赤ちゃんとお散歩は行った方が良い?必要性は?
「赤ちゃんとお散歩に行きましょう」という言葉は、子育てが始まると何度か耳にするフレーズです。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ言葉も話せませんし、自分で遊ぶこともできません。
まだ何もかもが分からないのに、お散歩は本当に必要なの?と疑問に思うママもいることでしょう。
実は、お散歩をすることで赤ちゃんの成長にはたくさんの良い影響があります。
赤ちゃんにお散歩がなぜ必要なのか見ていきましょう。
赤ちゃんにお散歩が必要といわれる理由は?
なぜ、赤ちゃんにお散歩が必要になるのでしょうか?
赤ちゃんだけでなくママにも良い効果があるので、そちらも合わせて見ていきましょう。
【①お散歩は健康のために必要】
お散歩で外に出かけて日光をあびることで、ビタミンDが体内で生成されます。
ビタミンDは赤ちゃんが欠乏しやすい栄養素です。
欠乏した状態が続くと、「くる病」という病気にあるリスクが高まると言われています。
赤ちゃんの健康を維持するためにも、お散歩に出かけることは必要だと言えるでしょう。
【②赤ちゃんの体を育てるために必要】
外に出かけて外気に当たり、お日様の光を浴びたり風に触れたりすることで、赤ちゃんは体力を使います。
程よく疲れた後はぐっすり眠ることができますし、体力を少しずつ使うことを繰り返すことで体が少しずつ丈夫になっていきます。
ただし、長時間外気に触れすぎると、赤ちゃんが逆に疲れすぎてしまって体調を崩す原因になることもあります。
天候なども考慮しつつ、赤ちゃんの月齢や体調に合ったお散歩に留めることが大切になります。
【③赤ちゃんの育脳のために必要】
お散歩は、赤ちゃんの五感を刺激してくれる体験がたくさんできます。
風の感触を肌で感じる、光の変化を目で見る、見たことがない新しいものに触れるといった体験は、外でしか味わうことができません。
毎日通る同じお散歩コースの中ですら、日によって違って見えることもありますよね。
五感を大いに刺激することで、赤ちゃんの脳にも良い刺激を与え、成長をぐんぐん促します。
散歩で見る風景は、赤ちゃんの興味や関心も引き出してくれますよ。
まだ低月齢の赤ちゃんでも、お散歩での経験をたくさん積むことで、色んなことを吸収しながら成長し、覚えていきます。
【④生活リズムを育てるために必要】
赤ちゃんの月齢が進むと、昼夜の区別が徐々につくようになっていきます。
しかし、中には月齢が進んでも、夜中に目が覚めてしまったり、日中にたっぷりお昼寝をしてしまったりするという赤ちゃんもいたりします。
普通に過ごしているだけでは生活リズムは整いにくいものです。
お散歩に出かけてお日様の光を浴びることで、日中はしっかりと目と体が目覚めます。
また、赤ちゃんにはぐっすり眠れるようになる「メラトニン」という物質が分泌されるため、昼寝や夜の寝つきが良くなり、生活にメリハリがつくようになります。
お散歩に加え、離乳食や入浴の時間も毎日同じ時間に行うようにすることで、赤ちゃんの生活リズムが整い、成長に良いだけではなくママのお世話もしやすくなることでしょう。
【⑤親子のコミュニケーションにのために必要】
お家の中でも親子のコミュニケーションは十分に取ることはできますが、マンネリ化してしまうこともありますよね。
お散歩に一緒に出掛けて様々な経験を一緒にすることで、親子のコミュニケーションにもなります。
【⑥ママにもお散歩の効果が!】
お散歩には、リラックス効果があると言われています。
育児で家にこもっていると、ストレスが溜まってくることも。
ママの息抜きのためにも、お散歩は必要と言えるかもしれません。
赤ちゃんとお散歩に行くときのポイント
お散歩は、たくさんすればいいという訳ではありません。
長かったり回数が多すぎたりすると、逆に赤ちゃんの負担になってしまうことがあるため、注意してください。
お散歩は生後1ヶ月頃から始め、最初は5分程度の外気浴から、慣れてきたら少しずつ時間や距離をのばしていきましょう。
生後6ヶ月頃になると、1時間ほどの散歩が楽しめるようになりますよ。
暑かったり寒かったりする日には、赤ちゃんの負担にならないように時間や距離を調整しましょう。
散歩のときは、紫外線と暑さ対策、または寒さ対策、虫の対策、水分補給の準備も忘れずに行ってください。
時には、お家でゆったり過ごして体力を温存する日も必要です。
天候や体調が悪い時は無理をせず、家でのんびり過ごす日も設けられるといいですね。
まとめ
散歩に出かけなくても赤ちゃんの体や心は、問題なく成長はします。
しかし、散歩に出かけることでより健康的に過ごすことができます。
また、散歩でしか得られない経験も、たくさん積めることでしょう。
散歩は赤ちゃんの成長に様々な良い効果が期待できるため、積極的に出かけてみるのもいいですね。
赤ちゃんと一緒に、無理のない範囲でお散歩を楽しんでみてください。