赤ちゃんはおやつでなぜ泣くの?
離乳食後期になり安定して食べられるようになったら、おやつを食べさせ始める方が多いかもしれませんね。
大人にとっておやつは「お楽しみ」の要素が強いですが、赤ちゃんにとってのおやつは足りない栄養を補うものです。
そのため、月齢や発育によって注意しながら与える必要があります。
おやつを赤ちゃんに与えた際、なぜか泣き出してしまうという経験がある方はいませんか?
おやつが足りていないのかな?美味しくないのかな?など、泣いているだけだと分からないことがほとんどではないでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんがおやつで泣いてしまう原因と対処法、おやつを与える際の注意点について解説していきます。
おやつで泣いてしまう原因
せっかくのおやつで赤ちゃんが泣いてしまうと、困ってしまいますよね。
なぜ赤ちゃんはおやつで泣いてしまうのでしょうか。
考えられる原因について、途中で泣いてしまう場合と後で泣いてしまう場合についてそれぞれみていきましょう。
【おやつの途中で泣いてしまう原因】
・おっぱいかミルクを先に飲みたい
・眠たい
・お腹がいっぱい
・抱っこしてほしい
・座りたくない
・形状が食べづらい
・自分で食べたい
【おやつの後で泣いてしまう原因】
・まだ食べたい
・食べるのに疲れた
・眠たい
・おっぱいかミルクを飲みたい
・椅子から降りるのが嫌
・みんながまだ食べているのが嫌
・ただ機嫌が悪い
このように、おやつで泣いてしまう原因はいくつも考えられます。
おやつの途中で泣いてしまう場合と後で少し原因が変わるかもしれませんが、泣くだけなので「これ」と突き止めるのは難しいと言えるでしょう。
おやつを与えると泣く場合の対処法
それでは、おやつを与えた際に泣いてしまう場合どのように対処すれば良いのでしょうか。
途中で泣いてしまう場合と、後で泣いてしまう場合についてみていきましょう。
【おやつの途中で泣いてしまう場合の対処法】
・先におっぱいかミルクを与える
・眠たそうな場合は無理して食べさせず寝かせる
・離乳食で十分な量を摂れていたら無理に食べさせない
・膝の上で食べさせる
・とろみを足したり大きさを小さくしたりするなど食べやすくする
・手づかみメニューやスプーンを用意し自分で食べられるようにする
【おやつの後で泣いてしまう場合の対処法】
・離乳食かミルクの量を増やす
・眠たそうな場合は寝かせる
・おっぱいかミルクを与える
・座ったままで一緒に遊ぶ
・おやつ以外に気を向かせる
赤ちゃんのおやつは離乳食とは異なり、あくまで補うためのもの。
そのため、毎日決まった分量を必ず与えなければならないものではありません。
与える時間によって、眠かったりまだ遊びたかったり、お腹がいっぱいという場合もあるため、赤ちゃんが泣いて嫌がるようなら無理強いはしないようにしましょう。
離乳食や授乳でしっかり栄養が摂れていれば問題ありません。
おやつの際に赤ちゃんが泣く場合の注意点
赤ちゃんがおやつで泣く際、どのような点に注意したら良いのでしょうか。
【楽しいおやつの時間になるよう心がける】
せっかくママの手作りおやつを用意しても、泣いて食べてくれない場合、ちょっと寂しい気持ちになりますよね。
ですがそこで必死になってしまうと、ママの顔がこわばってしまい余計に食べてくれなくなります。
離乳食やおやつは大事な栄養源ではありますが、まだ赤ちゃんの段階では「食べること=楽しい」と感じられる方が大切です。
嫌がっている場合は無理に食べさせず、タイミングをずらしたり一緒に遊んだりして気分転換をしてみましょう。
ときには、味や見た目を変えてみるというのも1つです。
【おやつの量を増やさない】
赤ちゃんがおやつの後に泣いてしまうと、まだ足りないのかな?と思ってすぐに追加で与えてしまう方もいるかもしれません。
おやつはあくまで「補食」。
離乳食や母乳でしっかり栄養を摂る方が大切なので、おやつを増やすのではなく、離乳食の量や与える時間帯を見直すようにしましょう。
【いつもと泣き方が違う】
おやつで泣いている際、いつもと泣き方が違うと感じる場合もあるかもしれません。
そのような場合は、もしかしたら体調不良が原因で泣いている可能性があります。
おやつ中に泣いているからと言って、おやつだけが原因とは限りません。
発熱していないか、便秘でお腹が痛くないかなどの原因があることも頭に入れておくと良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんは色々な理由で泣くため、どれが原因か分からない場合の方が多いのではないでしょうか。
特に、楽しいはずのおやつ時間でさえ泣いてしまうと、困ってしまいますよね。
しかし、大人のおやつとは異なり、赤ちゃんにとってのおやつは「補食」ですから、嫌がるようなら無理に食べさせる必要はありません。
楽しい時間になるように心がけて、まずは基本の離乳食で十分栄養を摂れるようにしましょう。