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育休中妊娠のメリットとデメリットは?

育休中妊娠のメリットデメリット

育休中に妊娠したら・・・

出産しても、今までのキャリアを無駄にせず仕事復帰を希望するママも多いのではないでしょうか。
福利厚生に力を入れる企業も増え、育休を3年間取れるケースもあります。ママにとってうれしい制度は大いに利用したいですよね。

 

ただ、赤ちゃんにきょうだいを望んでいる場合は、次の妊娠のタイミングも気になりますよね。
働くママの中には、育休中に次の妊娠を…と考えている人もいるかもしれません。また、育休期間中に想定外の妊娠、という場合もありますよね。

 

もし育休中に妊娠した場合、ママにとってどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

 

育休中の妊娠のメリットは?

まず、育休中の妊娠のメリットを考えてみましょう。

 

【育児期間を短縮できる】
育休中の妊娠ということは、年子など年齢の近い赤ちゃんを育てることになりますよね。
年子の子育ては大変ですが、手が離れる時期がほぼ同じなのでトータルで見れば育児期間を短縮できます。

 

【ブランク期間の短縮になる】
復帰後は短時間勤務を利用するママも多いと思いますが、連続して育休を取ることによって短時間勤務の期間は一度で済みます。
復帰後数年経ってから再度産休育休を取るより、結果的に仕事のブランク期間の短縮につながるという考え方もできますよ。

 

【保育料の負担が軽減できる】
年子や年齢の近いきょうだいの育児は大変なこともありますが、同時に保育園に通う期間が長くなるほど、保育料の負担軽減の恩恵を受ける期間も長くなります(第2子半額など)。

 

育休中の妊娠のデメリットは?

では、育休中の妊娠のデメリットはどうでしょうか。

 

【職場に報告しづらい】
育休中の妊娠を職場に報告するのは、タイミングや言い方などが難しいですね。
上司や同僚の意見も気になりますし、自分の立場を考えるとネガティブな気持ちになってしまうかもしれません。
実際、育休中に妊娠したママの多くが職場に妊娠の報告がしづらいと感じているようです。

 

【休業が長引くと収入減が負担になる】
育休中は育児休業給付金の支給がありますが、通常の給与の50〜67%程度。ほとんどの場合、賞与もありません。
休業期間が長引くとそれだけ収入減となり、経済的な負担が増えます。

 

【育休退園の可能性がある】
上の子の保育園が決まっているママもいるかもしれません。
でも、職場復帰せずにそのまま次の産休・育休に突入する場合、上の子はいったん保育園を退園しなければならない場合があり、これを「育休退園」といいます。
保育園に子どもを預けるための要件「保育の必要性」に「妊娠、出産間もないこと」も含まれて入るのですが、待機児童の多い地域などでは退園を促されることもあります。
いったん退園になってしまうと、また同じ園に通える保証はありません。
また、きょうだいで同じ園に通えるとも限らないところが多いようです。

育休中の妊娠には賛否両論も?

育休中の妊娠に対する周囲の意見はどのようなものがあるのでしょうか。

 

もちろん、妊娠はおめでたいもの。
少子化に歯止めをかけるためにもエールを送ってくれる声があります。

 

【労働者の権利だからOK】
産休・育休は制度化されており、職場復帰とともに労働者の権利と言えます。
女性が労働力として期待されている今、休む時は休んで働くときはしっかり働く、という考え方を支持する声も増えています。

 

【中途半端に復帰するよりOK】
産休・育休から職場復帰して、やっと仕事のペースに慣れた頃に次の妊娠…また産休・育休を取ってその後職場復帰…。
周囲から見れば、また他の人に業務を引き継がねばならず、二度手間に感じることも。
いっそまとめて休んでくれたほうが職場の人間にとっても都合が良いという考え方もあります。

 

一方で、育休中の妊娠に対して批判的な意見もあります。

 

【人事計画の再調整が必要】
産休・育休の期間に合わせて人事配置を考えていた職場からすれば、人事計画の再調整が必要になります。
職場復帰時期の予定を変更し、交代要員を採用したり周囲が穴埋めしなければならないことも。

 

【身勝手に感じる】
社会人として、あらかじめ申請していた復帰時期の約束を反故にすることを身勝手に感じる人もいます。

 

まとめ

「子育て社員に優しい企業ランキング」などからも分かるように、企業のCSR活動(※)の一環として、女性のライフステージに対してさまざまな制度を取り入れる流れがあります。
育休制度の充実もそのひとつで、企業独自の制度ではなく法的にも認められている制度なのです。

 

確かに、育休中の妊娠によって当初の復帰時期を変更しなければならないことがあります。もうすぐ復帰して戦力になってくれる、とあてにしてくれていた職場に一時的に迷惑をかけることもあるかもしれません。

 

ですが、上にあげたデメリットも反対意見も、職場復帰までの期間のものという考え方もあります。
職場復帰が少し遅れても、その後長く働き続けていれば会社の役に立てるチャンスはやってきます。もっと長く広いスパンで考えてみるという手もあると思いますよ。

 

※Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任

この記事を書いたライター

北村 美涼
北村 美涼

関西在住、1男1女を持つワーキングママです。 産休、育休、フレックス、時短、在宅、テレワーク、といろいろな勤務体系経験済み! ハワイとたこ焼きと太陽の塔が大好き!どれも私のパワーのみなもとです。

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