赤ちゃん部屋の湿気対策〜はじめに〜
梅雨から夏にかけて気になる湿気。大人でもジメジメすると不快に感じますよね。
特に赤ちゃんは体温が高く暑さを感じやすいので、湿度にも気をつけるようにしましょう。
また、赤ちゃんは「ジメジメして気持ちが悪い」と言葉で伝えることができません。
赤ちゃんにお部屋で快適に過ごしてもらうために、しっかり湿気対策を行いましょう。
【赤ちゃんがいる部屋の適切な湿度とは】
まず、赤ちゃんにとってどれくらいの湿度が適切なのでしょうか。
赤ちゃんに最適な湿度は45~60%です。
梅雨時期には気づけばすぐに、部屋の湿度が70%越えていることも多いのではないでしょうか。
また、温度は26~28℃くらいが赤ちゃんにとって適しているといわれています。
赤ちゃん部屋の湿度が高いとどうなる?
湿度が高いとジメジメするイメージはみなさん持っていると思いますが、他にも下記のようなことに影響を及ぼします。
【湿度が高いと体感温度が高くなる】
例えば、ジメジメしているのに涼しいと感じることはあまりないでしょう。
温度と湿度のバランスで人は快適と感じることができるようです。
湿度が高いと体感温度が高くなり、快適なバランスが崩れ不快を感じるようです。
【赤ちゃんがぐずる】
今日はなんだか赤ちゃんがよくぐずる。そんな場合は、もしかしたら適切な湿度になっていないのかもしれません。
エアコンの設定温度を下げて涼しくなっても、適切な湿度ではない場合、体感温度が上がり赤ちゃんがぐずる原因にも。
【赤ちゃんが寝付きにくい】
大人でも寝苦しい夜ってありますよね。
赤ちゃんは体温がもともと高く、自分で体温調節ができないため、湿度対策をしていないと寝付きにくいこともあるようです。
【カビやダニアレルギーの原因にも】
湿度の高い時期に気をつけたいのが、カビやダニなどの繁殖です。
湿度80%を越えると、繁殖に適した環境を作ってしまうようです。
カビやダニはアレルギーを引き起こしてしまうので、赤ちゃんには特に気をつけたいですよね。
赤ちゃん部屋のエアコンの使い方
赤ちゃんに快適に過ごしてもらうため、暑い時期は特にエアコンが必須ですよね。
湿気対策にはエアコンの使い方もポイントです。
赤ちゃんがいる部屋では、どのようにエアコンを設定すれば良いのでしょうか。
【快適な温度設定は26~28℃】
エアコンの温度設定は、快適とされる26~28℃にしましょう。
また、近年は外気温が35℃を越えることが頻繁にありますよね。
外気温との差は5℃くらいを目安にしたほうが、体には負担がないと言われています。
お出かけ前やおでかけ後は、外気温の差にも注意しましょう。
【快適な湿度設定は50%】
湿度設定としては50%を目安にしましょう。
それでもジメジメする場合は40%、寒すぎると感じたら60%に設定してみましょう。
エアコンだけだと湿度と温度の調節が難しい場合は、サーキュレーターなどのグッズも活用して対策しましょう。
赤ちゃん部屋の湿気対策おすすめグッズ
続いて、赤ちゃんがいる部屋の湿気対策におすすめのグッズをご紹介いたします。
【サーキュレーター】
さきほど「エアコンの使い方」の節でも少し触れましたが、サーキュレーターを使うと、効率よく快適な部屋を保つことができます。
エアコンだけではなくサーキュレーターを使うことで、部屋の空気が循環されるため、部屋全体に冷気が行き届きます。
また、風が吹くと少しカラッとするように、湿度を下げるためにもおすすめです。
【扇風機】
サーキュレーターと似たようなアイテムで扇風機も使いたい方もいるかもしれません。
サーキュレーターは空気を循環させるためのものですが、扇風機は人が涼をとるものという違いがあります。
エアコンと併用するならサーキュレーターで、エアコンなしでも過ごせそうな日は扇風機だけ、と使い分けをすると良いでしょう。
【除湿シート】
赤ちゃんにとって大切な睡眠。
なかなか寝付きにくいと、睡眠時間や生活サイクルも定まりにくいですよね。
夏用の寝具に変えるのはもちろんですが、ベビー布団の下に除湿シートを入れるのもおすすめです。
湿気がたまりやすい布団を除湿し、抗菌や防臭、ダニ防虫機能付のものもあります。
【すのこ】
除湿シートとほぼ同じ役割があるすのこも便利ですよ。
ベビー布団の下に入れるだけで、湿気がこもらないようにすることができます。
すのこならホームセンターなどで手軽に用意することができますし、お手入れも楽なのでおすすめです。
まとめ
梅雨や夏になると、大人でも暑苦しく感じる日が多いですよね。
部屋の中で過ごすことの多い赤ちゃんには、できるだけ大人が気をつけてあげたいところです。
エアコンを使う際は、温度だけではなく、意外と重要な湿度設定。室温計と湿度計を購入し調節しましょう。
赤ちゃんが寝付きにくい、暑苦しそうと感じたらぜひ、湿度にも注意しましょう。
また、高い湿度のままだとカビやダニの繁殖にもつながります。
これからしっかり湿気対策をして、暑い日も赤ちゃんと快適に過ごしましょう。