赤ちゃんの夜泣きとアロマ
赤ちゃんの夜泣きに悩むママは多いのではないでしょうか。
夜泣きが続くとママは寝不足になってしまい、ストレスも溜まりますよね。
近年、夜泣き対策の1つとして注目されている「アロマ」。
アロマとは、植物や果実から採取した精油の芳香を用いて、ストレス緩和やリラックス効果を得る自然療法です。
はっきりとした原因が解明されていない夜泣きですが、何をしても泣き止まない場合は「不安」や「興奮」が一因となっている可能性もあります。
アロマの香りで不安を和らげ、気持ちを落ち着かせれば、すんなりと泣き止んで寝入ってくれるかもしれません。
そこで今回は、赤ちゃんの夜泣きとアロマについてご紹介します。
夜泣きにおすすめのアロマや、使い方についても触れるので、是非参考にしてください。
赤ちゃんにアロマは使えるの?
アロマはいつから使えるのか、明確な決まりはありません。
しかし芳香成分が凝縮されたアロマは、効果も強力です。
体の各器官が未発達な赤ちゃんには負担がかかるため「1歳未満は原則使用禁止」と記述のあるものや、禁忌となっている種類も。
そのため、赤ちゃんが使えるアロマは限られています。
また3歳未満は直接の肌への使用は避け、芳香浴のみが推奨されているなど、赤ちゃんや子どもへの使用は十分注意が必要です。
夜泣き対策にアロマを使う場合は、赤ちゃんも使用可能か必ず確認し、使用方法や濃度を必ず守りましょう。
夜泣きにおすすめのアロマ4選
夜泣きにおすすめのアロマをいくつかご紹介します。
どれも香りに敏感な赤ちゃんにも使用可能な、刺激の少ない穏やかな香りなので、安心して使えますよ。
【ラベンダー】
優しい香りのラベンダーは赤ちゃんも使いやすく、もっともよく使われる香りです。
安眠効果が期待できる香りとして有名なので、知っているママもいるかもしれませんね。
リラックス効果が高く、泣いている赤ちゃんも落ち着いて寝てくれるでしょう。
【カモミール】
りんごのような、柔らかく優しい香りのカモミールには、鎮静作用があります。
ストレスや不安、緊張などを和らげ気持ちを落ち着かせることで、赤ちゃんの眠りをサポート。
寝つきの悪さや夜泣きに効果を発揮します。
【ティーツリー】
オーストラリアの先住民であるアボリジニが、傷や感染症を治す万能薬として使っていたティーツリー。
スッキリとした、ハーブ系の清潔感のある香りが特徴です。
抗菌効果があり、呼吸器系の不調や風邪に効果的。
咳や鼻づまりなどで苦しく、グズグズと眠れない場合に最適です。
【ベルガモット】
ベルガモットは柑橘系の果物で、情緒が不安定な時に効果があります。
怒りやストレスを和らげ、気持ちを落ち着かせてくれるため、夜泣きの予防にも良いでしょう。
クセがないので、ほかの精油とのブレンド用としても使われています。
夜泣き対策でのアロマの使い方
前述のように、3歳までの子どもにアロマを使う場合は、原則として室内での芳香のみです。
夜泣き対策でのアロマのおすすめの使い方を、いくつかご紹介します。
・就寝前にディフューザーやアロマポットなど、専用の器具に1滴たらす
・ガーゼやティッシュにたらし、部屋に置いておく
・毛布や枕、シーツ、タオルといった寝具にたらす
・一緒に眠るママのパジャマにたらす
就寝前に、ディフューザーやアロマポットで部屋に香りを拡散させておけば、赤ちゃんの安眠をサポートするリラックス空間が作れます。
また専用の器具がなくても、手軽に試せるのがアロマの良いところ。
ガーゼやティッシュ、寝具に1滴たらして置いておくだけで、穏やかに香ります。
ママのパジャマにたらせば、夜泣きをする赤ちゃんを抱っこした時、安心してぐっすり寝てくれるかもしれません。
夜泣き対策にアロマを使う時の注意点
アロマの持つ作用は、とてもパワフル。
赤ちゃんの夜泣き対策にアロマを使う際は、注意点を確認して安全に使用しましょう。
【使用方法・使用量・使用時間を必ず守る】
アロマは使い方を誤ると、赤ちゃんの心身に負担をかけてしまいます。
ママにとってはちょうど良い香りでも、赤ちゃんにはきつすぎる場合も。
使用量は、通常の半分以下に抑えましょう。
様子を見ながら低濃度から始め、不安がある場合は使用を中止するのがおすすめです。
【赤ちゃんの手の届かない所に置く】
アロマは赤ちゃんがなめたり誤飲したり、瓶・機器を破損したりする危険があります。
必ず赤ちゃんの手の届かない場所に置き、目を離さないようにしてくださいね。
【月齢の低い赤ちゃんへの使用は特に慎重に】
生後間もない赤ちゃんは目が見えにくく、母乳の匂いを嗅ぎ分けて飲んでいます。
アロマを使うと匂いが分からなくなり、不安を感じることも。
そのため月齢の低い赤ちゃんへの使用は、特に注意しましょう。
まとめ
赤ちゃんの夜泣き対策として注目されるアロマ。
不安や興奮を鎮めて気持ちを落ち着かせることで、夜泣きの軽減や予防効果が期待できます。
アロマの優しい香りは、赤ちゃんだけでなくママへのリラックス効果も抜群。
夜泣きに効果があるだけでなく、ママも香りを楽しみながらストレス解消ができ、一石二鳥です。
使う際は使用方法を守り、赤ちゃんの安全に配慮することを忘れないでくださいね。
アロマの力を借りて、穏やかな気持ちで夜泣きを乗り越えましょう。