母乳パッドとは?いつまで使う?
母乳は、ママの意思で出したり止めたりすることができません。
そのため、知らず知らずのうちに漏れてしまうこともあり、下着や服が母乳で濡れてしまいます。
それを防ぐのが母乳パッドの役割です。
自宅ならまだしも、外出先で母乳が漏れてしまったら少し恥ずかしいですよね。
そのため、赤ちゃんを母乳で育てている多くのママは、母乳パッドを活用しています。
母乳パッドには使い捨てタイプのものが一般的で、生理用ナプキンのように吸水ポリマーが入っており、母乳を吸収してくれます。
薬局や赤ちゃん用品店などでも気軽に購入ができますが、コストがかかるのはもちろんのこと、こまめな交換が必要となるといった煩わしさもあります。
一体いつまで母乳パッドが必要なんだろうか?と思うママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、母乳パッドについて、その必要性や必要な時期などについて、詳しくまとめました。
そもそも母乳パッドは必要?
【母乳パッドは必要なアイテム】
そもそも、母乳パッドは育児に必要なものなのでしょうか。
「自分は完全母乳育児ではないから」と、母乳パッドは必要ないと思っているママもいるかもしれません。
しかし、母乳パッドは、基本的にはどのママにも必要なアイテムです。
たとえミルク育児だとしても、特に赤ちゃんを生んですぐは母乳が自然と溢れてきてしまうことがあります。
もちろん、必要ないケースもありますが母乳パッドを少しは用意しておくと安心ですよ。
【布製の母乳パッドを使用しても】
母乳パッドを購入するとなると、1パックに複数入っているため使わなかった時のことを考えるママもいるかもしれません。
そんな時は、布製の母乳パッドを使用しても良いでしょう。
布製の母乳パッドならば、洗って何度も使用できて経済的です。
また、肌に母乳パッドの素材が合わないとかぶれたり荒れたりすることもあるので、布製を好んで使用するママもいます。
母乳パッドはいつまで必要?
母乳パッドがいつまで必要か、というのは、ママの母乳の出方や体質などによって大きく変わってきます。
そのため個人差が大きいものとはなるのですが、先輩ママ達の意見を以下でまとめました。
【生後3ヶ月頃まで】
生後3ヶ月頃までは母乳パッドが必要だったというママも多いようです。
その理由としては、
・差し乳になった
・混合育児や完全ミルク育児に移行して母乳量が減った
などがあります。
差し乳とは、授乳から時間が経ってもあまりおっぱいが張らずに、赤ちゃんに吸われると一気に母乳が分泌されるおっぱいの状態のことを言います。
差し乳になると、普段はおっぱいから母乳が漏れないママもいるので、母乳パッドは不要になるケースもあるのです。
しかし、差し乳になったとしても、授乳中、赤ちゃんが飲んでいる側ではないおっぱいから、おっぱいが噴水のように出てきてしまうということもあります。
その場合、一気に下着や服が濡れてしまうため、差し乳だとしても母乳パッドが手放せないというママも多くいます。
また、赤ちゃんが生後3ヶ月頃になると、母乳量が安定してくるため、完全母乳育児にするかどうかがはっきりと決まってくる時期でもあります。
完全ミルクや混合育児にすることで、ママの母乳量そのものが減ってきて、母乳パッドが必要なほど母乳が出ないということもあるようです。
【生後半年頃まで】
赤ちゃんが生後5ヶ月を迎えると、離乳食をスタートさせる家庭が多いです。
そして、生後6ヶ月を迎えるころにはほとんどの赤ちゃんが離乳食を食べています。
離乳食の進みは個人差がありますが、赤ちゃんによっては非常によく食べてくれる子もいます。
離乳食をたくさん食べることで、今までよりかは母乳量が必要となくなり、母乳パッドが必要なほど出なくなったというママもいるようです。
【卒乳まで】
完全母乳育児・混合育児に関わらず、卒乳まで、母乳パッドが必要だったというママはやはり多いようです。
先述したように、赤ちゃんがおっぱいに吸い付くと、反射的にもう片方から母乳が溢れてしまうというママは非常に多くいます。
それは母乳量に関わらず起こりうるため、母乳そのものが必要なくなるまでは母乳パッドは必須アイテムであるママも。
また、普段は必要なくなっても、外出時など、万が一のことに備えて使用しているママもいるようです。
外出時以外にも、前回の授乳からの間隔が広くなる夜間は使用するなど、スポット的な使用をするのもおすすめですよ。
まとめ
母乳育児で赤ちゃんを育てるママのほとんどが使用する、母乳パッド。
取り替える手間はもちろんのこと、コストがかかったり荷物がかさばったりと、ママとしてはなるべく早く卒業したいアイテムでもあるかもしれませんね。
また、今回は母乳パッドが必要なケースについてご紹介しましたが、もちろんすべてのママが必ず必要かといったらそうではありません。
おむつと異なり、ガーゼやハンカチなど他のものでも代用がきくアイテムであるため、まとめ買いをするのではなく都度購入した方が経済的なケースもあります。
まずは1袋購入して様子を見ながら、本当に必要なのかどうかを見極めてみてはいかがでしょうか。