公園デビューを始める時期
公園デビューを始める時期に、特に決まりはありません。
赤ちゃんが歩けなくても、遊具に乗れなくても、抱っこやベビーカーに乗せて公園に連れて行きましょう。
1ヶ月健診が終わって健康状態に問題がなければ、少しずつ外出できるようになりますが、この時期はまだ免疫力が弱いので、外気浴や家の周りをお散歩する程度から始め、徐々に慣れてから公園に連れて行ってあげましょう。
公園での遊び方
1歳未満の赤ちゃんの場合、まだ歩けないため、思い切り遊具で遊ぶことは難しいのですが、お散歩の延長として公園で過ごすことは可能です。
赤ちゃんにとって、初めて見るものや初めて耳にする音、初めて肌や手に触れる感触などは、とても刺激的なものです。
これまでお家の中でばかり過ごしてきた赤ちゃんにとって、外の世界は新鮮なものばかりで、興味津々でしょう。
これらのすべてが、赤ちゃんの脳を刺激し、五感の発達を促進してくれます。
ベビーカーや抱っこ紐などでお散歩しながら公園内を歩きながら、赤ちゃんが見えるものを指さして教え、興味のあるものに触れさせ、語りかけてあげましょう。
また、天候の良い日は、公園のベンチなどに座らせておやつを食べるなど、ピクニックを楽しむのも良いでしょう。
芝生があれば、座らせたり、はいはいさせたりして、自然に触れるのも良い経験になります。
公園遊びの目的
公園遊びの大きな目的は、体力をつけさせたり、外で遊べる元気な子に育てるというものがありますが、それ以外にも「社会性を身につける」という大事な要素もあります。
社会性には2つの側面があります。
1つの側面は、それまで家族の中で愛情たっぷりに育ってきた子どもが、外の世界に視野を向けるということです。
自分の家族以外の子どもと関わることで、「友達はいま何を感じているのか」「どんな気持でいるのか」などを感じ取る力を身につけていきます。
もう1つの側面は、自分と他の子どもとの違いに気付き、違いを受け入れながら良好な関係を築くことです。
このような感覚は、幼稚園や小学校などの集団生活に入ったときにも役立ちます。おもちゃをお友達と取り合ったり、貸してあげたりしながら、社会性を養っていきます。 公園は、いろいろな月齢の子たちとそのママたちが集まって遊んでいますので、小さなころから協調性や社会性を育むには適した場だと言えるでしょう。
また、ママにとっても地域のコミュニティに参加するチャンスでもあります。
子育てに関する情報交換や悩み相談などをしたり、同年代の子がいる赤ちゃんであれば、お友達を作ることもできるでしょう。
今後は保育園や幼稚園で一緒になる可能性も高いので、お近づきになっておくのも悪くありません。
ママ友ができるか、子どもが友達と仲よく遊べるかなど、心配して悩むこともありますが、同じ時間帯でよく顔を合わせるママたちの近くで子どもを遊ばせながら、勇気をだして自己紹介し、積極的に話しかけてみましょう。
公園遊びの注意点
月齢の小さい赤ちゃんは、免疫力も弱く、体調が変化しやすいので、あまり長時間の公園遊びは避けるようにします。
体温調節も未発達なので、連れて行く時間帯にも気を配り、過ごしやすい時間帯を選びましょう。
赤ちゃんの成長と共に徐々に公園遊びのバリエーションが増えてきます。
それに伴い、滞在時間も長くなってくるでしょう。1人で遊べるようになっても、パパやママがしっかりとそばについて、危険がないか確認するようにします。
ちょっと目を離した隙に大けがにつながることもありますので、常に目を離さないようにしましょう。