新生児の生活リズム
新生児期(0~1ヶ月)の赤ちゃんは、まだお母さんのお腹にいた頃と同じ感覚で生活しています。昼夜の区別はなく、眠ったり起きたりを繰り返し、泣いたり、おっぱいを欲しがったりします。
それが、2~3ヶ月経つと、だんだん昼夜の区別が付き、朝起きて夜はまとまって寝てくれるようになります。
しかし、赤ちゃんが成長と共に自然と生活リズムを身につけていくわけではありません。きちんとした生活リズムがつくように、ママやパパが導いてあげることが必要です。 夜型の家庭で過ごしていると、赤ちゃんも夜型になってしまいます。
夜泣きで睡眠不足になり、大変な時期ですが、ママやパパが早寝早起きを心がけ、赤ちゃんに正しい生活リズムを教えてあげるようにしましょう。パパが夜遅く帰宅するときは、静かに帰ってくるようにしましょう。
赤ちゃんの体内時計の整え方
人間の体内時計は25時間周期になっています。大人であれば、ある程度自分の意志で修正することが可能ですが、赤ちゃんは自分でコントロールすることができません。
まだ体内時計が整っていない赤ちゃんにとっては、たった1時間のズレでも大きく狂ってしまうことがあります。 まずは、毎朝同じ時刻に起こしてあげるようにしましょう。
毎朝一定の時間に起こしてあげることで、体内時計が一度リセットされ、そこからまた1日が始まり、1日のスケジュールも定まってきて体内時計が整っていきます。
夜寝る時間は、夜8時~9時半までが理想です。脳や体の成長を促す成長ホルモンは、夜9時~12時の間の睡眠時に最も多く分泌されます。 成長ホルモンは眠りについてから1~2時間後から分泌されるので、夜8時頃に眠りにつくと十分に分泌されることになります。
ママやパパも仕事や家事で忙しいとは思いますが、多少前後してでも、毎日同じ時間に起床・就寝を繰り返していくようにしましょう。
理想は朝6時~7時起床、夜は8時~9時就寝がベストです。 この生活リズムが大幅にズレないように、赤ちゃんを導いてあげるようにしましょう。
赤ちゃんのお昼寝
赤ちゃんにとっては、お昼寝も大切な時間です。 新生児期の赤ちゃんの場合、1日の大半を寝て過ごすことになりますが、生後5~6ヶ月くらいになると午前と午後に1回ずつお昼寝するようになります。
お昼寝をする時間も、生活リズムを整える上で非常に重要です。 特に午後のお昼寝は、夕方にかかってしまうと、夜の寝つきが悪くなってしまいます。遅くとも3時頃までには起こすようにしましょう。
月齢によっても異なりますが、起きている時間はなるべくお散歩に出かけたり、体を動かす運動をしたりすると、疲れて夜もぐっすり寝てくれるようになります。