧としている

・呼吸困難になっている

・3回以上嘔吐している

・けいれんしている

・出血もあり、血が止まらない

 

 

≪すぐに病院を受診した方がいい場合≫

・顔色が悪い

・全く泣き止まない

・出血が多かった

・腫れがだんだんひどくなる

 

 

≪家で様子を見ても良い場合≫

すぐ泣き止み、元気があるのであれば、打った場所を冷やして様子を見てもOK。

当日はシャワーのみし、翌日まだ大きく腫れていて心配であれば、病院を受診しましょう。

 

 

【病気が原因の腫れ】

病気が原因で腫れる場合もあります。赤ちゃんがかかりやすい病気の中で、症状として貼れやすい病気は次のものです。

 

≪川崎病≫

1歳前後の赤ちゃんがかかりやすい原因不明の病気で、高熱が続き、首のリンパ節や手足が腫れることがあります。

小児科を受診しましょう。入院治療となる場合が多いです。

 

 

【細菌感染などによる目の腫れ】

目に細菌やウィルスが入り込んだり、ものもらいといってまぶたが細菌などに感染したりすると、目が腫れることがあります。

どちらも目を赤ちゃんが触らないように気を付けていると、自然に治りますが、なかなか良くならない場合は小児科や眼科を受診するといいでしょう。

 

 

【アレルギーなどによる蕁麻疹のような腫れ】

赤い発疹がくっついたような、ぼこぼこした形の腫れは蕁麻疹かもしれません。蕁麻疹の原因は食べ物のアレルギーや環境などさまざま。赤ちゃんの体は未発達のため、ちょっとした刺激で蕁麻疹が出やすいです。

冷やしても腫れが治まらない、蕁麻疹が繰り返し出る場合は小児科を受診しましょう

 

 

【原因不明の腫れ】

原因がよく分からないけれど腫れている場合、赤ちゃんの様子がいつもと変わらないのであれば、しばらく様子を見てもかまいません。

ひどくかゆがる、痛がる、または数日経っても腫れが治まらない場合は受診を考えるとよいでしょう。

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