女の子の赤ちゃんの名前の画数・・・こだわる?
日本では、昔から赤ちゃんの名前に対するさまざまな考え方や伝統があります。
その家ならではの名前付けのルールがある家も存在します。
その中でも多くの人に重要視されてきたのが、「画数」です。
統計学に基づき、姓名判断の材料とされてきた名前の画数。
その姓名判断を意識し、名前の画数にこだわったり、気にしたりする方もいます。
最近では画数よりも名前に込められた意味、名前の持つ響きなどの方をこだわる人が多い傾向にありますが、それでも画数は良い方がいいと考える人もいるでしょう。
赤ちゃんが一生使うことになるだろう名前ですから、どうせなら画数も良い名前を付けたいということでしょう。
また、名前付けにおける画数では、苗字との総格・バランスも重要とされています。
その点、赤ちゃんが女の子の場合はどうでしょうか?
昔は結婚したら、女性側が男性側の姓を名乗ることが多かったため、女の子の場合は苗字とのバランスは考えない場合も多かったですが、最近は結婚後の姓についてもいろいろと考え方が変わってきています。
今回はそんな女の子の赤ちゃんの名前の画数について、名付けの際に気になる点についてみていきましょう。
女の子の赤ちゃんの名前・・・画数は気にする?
まず名前の画数による姓名判断では、「天格」「人格」「地格」「外格」「総格」の5つで鑑定されることが多いです。
下の名前だけの画数は「地格」と呼ばれ、親からもらった名前は、結婚しても残ることから、一生を左右し、一番大切な部分だと言われています。
特に女の子の場合、結婚すると姓が変わることが多かったため、この「地格」が重要視されることが多かったです。
地格は健康や家庭運、人間関係などの身近な幸運を表すと言われています。
ですが、姓名判断は流派によっても運勢は異なりますし、あくまで統計学に基づいたものです。
必ず当たるものというわけではなく、縁起が必ず良いと保証されるものではないことを意識しておきましょう。
【女の子の名前は画数が多すぎないものが好まれる傾向】
ただ、画数としてみた時に、女の子の名前の場合は、画数が多すぎないものが好まれる傾向もあります。
特に漢字の場合は、漢字の持つカクカクとしたイメージから、簡単な画数の少ない漢字の方が柔らかく、優しい印象を持つことが多いからだと言われています。
また、その柔らかい、優しい印象を持つ字として、名前にひらがなを使うこともあります。
ひらがなの名前は男の子よりも女の子の名前の方が圧倒的に多いでしょう。
しかし、近年は漢字の持つイメージや画数以外にも、音の響きや、つけたい漢字の方を重視する人も増え、女の子の名前も画数が多い漢字を使うケースも増えてきています。
ジェンダーレスネームとして、男の子の名前にもひらがなを使うケースもあります。
このように、画数を気にするかどうかは、パパやママ、家族の価値観や好みによって大きく異なってきていると言えるでしょう。
女の子の名前の画数・・・苗字とのバランスは?
名前の画数を考えるにあたって、苗字の画数との相性を考える人もいるでしょう。
昔は女性が結婚した際には、夫の姓を継ぐことが一般的で、女の子は将来的に姓が変わるのだからと、苗字と名前の画数などのバランスを考えることは一般的ではありませんでした。
しかし、最近では結婚後も仕事では旧姓を使う、男性の方が姓を変えるなど、夫婦によってさまざまな考え方があります。
結婚するかどうかについても、個人の考え方次第ですよね。
そのため、女の子の赤ちゃんの場合も苗字と名前のバランスを考慮する人が増えているようです。
【苗字と名前の姓名判断では人格と総格が重要視される】
画数による姓名判断では、苗字の一番下に来る漢字と名前の一番上の漢字の画数を足し合わせた「人格」と、苗字と名前の総画数を表す「総格」が重要視されることが多いです。
人格は性格や才能、個性などの社会運を表し、総格は全体運、生涯の運勢を担うと言われています。
ただし先述したように、画数による姓名判断はあくまで統計的な一説です。
縁起のいい画数というのは、流派によっても異なるので、参考にするのはもちろんいいですが、こだわりすぎないことも大切です。
画数が良いことよりも、赤ちゃんが何度も何度も呼ばれること、何度も書く機会がある名前なので、フルネームで声に出した時の発音のしやすさ、響き、見た目のバランス等を最優先で考えるといいでしょう。
まとめ
最近では、男の子、女の子の性別を問わず、画数や漢字の意味よりも、ママやパパが好きな音やイメージなどを重視する傾向があります。
また、結婚したら女の子の方が姓を変えることが多かったところも、現在ではさまざまに変化しつつありますし、結婚するかどうかについても人それぞれ。
何を重視するかは、ママやパパの価値観や考え方次第だと言えるでしょう。
しかし、名前は赤ちゃんが一生背負うことになる可能性があるものです。
偏った価値観だけでなく、さまざまな観点から考えてみて、赤ちゃんに気に入ってもらえる素敵な名前をプレゼントしてあげられるといいですね。