赤ちゃんのおもちゃを簡単に手作り
赤ちゃんが成長していく中で欠かせないのがおもちゃの存在です。
市販のおもちゃは種類も豊富で魅力的ですが、実は身近な材料を使って「手作りおもちゃ」を簡単に作ることができます。
特に赤ちゃん向けのおもちゃは、高価なものを買いそろえるよりも、家庭にある素材で安全に工夫するほうがぴったりな場合もあります。
今回はそんな赤ちゃん向けのおもちゃを簡単に手作りする方法について紹介していきます。
赤ちゃんに手作りおもちゃをおすすめする理由
赤ちゃんに手作りおもちゃがおすすめなのは、どうしてでしょうか。
【家にある材料で安心に作れる】
ペットボトルや布など、身近な素材で作れるため経済的です。
親が素材を確認できるので、安心して遊ばせられます。
【発達に合わせて工夫できる】
赤ちゃんは月齢ごとにできることが変わります。
手作りなら「握る」「振る」「見る」といった成長段階に合わせて調整できます。
【親子の愛着が深まる】
手作りのおもちゃには「ママ・パパが作ってくれた」という温もりがあります。
赤ちゃんにとっても特別な存在になりやすいです。
赤ちゃん向け手作り簡単おもちゃのアイデア
赤ちゃん向けのおもちゃを簡単に手作りする方法を紹介していきます。
【アイデア①ペットボトルのガラガラ】
<作り方>
小さな空いたペットボトルにビーズ、ボタン、小豆などを少量入れてしっかりキャップを閉めるだけです。
<ポイント>
誤飲防止のため、キャップ部分はテープで固定しましょう。
中身を変えると音のバリエーションが楽しめます。
【アイデア②布で作るにぎにぎ】
<作り方>
柔らかい布を袋状に縫い、中に綿や鈴を入れて、蓋をまた縫い合わせれば完成です。
<ポイント>
洗濯しやすい素材を使うと衛生的ですよ。
小さな手でも握りやすい大きさにするのがおすすめです。
【アイデア③フェルトボール】
<作り方>
フェルトを丸く縫い合わせ、中に綿を入れて丸めます。
<ポイント>
軽くて当たっても痛くないため、投げても安心です。
色を変えることで赤ちゃんの視覚を刺激できます。
【アイデア④牛乳パックのカシャカシャ】
<作り方>
牛乳パックを縦に低くなるように切り、中にビニール袋を入れてテープで閉じると「カシャカシャ」と音が出ます。
<ポイント>
赤ちゃんはビニールの音が大好きな子も多いです。
強度を確認し、角を丸く切って安全に仕上げましょう。
【アイデア⑤布絵本】
<作り方>
フェルトや布を縫い合わせてページを作り、簡単な形や色を貼り付けて作ります。
<ポイント>
布絵本は、紙より破れにくく、洗濯も可能です。
めくる動作を楽しみながら知育にもつながります。
月齢別に楽しめる手作りおもちゃ
月齢別にどんなおもちゃがおすすめなのか、紹介します。
【生後3〜6ヶ月頃】
この時期は「見る」「握る」が中心。
音が出るものやカラフルなものがおすすめです。
→ ペットボトルガラガラ、にぎにぎ布おもちゃ
【生後6〜9ヶ月頃】
手先の動きが発達し、「振る」「叩く」「掴む」動作が増える頃。
それに合わせたおもちゃを作ってあげるのがおすすめです。
→ 布ボール、牛乳パックおもちゃ
【生後9ヶ月〜1歳頃】
つかまり立ちやハイハイが進み、好奇心旺盛になります。
仕掛け要素があると夢中になるかもしれません。
→ 布絵本、簡単な型はめおもちゃ
安全に遊ばせるための注意点
赤ちゃんが手作りおもちゃで遊ぶ際には、次の点に気をつけて遊ばせるようにしましょう。
【誤飲の危険を防ぐ工夫をする】
赤ちゃん向けのおもちゃを手作りする際に最も大切なのは、安全性をしっかり確保することです。
赤ちゃんは何でも口に入れて確かめようとするため、誤飲の危険性が常にあります。
特にビーズやボタンのような小さな部品は絶対に使わない、もしくは外れないようにしっかりと固定することが欠かせません。
ちょっとした油断が事故につながることもあるので、作る段階から「赤ちゃんが口に入れても大丈夫か」という視点で確認することが大切です。
【とがった角をなくす】
紙や牛乳パックを使う場合は、角の部分に注意が必要です。
とがった部分があると、赤ちゃんの柔らかい肌を傷つけてしまう可能性があります。
必ず角を丸く切り落とし、さらにテープで補強するなど、安心して触れるように加工しておきましょう。
【壊れにくさを事前に確認】
強度の確認も忘れてはいけません。
赤ちゃんは想像以上に力強く引っ張ったり、叩いたりすることがあります。
大人にとっては「ちょっとくらい大丈夫」と思える素材でも、赤ちゃんが使うと簡単に壊れてしまうことがあるのです。
壊れやすい部分があると、その破片を口に入れてしまう危険性が高まります。
完成したら必ず引っ張ったり振ったりして、壊れにくいかどうかを大人が確認してから遊ばせると安心です。
また、定期的に壊れている部分がないか、壊れそうな部分がないかを確認することも大切です。
まとめ
手作りのおもちゃは、身近な材料で作れるうえに、赤ちゃんの発達や安全に合わせて工夫できるのが大きな魅力です。
大切なのは「安全」と「親子で楽しむこと」。
手作りのあたたかみを感じながら、赤ちゃんとの時間をもっと豊かにしてみてください。