赤ちゃんがおやつを食べてくれない?
離乳食も順調に進んでいくと、おやつを赤ちゃんに食べさせてあげようと用意する方もいるでしょう。
離乳食教室や離乳食に関する本にも、赤ちゃんのおやつは、第4の食事と言われたり書かれていることもあり、栄養を補う上で大切なものとも聞きますよね。
しかし、そんなおやつを赤ちゃんが食べない、嫌がる、食べムラがある…
こういう状況になると食べないけれど大丈夫だろうかなど、不安や心配になることもあるでしょう。
そこで今回は、赤ちゃんがおやつを食べてくれないときの原因とともに、おやつは食べなくても大丈夫なのかを解説していきます。
心配になった時の参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんがおやつを食べない理由は?
おやつを嫌がって食べない、もしくは食べるときと食べないときがある場合、何が原因なのでしょうか。
食べない理由にはどのようなものがあるのか、紹介していきます。
【お腹が空いていない】
まずはおやつを食べない原因の一つに、お腹が空いていないという可能性もあります。
離乳食後すぐ、食べてすぐ寝てしまったので活動量が少ない場合などに出しても、お腹がいっぱい、特にお腹が空いていないのでしょう。
そんな時は、一度時間を置いたり、生活リズムからおやつが必要そうな時間帯を見直してみるのもいいかもしれません。
また、大人もそうであるように、食が細い赤ちゃんもいます。
離乳食でお腹がいっぱいになったら、それ以上欲しがらないのでしょう。
【おやつの味や食感が嫌い】
赤ちゃんのおやつなら、赤ちゃんは好んで食べてくれるというわけではありません。
赤ちゃんにだって好き嫌いはもちろんあります。
その他、食べづらいから食べないという子もいます。
例えばベビーせんべいは、よだれで口などに引っ付いてしまったり指が汚れてしまうなどの理由で、食べない赤ちゃんもいます。
他のお菓子にも共通することなので、食べづらそうにしていないかなど様子を観察してみるといいでしょう。
また、離乳食が進み味がついたご飯を食べているのに、おやつは味が薄すぎるや好みの味ではないなども食べてくれない原因の一つです。
市販されているおやつとしてよくある、おせんべいやボーロは特に味が薄かったり、好みが分かれるかもしれません。
普段食べている離乳食に近づけて、果物や小さなおにぎりなどをおやつにする、というのもいいでしょう。
【遊びに集中したい】
赤ちゃんが楽しんでおもちゃなどで遊んでいる時に、おやつを与えてみると食べてくれないこともあります。
楽しく遊んでいたり、もっと遊びたいという気持ちが強いと、おやつを食べないかもしれません。
この場合は、おもちゃ遊びなどがひと段落した時に、おやつを与えてみるのがいいでしょう。
おやつを食べなくても大丈夫?
おやつは第4の食事とも言われていますが、おやつを食べなくても大丈夫なのでしょうか。
【必要なのは離乳食完了後】
毎日規則的におやつで栄養を補うのは、1歳~1歳半後の離乳食完了後からです。
離乳食中の赤ちゃんは、ミルクや母乳から栄養を補うことができているので、おやつで栄養を補う必要はありません。
また、おやつを食べることで手づかみ食べの練習やおやつを通して食べることの楽しみ、食べ物の食感を知ることもにも繋がるため、そういう目的でおやつを与える方もいるでしょう。
しかし、低月齢の場合は、食べたがらない子に無理矢理おやつを食べさせる必要はありません。
【成長しているなら心配ない】
赤ちゃんは、たくさんの量を一度に食べることができません。
そのため、3食でとりきれない栄養を補うための「補食」としておやつが必要だと言われています。
昼食の後に、夕食までのエネルギーを持たせるためのものです。
そのため、おやつを食べなくても、夕食の時間帯まで元気に過ごしているのなら心配はいらないでしょう。
また、身長や体重などが順調に伸び、増えているのであれば心配はいりません。
成長が遅いことの心配があれば、健診の時に医師に相談してみましょう。
まとめ
周りの赤ちゃんは楽しそうにおやつを食べていると、なぜうちの子は食べないのか、おやつなのに食べムラがあるのはなぜなのかなど、不安になることもありますよね。
しかし、赤ちゃんにも食の好みはありますし、食べられる量などが違うなど、食事に関しては個人差も大きいところ。
離乳食完了前の子どもはおやつを食べなくても無理矢理あげる必要はありません。
離乳食完了後も、元気であれば無理矢理食べさせる必要はないですよ。
また、食べるものを工夫することもおすすめです。
紹介したように、食感が苦手、味が苦手ということもあるので、赤ちゃんのおやつとして市販されているものだけでなく、おにぎりやパンケーキ、果物などをおやつにするのもいいですね。
しかし、食べるものが見つかったからと言って、食べさせ過ぎには要注意です。
おやつだけをたくさん食べてしまって、離乳食が食べられないことを避けるためにも、おやつの時間やその子に合わせて一回量を決めておくのがいいでしょう。