赤ちゃんのミルクの賞味期限
赤ちゃんに飲ませるミルクですが、賞味期限について考えたことはあるでしょうか。
食べるものには賞味期限や消費期限があることが多いので、ミルクもあるのではないかと思いますよね。
結論から言うと、賞味期限はあります。
ミルクのパッケージにも、未開封の場合の賞味期限が表記されています。
今回は粉ミルク、キューブタイプ、液体タイプなどの種類別に、どのくらいの賞味期限について紹介していきます。
また、ミルクの正しい保存方法についても紹介するので、参考にしてみてください。
赤ちゃんミルクの賞味期限はどのくらい?
赤ちゃんのミルクの賞味期限について、どのくらいあるのでしょうか。
パッケージには、賞味期限を「⚪️年⚪︎月」と表記されています。
日付までは書かれていませんが、⚪︎月の最終日までが賞味期限ということです。
その賞味期限はミルクの種類によっても若干異なるので、どのような違いがあるのか見ていきましょう。
【粉ミルクの賞味期限】
缶に入って販売されている粉ミルクは、昔からあるタイプのミルクですね。
最近では、その粉ミルクが100mlや200mlなど一定量入っているスティックタイプ、詰め替えタイプなどが出てきました。
粉状のミルクの場合、その性質から、一度空気中の湿気や酸素で成分が変化してしまいます。
そのため、缶の開封後は約1ヶ月が賞味期限の目安とされています。
詰め替えタイプのミルクも、専門ケースへ入れ替え後、1ヶ月以内に使い切るのが理想です。
スティックの場合は開封後密封させるのが難しいので、開封後は1回で使い切ることをおすすめするメーカーも多いです。
未開封の場合は、缶もスティックも1年以上の長期保存が可能です。
しかし、保存環境にもよるので、湿気や気温などに注意しましょう。
湿気を吸ってしまうと、カチカチに固まったり、香りが甘いものからコケのような匂いになります。
【キューブミルクの賞味期限】
40mlごとの固形になっているタイプのキューブミルクは、計量要らずで使いやすく、お出かけにも便利です。
そんなキューブミルクの賞味期限は、開封後は数日から1週間以内に使い切ることが推奨されています。
開封後はしっかりと袋の口を留め、空気に触れないように保存しましょう。
未開封の場合は約1年半ほど保存できると言われています。
【液体ミルクの賞味期限】
液体ミルクはお湯で溶かす必要がなく、また常温で保存できるため、災害時やお出かけ、夜間時に重宝されるミルクです。
液体ミルクの賞味期限は、以前は半年から1年のものが多かったですが、最近では1年半とされる商品も出てきています。
開封後はすぐ(2時間以内)に使用します。
一度赤ちゃんが口をつけたものは、雑菌が繁殖しやすいため、保存せず処分してください。
開封後、口をつけていないものは、2時間以内に飲むことが推奨されています。
赤ちゃんミルクの正しい保存方法は?
赤ちゃんのミルクには、原材料以外のものは含まれていなく、保存料は使用されていません。
しかし、未開封だと1年以上保存できるとのこと。
どのように保存するといいのでしょうか。
【直射日光を避け、室温で保存】
まずはどのミルクのタイプで直射日光を避けましょう。
また、室温で保存してください。
室温が変わりやすい場所を避けましょう。
【開封後はしっかりしめる】
開封後には埃や髪の毛、虫などが入り込まないように、しっかりと蓋を閉めたり、袋の口を締めてください。
また、ミルクには湿気も大敵です。
乾燥した涼しい場所に保管するのが理想的です。
冷暗所ということで、冷蔵庫に入れる方がいるかもしれませんが、室温との温度差による結露のためにミルクが吸湿してしまうことがあります。
冷凍庫も同じです。
開封後も、室温で保存するようにしましょう。
【作り置きはしない】
お腹を空かせた赤ちゃんが泣いている状態で、調乳するのって結構焦りますよね。
そのため、作り置きしておきたいと考える方もいるかもしれません。
作り置きしておいて、冷蔵庫で保存しておくといいという情報を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、おすすめできません。
ミルクは飲ませる直前に調乳し、赤ちゃんに飲ませてあげましょう。
先述した通り、赤ちゃんが授乳直前に寝てしまったなどの理由で、口をつけなかったミルクであれば、常温で2時間程度は保管することは可能です。
しかし、一度口をつけてしまったり、飲み残しであったりする場合には、雑菌が入って繁殖しやすい状態なので、保存はせず破棄してください。
まとめ
赤ちゃんのミルクにはいろいろな種類のものがありますが、それぞれに賞味期限があります。
ミルクのパッケージには未開封時の場合の賞味期限が書かれていますが、その期限はあくまで目安です。
実際のミルクの状態も見て、判断するようにしましょう。
また、開封後はできるだけ早く使い切ることがおすすめです。
赤ちゃんが飲むものなので、リスクを避けて、安心して飲ませられるよう、保存方法にも少し気を付けてみましょう。