子育ては上手に手を抜いて乗り切ろう
子育ては、子どもが事故に遭わないか、病気をしないかなど様々なことに神経を尖らせながらの毎日ですよね。
しかも、子どもが小さいうちはちょっとした体調の変化や体の発達度合いが気になり、不安になってしまうもの。
四六時中目が離せなくて心も体も休まる暇がないと嘆くママは多いでしょう。
ときにはママの方が心身ともに疲れてしまい、体調を崩してしまうことも。
そうならないために重要なことは、適度に手を抜いて子育てをすることです。
子育てというのは明確な終わりがありませんから、毎日全身全霊で取り組んでいては、疲れてしまうのは当然です。
手を抜けるところは抜いて、「いい塩梅」で子どもと向き合い、ママの心と体の健康を保つように努めましょう。
今回はそんな「子育ての手抜き」についておすすめの方法をご紹介します。
①離乳食はベビーフードを活用しよう
赤ちゃんのお世話で最も大変なのが「離乳食」。
少しの量しか食べないのに、それを毎日毎回手作りするのは大変ですよね。
しかも、離乳食の進み具合によって使える食材や食べられる固さも異なりますから、慣れないうちは悩んでしまうことでしょう。
そんなときは市販のベビーフードを活用してはいかがでしょうか。
そもそも離乳食というのは、絶対手作りしなければならないものではありません。
もちろん、経済的な面から見て手作りした方が良い場合もありますが、子育ての負担になっているのであればベビーフードを活用しても構わないのです。
たとえばお粥だけ、まとめて製氷皿に作って冷凍しておき、使う分だけ毎回解凍して食べさせ、その他のおかずはベビーフードを食べさせる…というのでもいいでしょう。
ベビーフードであれば、離乳食の進度別に選ぶことができるので、「どんな離乳食を作ればいいの?」という悩みも解消されます。
離乳食のレパートリーに悩むママにとっても、メニューの参考に取り入れてみるというのもおすすめです。
②育児日記はやめてもOK
育児日記とは、授乳量やおしっこ・うんちの回数、離乳食の内容などを書き留めておくものですが、これもママにとって大きな負担であるのなら、やめてしまっても問題ありません。
赤ちゃんが順調に育ち、哺乳量や排泄の回数などに異常がなければ、細かく書き留めておかなくてもいいでしょう。
ただし、慣れないうちは赤ちゃんの日々の成長や体調の変化が不安ですよね。
そんなときは、気になったことを気になったときにだけ書き留めておくような「ひと言日記」のようなものを書き、ほんの2~3行だけで済ませるようにするといいでしょう。
ほかにも、「書く」ということが億劫になっているのであればスマートフォンのアプリを活用し、必要なことだけをメモしておくのもおすすめです。
育児日記は、わが子の成長の記録として残せるメリットがありますが、その一方でママの負担になってしまうこともあるので、書く必要がなければ書かなくても構いません。
記録として多少残しておきたいのであれば、毎日書かなくてもOK、細かく書かなくてもOKなど自分なりのやり方で無理なく続けていきましょう。
③完全母乳でなくてもOK
ひと昔前までは完全母乳育児を推奨していた時代もあるようですが、現在は働くママも多いことから必ずしも完全母乳育児でなくても構わないとされています。
母乳ベースにしつつもミルクを取り入れることで、夜間授乳の負担を減らす、赤ちゃんをママ以外の人に預けることができるというメリットもあるからです。
完全母乳育児でないとママとして失格なんじゃないか…なんて考えるママもいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
ミルクで育てても赤ちゃんは立派に成長しますし、授乳時に赤ちゃんを見て、声かけをすればママの愛情は十分伝わります。
完全母乳にこだわらず、ママの負担が軽くなる方法を考えてみましょう。
④赤ちゃんが泣いても焦らなくてOK
赤ちゃんが生まれたばかりの頃と言うのは、慣れない泣き声に敏感ですよね。
ベビーベッドに寝かせているときに泣いて起きてしまった赤ちゃんを、慌てて抱っこしてあやす…というママも多いのではないでしょうか。
そんな赤ちゃんの泣き声も、焦らなくて大丈夫。
何を差し置いても走って駆けつけ、「お世話をしなくては!」「泣き止ませなければ!」とプレッシャーに感じることはありません。
日中で赤ちゃんの安全が確保されている状態であれば、多少の時間なら問題ないので赤ちゃんに待っていてもらいましょう。
赤ちゃんが泣いたら「今行くからね~」「少し待っててね~」と声を掛けつつ、慌てずに赤ちゃんのもとへ行き、優しく抱っこしてあげてくださいね。
赤ちゃんが大きな声で泣けるのも1つの成長です。焦らず心の余裕を持つことも大切かもしれません。
まとめ
子育ての「手を抜く」と聞くと、サボっているとか愛情がないとか思いがちですが、決してそんなことはありません。
より良い子育てをするため、ママが健康で笑顔でいるために、適度に手を抜くことが大切なのです。
いい加減が「良い加減」となるよう、子育てのさじ加減を自分なりに調節し、これから続く長い子育てライフを楽しく過ごせるようにしましょう。