マッサージプログラムの6つの特徴
IAIM(国際インファントマッサージ協会)のインファントマッサージは、1976年にインドでヴァイラ・マクルアーという看護師により考案、開発されたマッサージ手法です。インドの伝統的な心と手の技をベースに有機オイルを使用するこのマッサージは、親子の絆作りを手助けするといわれています。
IAIMのインファントマッサージプログラムには以下の特徴があります。
【赤ちゃんにマッサージの許可を得る】
マッサージ開始前には口頭で赤ちゃんにマッサージの許可を求めることになっています。
その理由は、赤ちゃんに「これからマッサージが始まる」ことを伝えるためと、「赤ちゃんの気持ちを尊重する意思がある」ことを伝えるためです。
【マッサージの主導権は赤ちゃん】
IAIMのプログラムでは、マッサージの主導権は赤ちゃんが握っています。ママは赤ちゃんの様子を観察しながら、マッサージをする部位や時間の長さを赤ちゃんの意思を優先して決めていきます。
【赤ちゃんが泣き出してしまった時の対処法】
赤ちゃんが泣くのは自然なことであり、ママに意思を伝えようとする手段です。赤ちゃんが泣き出した時にはその理由を探り、すぐに対応してあげることが親子の信頼関係を深めることに繋がります。
マッサージ中に泣き出してしまった場合は、マッサージを中断して赤ちゃんの要望に応えてあげてください。
【マッサージの手技は簡単で柔軟性がある】
インファントマッサージ教室では、決まった形の手技を決まった順番に教えてもらいます。マッサージの手技は難しいものではありません。
実際に自宅でママがマッサージしてあげる時は、ママと赤ちゃんの好きな順番、方法でマッサージしても問題ありません。
【赤ちゃんをマッサージするのはパパママ、家族のみ】
親子・家族のコミュニケーションと絆を深めるためのマッサージなので、インファントマッサージ教室内であっても、インストラクターが赤ちゃんをマッサージすることはありません。マッサージするのはパパママ、家族のみとなります。
【インファントマッサージの効果】
インファントマッサージを始めて間もないうちは、赤ちゃんのサイン(表情やボディランゲージ)を読み取ることが難しいかもしれません。しかし、続けていくうちにママも赤ちゃんも慣れていくので、赤ちゃんの意思表示がはっきり分かるようになってきます。
赤ちゃんのお気に入りの部位やお気に入りのマッサージをたくさん取り入れて楽しくマッサージを続けながら、親子の信頼関係を深めていきましょう。