赤ちゃんはルーピングが好き?
おもちゃの”ルーピング”とはどのようなものかご存じですか?
さまざまな形をしたワイヤーに、プラスティックや木製などのビーズが連なっているおもちゃで、ビーズを動かして遊びます。
対象月齢は6ヶ月頃からのものもあり、手や指先を使って遊ぶので、赤ちゃんの初めての”知育玩具”としても人気があるルーピング。
色もカラフルなものが多く、かわいらしいおもちゃですよね。
今回は、赤ちゃんをこのルーピングで遊ばせるメリットや、ルーピングの選ぶ際の注意点などをまとめました。
赤ちゃんをルーピングで遊ばせるメリット
ルーピングを遊ばせることでのメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
【手や指先の発達を促す】
ルーピングは、赤ちゃんの指でもつまめるくらいの大きさのビーズを、ワイヤーに沿って動かして遊ぶおもちゃです。
最初はビーズをひとつずつつまんで動かせなくても、手全体でビーズを掴んで上下に動かして遊んだり、パパやママが動かしたビーズを目で追ったりするだけでも楽しめるでしょう。
そして徐々に、ビーズ何個か一緒にワイヤーに沿って動かすようになったり、ひとつずつつまめるようになってくるなど、その時その時の成長に合わせて遊べます。
最初から上手にできなくても、パパやママが見本を見せてあげると、真似しようと遊んでいるうちに、手指の使い方や使うコツなどの練習になるでしょう。
【集中力を養う】
ビーズをワイヤーに沿って動かすには、目と手を連動させなければいけないので、集中力も必要です。
夢中で遊んでいるうちに、集中力が育てられます。
【目や耳などの感覚遊びにも】
ルーピングにはカラフルな色のワイヤーやビーズが使われていることが多く、またビーズの形も様々なものが多いです。
カラフルな色は赤ちゃんの目を惹きつけ、色彩感覚を養いますし、形の種類なども直接触って学べます。
パパやママが「これは丸だよ。こっちはお星さまの形だね。」などと話しかけてあげながら遊ぶと、もっと楽しく遊べそうです。
親子のコミュニケーションのアイテムとしても最適です。
また、ビーズ同士が合わさると、カチカチと音が鳴るものもあります。
音が耳も刺激してくれるので、それを楽しむ赤ちゃんもいますよ。
このように、ルーピングでは様々な感覚遊びが楽しめるのです。
ルーピングを選ぶ時の注意点
ルーピングを赤ちゃんに選ぶ時には、次の点に注意して選んであげるといいでしょう。
【安価なものは注意が必要】
ルーピングは人気のおもちゃなので、さまざまなメーカーから作られています。
手軽に購入できるところも、人気の秘密ではありますが、中には簡単に壊れやすいものもあります。
踏んだり、落としたりした時など、日常で考えられる簡単な衝撃で壊れてしまうと大変。
ワイヤーが土台から外れて、それが刺さるなどのケガをしたり、ビーズを赤ちゃんが誤飲してしまったりなどの事故に繋がってしまう危険もあります。
価格だけで判断せず、しっかりとワイヤーが土台に固定されているか、ビーズが簡単に外れる構造になっていないかであることを確認しましょう。
赤ちゃんが簡単に持ち上げたり、投げたりできないように、底にテーブル等に固定できる吸盤が付いていたり、土台が重めにできているものもいいですね。
意外と力が強く持ち上げたルーピングが頭などに当たることがあるので、注意深くみてみてください。
また、カラフルな色が使われている場合は、赤ちゃんが舐めてしまっても安心な塗料が使われているかどうか、確認すると安心です。
【月齢や発達、赤ちゃんの興味に合わせて選ぶ】
ルーピングも種類がたくさんあり、シンプルな構造のものから、難しく複雑な構造のものまであります。
対象月齢・年齢は6ヶ月頃から2,3歳頃のものまで、幅広いのが特徴です。
対象年齢が上がれば上がるほど、複雑でビーズを動かすのにはコツがいるものが多いので、低月齢の赤ちゃんにあまりにも複雑なルーピングを渡しても、なかなか遊べないかもしれません。
そのため、まずは月齢に合った簡単なものから遊ばせてみるのもいいでしょう。
そして、パパやママも一緒に遊んでみると、どのように遊ぶものなのか理解しやすいですよ。
また、購入時には対象月齢を参考にするだけでなく、赤ちゃんの興味も参考に選んでみましょう。
子育て支援センターや児童館などにルーピングのおもちゃがあれば、遊ばせてみるのもいいですね。
ルーピングを楽しんで遊んでいるか、難易度はどのくらいがよいのかなどの様子を見てから、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ルーピングは手指の発達を促したり、集中力を育てたりなど、遊びながら赤ちゃんの様々な成長を促してくれると人気のおもちゃです。
成長に合わせて、遊び方も少しずつ変わってくるので、遊ぶ中で「こんなこともできるようになったんだ!」と、赤ちゃんの成長を感じて嬉しくなるパパやママもいるでしょう。
種類や形は様々あるので、赤ちゃんの興味や月齢に合ったものを選ぶのが楽しく遊べるポイントです。
また、丈夫で、赤ちゃんが安心して遊べるかどうかも考慮して、選んであげてくださいね。