赤ちゃんの夜泣きはお風呂が原因?
「赤ちゃんが夜泣きをして何度も起こされる…」
「赤ちゃんの夜泣きで寝不足になってつらい…」
このようなお悩みを抱えているママは、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
夜泣きは生後6ヵ月~1歳半まで続くと言われ、原因はいまだに解明されていません。
おむつ交換や授乳など色々なことを試しても泣き止まずに困っているという場合は、もしかしたらその日に入ったお風呂の入り方が関係しているかもしれません。
一見、無関係のように思えるお風呂と夜泣き。
なぜお風呂と夜泣きが関係しているのでしょうか?
お風呂の入り方の見直しが良い理由を、詳しくお話していきます。
夜泣き改善にお風呂の見直しが良い理由
夜泣き改善に、赤ちゃんのお風呂の入り方を見直した方が良い理由は下記の2つです。
【①同じ時間にお風呂を入れることで生活リズムを整えるため】
赤ちゃんは体内時計が未発達なので、大人が生活リズムを整えてあげる必要があります。
大人の都合に合わせて、お風呂やご飯の時間を大きく変えてしまうと、赤ちゃんの体内時計は整いません。
そのため、本来寝ているはずの時間に夜泣きをしてしまうということがあるのです。
毎日同じ時間にお風呂に入れて、そのあと眠るというルーティンを行うことで、赤ちゃんの生活リズムが一定になります。
その結果、夜泣きが改善されて、ゆっくり寝てくれようになることもあるので、一度お風呂の時間を見直してみましょう。
【②気持ちの良いお風呂で質の良い睡眠を促すため】
赤ちゃんの寝つきの悪さの原因の1つに、お風呂が関係している場合があります。
長湯になってしまったり、熱すぎる湯船に入れてしまうことでのぼせてしまうと、夜眠りにくくなるのです。
その結果、夜泣きを引き起こしてしまうことも。
それを防ぐためには、気持ちの良いお風呂に入れてあげて、質の良い睡眠を促してあげましょう。
人間の体は、お風呂に入って体の芯まで温まってから、体温が下がることで眠気が誘発されます。
眠気が出てくるタイミングで布団に入れてあげることでスムーズに寝つけ、それが質の良い睡眠に繋がります。
お風呂を入れる際は、湯温にも気を付けてあげてくださいね。
赤ちゃんの夜泣きを減らすお風呂の入り方
では、どのようなお風呂にすれば夜泣きを減らせるのでしょうか。具体的な方法を以下でご紹介します。
【寝る1時間前までにお風呂に入る】
赤ちゃんのお風呂は、寝る時間の1時間前までに済ませましょう。体温が下がることで眠気が出てくるので、そのタイミングで布団に寝かせてあげるのが重要です。
体温が下がってくるタイミングというのが、お風呂から上がって45分から1時間程度。
それまでに済ませておくと良いでしょう。
また、赤ちゃんの理想の眠りに入る時間は夜8時ごろと言われていますので、夜7時までにお風呂が終わるようにするのがおすすめです。
【大人の都合でお風呂の時間を変えない】
赤ちゃんの生活リズムを整えてあげるには、毎日同じ時間にお風呂に入って、布団に入るというルーティンが大切です。
ご家庭によってお風呂当番がパパだというところもあるかと思いますが、パパの仕事の都合に合わせてお風呂の時間がバラバラにならないようにしましょう。
パパの帰りが遅くなる時にはママが入れるようにし、状況に合わせて、お風呂の時間がずれないように工夫しましょう。
【長湯は禁物】
赤ちゃんのお風呂は、長湯になってはいけません。
特に冬は寒いため、湯冷めしてしまうのが心配で、しっかり温めようと長湯してしまう方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、赤ちゃんの体は小さく、大人よりも早く体温が上がります。長湯のせいでのぼせてしまうと、寝つきが悪くなってしまうこともあります。
湯船につかる時間は5分程度にとどめ、体を洗うなどを含め入浴時間は10分~20分ほどで切り上げるようにしましょう。
【湯船の温度は熱くしすぎない】
お風呂の温度にも注意が必要です。熱すぎるとのぼせてしまって、眠れなくなってしまうかもしれません。
お風呂の温度は、夏場は38℃程度、冬場は38℃~39℃程度が最適です。
大人にとっては、「ちょっとぬるいかな?」と思える温度ですが、赤ちゃんにとってはこれが快適な温度なのです。
湯温計などを使って、心地よい温度に設定してあげるようにしましょう。
お風呂を有効活用して夜泣き対策
赤ちゃんの夜泣きとお風呂の関係や、お風呂の入り方についてお話ししました。
今回ご紹介したように、お風呂と睡眠には深い関わりがあるので、お風呂の入り方を工夫すると夜泣きが減らせるかもしれませんね。
夜泣きに困っているママに知って欲しいのは、夜泣きには必ず終わりが来るということ。
夜泣きが続くと、体力的にも精神的にもつらくなってしまうもの。
つらいときにはパパや周りの人を頼りながら、1人で抱え込まないようにしましょう。
まずは、お風呂の入り方を見直して、赤ちゃんが心地よく眠れるように工夫してあげてくださいね。