赤ちゃんとのコミュニケーションにベビーサインがおすすめ?
ベビーサインは、赤ちゃんがママやパパと一緒に簡単なジェスチャー(サイン)を使っておしゃべりができるようになるコミュニケーション手段です。
まだ幼い赤ちゃんとおしゃべりができたら、とても楽しそうですよね。
赤ちゃんはベビーサインを使うことで、自分のして欲しいことや気持ちをママやパパに伝えることができ、気持ちを受けてもらうことができます。
メリットが多そうなベビーサインですが、おすすめの理由や取り入れる際の注意点について、詳しく見ていきましょう。
ベビーサインがおすすめの理由
ベビーサインは赤ちゃんが6ヶ月ごろから始めることができると言われています。
ベビーサインがおすすめの理由にはいくつかあります。
【親子のコミュニケーション手段によいから】
ベビーサインを赤ちゃんが使えると、欲求がパパやママに伝わるので、自分を理解してくれているという安心感を得られます。
親子のやり取りがどんどん生まれるので、乳児期に大切なコミュニケーションが生まれるというのが、おすすめの理由の1つです。
親子のコミュニケーションを取ることで、絆も深まっていくことでしょう。
ベビーサインができるようになるまで一緒に覚えていく過程も、楽しい親子のコミュニケーションの時間となります。
【育児の負担が軽減されることがあるから】
パパやママは、赤ちゃんの伝えたいことを、赤ちゃんから発信されるベビーサインで気持ちを汲み取れることがあります。
赤ちゃんの泣いている理由、怒っている理由などが分かると、育児の負担やイライラなどが少し軽減されるかもしれません。
赤ちゃんも自分の気持ちが伝えられず、ただ泣くということが解消されるかもしれませんね。
【赤ちゃんの言語習得のサポートになるから】
とある実験では、ベビーサインを教えることを推奨した赤ちゃん達がそうではなかった赤ちゃん達よりも
・語彙が豊富であった
・より長い文章で話すことができた
という傾向が見られました。
もちろん、これらには個人差があること、話し始める時期には関係がないこと、まだ学問的な結論は出てはいません。
あくまで傾向ですが、何かしら赤ちゃんが気持ちを伝えようとする力を引き出すサポートにはなるのではないでしょうか。
また、ベビーサインに頼ると赤ちゃんが話し出すのが遅くなるのではないか、という意見も稀に聞かれますが、ベビーサインを教えることと話し言葉が遅れることに直接的な関係はないと言われています。
【言葉に関する様々な良い傾向が見られることがあるため】
また、ベビーサイン教室に通っていたお子さんたちには、様々な長期的な効果があったというアンケート結果もあります。
・おしゃべりだと思う
・集中力があると思う
・絵本が好きだと思う
・手先が器用だと思う
など。
もちろん、アンケートには「そうは思わない」という回答もあったため、個人差もあると考えられますが、効果を感じている人もいることが分かります。
【自己肯定感が育つため】
ベビーサインを覚えて気持ちをパパやママに伝えられるということは、成功体験を多く積むということです。
欲求を受け止めてもらうことで、自己肯定感もどんどん育まれていくことでしょう。
ベビーサインを行う上での注意点
ベビーサインにはおすすめしたい点もたくさんある一方、取り入れるためには覚えておきたい注意点がいくつかあります。
【頑張り過ぎない】
ベビーサインは効果が高く、メリットも多くあります。
ただし、赤ちゃんがサインを覚える数やスピードには、個人差が大きくあります。
ママが過度に期待をし頑張りすぎると、教えることにストレスを感じてしまい、楽しくなくなってしまうことも。
ベビーサインは親子のコミュニケーションの一環です。
決して無理はせず、ママと赤ちゃんが一緒に楽しめる範囲で行っていきましょう。
【赤ちゃんに合ったサインを選ぶ】
サインを教えるママにとっては、「これを覚えてくれたらいいな」と思うものがあるかもしれませんね。
しかし、赤ちゃんの性格や好みによってはママの気持ちとズレがあることも。
使用するサインは、赤ちゃんの目線で選んでみましょう。
まずは覚えやすく簡単な物から試してみたり、赤ちゃんにとって身近でよく使うサインを選択してみたりしましょう。
他にも、赤ちゃんが好きな物や興味を持つものから選ぶといいですね。
例えば、赤ちゃんが食べることが好きだったり、車や動物が好きだったり…赤ちゃんの気持ちになって考えてみましょう。
まとめ
ベビーサインの目的はママやパパと赤ちゃんとのコミュニケーションを取ること。
ベビーサインは教室に通って習えるのが望ましいですが、本や教材などを活用してママが気軽に始めることもできます。
できるところから、また楽しみながら、ベビーサインを育児に取り入れてみるのもいいのではないでしょうか。