赤ちゃんの夜泣きは寝言が原因かも?

赤ちゃんの夜泣きは寝言が原因かも?

赤ちゃんの夜泣きと寝言泣きの違い

赤ちゃんとの生活が始まり、夜泣きに悩まされるママやパパも多いのではないでしょうか。
特に生後半年くらいまでの赤ちゃんは、体内時計がまだ整っていないため昼夜の区別がつかず、夜中でも目を覚まして泣いてしまうことがあります。

 

では、夜中に赤ちゃんが泣き出したらどうしますか?
たいていのママやパパは、おむつを替えたり、授乳したり、「どうしたの?」と抱っこしてあやしたり、あれこれとお世話してまた寝かしつけようとすると思います。
しかし、その夜泣きがもし「寝言泣き」だったとしたら、それらはすべて逆効果になってしまうと言うのです
そこで今回は、赤ちゃんの「寝言泣き」について詳しくご紹介します。

 

まずは、夜泣きと寝言泣きの違いを見ていきましょう。

 

【夜泣きとは】
夜泣きは、赤ちゃんが起きている状態で「おむつが濡れて気持ち悪いよ」「お腹が空いたよ」「暑いよ」など、不快な状況を伝えるために泣いて表現しているのです。
おむつを替えたり授乳したり、状況を改善して要求を満たしてあげると泣き止んでくれます

 

【寝言泣きとは】
寝言泣きは、泣いているけれども赤ちゃんは起きていない状態で、文字通り寝言を言っている状態です。
大人の寝言も、むにゃむにゃとはっきり意味の通じない言葉になっている場合がありますよね。
同じように、言葉を発することができない赤ちゃんの場合は、寝言が泣き声になるというわけです。
泣いているけれども寝ている、つまり、寝ぼけている状態なので、あやしたり授乳したりすることで逆に赤ちゃんを起こしてしまう恐れがあります

寝言泣きはどんな時に起こる?

大人の寝言と同じく、赤ちゃんも寝言泣きする時には夢を見ているのだと考えられています。
ただし、寝言泣きをしているからと言って必ずしも夢を見ているとは限りません。大人と同じくストレスを感じたり興奮しやすい夢を見た時に寝言を言う、つまり寝言泣きをする傾向があるようです。

 

赤ちゃんも日中いろいろなものを見たり経験して、怖いと感じたり不安になった気持ちが夢に現れるのでしょう。大きい音や犬の鳴き声などに驚いたりした記憶も夢に結び付くことがあるようです。
他にも、楽しい・嬉しいという感情から見る夢でも寝言泣きをします。このように、赤ちゃんにとって刺激が強いことがあった場合に、興奮して寝言泣きします
生後半年を過ぎて昼間も笑顔を見せてくれるようになると、楽しい夢を見たら手足をばたつかせたり声を出して笑うようになる赤ちゃんもいるようです。

寝言泣きの見分け方

寝言泣きは赤ちゃんが寝ぼけて寝言を言っている状態ですので、すぐに抱っこしたりおむつ替えしたりすると本当に目を覚ましてしまいます。
せっかく寝ていた赤ちゃんを起こせば、当然不機嫌になってさらに泣き出してしまい、再び寝かしつけるのに時間がかかってしまうでしょう。
では、夜泣きなのか、寝言泣きなのか、どのようにして判断すれば良いのでしょうか。

 

まず、赤ちゃんが泣きだした時間を観察してみましょう
人間は眠っている間、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返します。
ノンレム睡眠の間は眠りが深く、ぐっすり眠っている状態ですが、レム睡眠の間は眠りが浅く、寝返りをうったり寝言を言ったりします。

 

大人の場合は1時間半くらいのサイクルでレム睡眠ノンレム睡眠を繰り返しますが、赤ちゃんの場合は少し短く、40~60分くらいのサイクルで繰り返します
つまり、眠ってから40~60分ごとに泣き出したのなら、レム睡眠時の寝言、つまり寝言泣きの可能性が高いということになります

 

しばらく様子を見て、自然と泣き止むようであれば寝言泣きと判断して良いと思います

寝言泣きの対処法

夜間に赤ちゃんが泣くと近所迷惑かもしれないと心配してしまいますよね。早く泣き止ませなければと焦ってしまうでしょう。
しかし、寝言泣きの場合は、泣いたからと言ってすぐに抱っこしたり明かりをつけたりすると、完全に赤ちゃんを起こしてしまいます。

 

まずは、赤ちゃんが泣いてもそのままの状態で30秒~1分ほど様子を見ましょう
寝言泣きであれば、だんだんと泣き声が小さくゆっくりになり、何もなかったかのように自分でまた静かな眠りに戻っていきます。
寝言泣きの場合は、赤ちゃんの様子を見守ることが1番の対処法です

 

もし、再び眠りにつく気配がなくずっと泣き続けるようであれば、夜泣きなんだと判断し、適切な対処をしてあげてください。

まとめ

夜中に泣いている赤ちゃんに対してしばらく何もせず様子を見ているだけというのは、ママにとって少し胸が痛むことかもしれませんね。そばで寝ているパパから「早く泣き止ませて」と小言を言われることもあるかもしれません。

 

しかし、泣いたらすぐあやすというのは眠っている赤ちゃんを起こしてしまうこともあるということを覚えておきましょう。
赤ちゃんの成長にとって欠かせない睡眠をより良いものにするために、赤ちゃんが夜泣きをしたらすぐに起こすのではなく、夜泣きかな?寝言泣きかな?と様子を見る習慣を付けるといいと思いますよ。

この記事を書いたライター

北村 美涼
北村 美涼

関西在住、1男1女を持つワーキングママです。 産休、育休、フレックス、時短、在宅、テレワーク、といろいろな勤務体系経験済み! ハワイとたこ焼きと太陽の塔が大好き!どれも私のパワーのみなもとです。

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