赤ちゃんのミルクを調乳するコツは?
赤ちゃんが産まれると、赤ちゃんに飲んでもらうミルクを作るようになりますが、その調乳に最初慣れないうちは戸惑いますね。
「スプーン何杯粉ミルクを入れるの?」
「お湯に使う水は何がいいの?」
「どの程度冷ませばいいの?」
など…
赤ちゃんが泣いていたら、素早くミルクを作ってあげたいものの、焦って時間がかかることもありますよね。
夜中の授乳も、できるだけ手早く終えたいもの。
今回はそんな赤ちゃんのミルクの調乳方法をおさらいしながら、手早く作るためのコツを紹介していきます。
赤ちゃんのミルクの調乳の方法は?
まずは赤ちゃんのミルクの調乳方法について見ていきましょう。
【粉ミルク・キューブ型ミルクの作り方】
≪STEP1.手洗い≫
調乳の前には、まず必ず手洗いしましょう。
赤ちゃんの口に入るもの、直接口に触れるものを触るので、石鹸やハンドソープできれいに手を洗います。
≪STEP2.必要量の粉ミルク・キューブを入れる≫
消毒済みのしっかりと乾いた哺乳瓶(消毒は生後6ヶ月頃くらいまで)の中に、必要量のミルクを入れます。
粉ミルクの場合は、スプーンで計って入れます。
キューブの場合はキューブ自体には触れないよう、封を切って必要個数入れましょう。
量は正確に計ります。
ママの判断で薄くしたり、濃くしたりしないようにして下さい。
≪STEP3.お湯を入れる≫
煮沸して冷ましたお湯(70℃以上)を、出来上がり量の2/3程度入れます。
そのまま一旦乳首とカバーを付け、ミルクを溶かしましょう。
≪STEP4.出来上がり量まで注ぐ≫
ミルクが大体溶けたら、出来上がり量まで煮沸したお湯、または煮沸した湯冷まし水(調乳用の水などでも可)を注ぎます。
≪STEP5.適温まで冷ます≫
乳首とカバーを再度付け、軽く振って混ぜます。
そのあと、赤ちゃんが飲みやすい温度(人の体温くらい)まで冷まします。
水道水や氷水をボウルなどに入れ、哺乳瓶を浸して冷ましたり、哺乳瓶を流水で冷ましてください。
冷ます際には、あまり時間を置きすぎないようにしてください。
また、赤ちゃんが飲み残したミルクは捨てて、1回ごとに調乳するようにしましょう。
【液体ミルクの作り方】
お出かけ時や災害時などに便利な液体ミルクの作り方も確認しておきましょう。
≪STEP1.手洗い≫
液体ミルクの調乳の前にも、必ず手洗いしましょう。
≪STEP2.缶に汚れや破損がないか確認≫
缶の封を開ける前に、汚れや破損がないか確認しましょう。
気になる汚れや破損があれば、そのミルクは使わないようにしてください。
≪STEP3.開封する≫
なければ、濡れコットンや布巾などで缶の口を拭きます。
缶を良く振り、開封してください。
≪STEP4.清潔な容器に移し替える≫
消毒し、乾いた哺乳瓶(消毒は生後6ヶ月頃まででOK)にミルクを移し替えます。
温めたミルクを飲ませる場合は、湯せんをしてミルクを温めましょう。
缶のまま温めることもできます。
≪STEP5.適温まで冷ます≫
人肌程度に冷ましたら、赤ちゃんに授乳しましょう。
赤ちゃんのミルクを素早く調乳するコツ
できるだけ早くミルクを作りたい時には、次の作り方のコツを実践してみましょう。
【粉ミルクは適量計っておく】
スプーンで適用量計ることって、特に夜眠い時にするのは大変。
そんな時には、乾いた哺乳瓶に予め、次飲む用の粉ミルクを計って入れておくのがコツです。
わざわざ計る手間が省けます。
計ったミルクを必要量入れて置けるミルクケースも市販されているので、それを使うのもいいでしょう。
ただし、計った粉ミルクは清潔な乾いた哺乳瓶、ミルクケースに入れてください。
濡れたケースに入れてしまうと、雑菌繁殖の原因になります。
また、日中は粉ミルクを使うけれど、夜や早朝などはキューブを使うのもいいですね。
【調乳用の水を使う】
お湯を入れて調乳したミルクを冷ますのも時間がかかりますよね。
そのため、出来上がり量の2/3のお湯でミルクを溶かした後、出来上がり量までは常温の調乳用の水を使うといいでしょう。
人肌程度に冷めるまでの時間を短縮できます。
赤ちゃん用品店やドラッグストアなどで、赤ちゃんの水、調乳用の水などとして市販されています。
【調乳ポットを使う】
調乳ポットとは、赤ちゃんのミルクを調乳するために必要な約70℃のお湯を常にキープしてくれるポットです。
一般的なポットだと、少し高めの80℃以上の保温設定のものが多いですが、調乳ポットは70℃でキープしてくれるので、粉ミルクやキューブを入れたらすぐに調乳できます。
調乳以外にも大人のコーヒーや紅茶のお湯としても使えます。
ちょっとの期間しか使わないから購入するのは躊躇してしまう…という方は、調乳ポットをレンタルするのもおすすめです。
まとめ
赤ちゃんのミルクの調乳は少し手間なところがありますが、ちょっと工夫をすることで手早く作ることもできます。
特に夜中や忙しい早朝、赤ちゃんがひどくぐずっている時などは、さっと作れるといいですよね。
今回紹介したコツもぜひ参考にしてみてください。