目次
離乳食期の赤ちゃんはアイスは食べられないの?
暑い季節になると、冷たく口溶けの良いアイスが食べたくなりますね。
身体の体温を下げてくれ、熱中症対策にもなるアイス。
赤ちゃんにも味合わせてあげたいところではありますが、離乳食時期の赤ちゃんにはできれば避けたい食べ物です。
では、赤ちゃんがアイスを食べるようになるのは、いつ頃からなのでしょうか。
赤ちゃんがアイスを食べるのを避けたい理由や、いつからならOKなのか、アイスの代わりに食べられるものはないか紹介します。
離乳食期の赤ちゃんにはアイスを避けたい理由
口に入れるだけで溶けるアイスは、離乳食期でも美味しく食べられそうです。
しかし、赤ちゃんにアイスを食べさせるのを避けたいのには理由があります。
【糖分が多い】
離乳食期の赤ちゃんは、味覚を育てる時期です。
この時期に味の濃いものを多く食べると、将来的に味の濃いものを好むようになり、生活習慣病に繋がりやすくなると言われています。
そのため、離乳食では素材の味を生かした薄味の食事を推奨しているのです。
アイスに含まれる糖分は商品にもよりますが、かなり多い量が含まれている商品もあります。
味覚を育てる時期には、あまりふさわしくない食べ物と言えるでしょう。
【添加物が含まれる】
市販のアイスには、人工甘味料や合成着色料などの添加物が含まれている商品があります。
消化器官が未熟な離乳食期の赤ちゃんが多く摂取すると、下痢やアレルギーを引き起こす原因になってしまうことがあります。
【離乳食の進みに影響が出ることも】
アイスは噛まなくても口の中で溶けるので、離乳食期には食べやすいものです。
しかも味が甘いため、もし赤ちゃんが口にしたら、好んで食べることでしょう。
アイスを好んで食べるようになってしまうと、固さのある食材や味の薄い離乳食を好まなくなってしまうことがあります。
本来の離乳食を嫌がるようになるなどの影響が出ることは避けたいので、アイスはできれば避けたい食べ物なのです。
【虫歯になりやすい食べ物】
また、糖分が多く含まれるアイスは、虫歯になるリスクが高くなる食べ物です。
その点においても、避けたい食べ物であると言えます。
アイスは何歳から?離乳食期が終われば食べられる?
アイスは、何歳から食べられるという明確な時期はありません。
アイスを避けたい理由を考慮しつつ、食べ始めの時期を検討するのであれば、離乳食が完了した1−1歳半歳頃を目安に少しなら食べてみてもいいかと思います。
時々楽しむ程度に、アイスを取り入れてみましょう。
離乳食期にアイスの代わりに食べられるものは?
赤ちゃんにはできれば避けたいアイス。
しかし、暑い季節でしたら、大人のように赤ちゃんにも冷たくてさっぱりしたものを味合わせてあげたいですよね。
アイスの代わりに、離乳食としておすすめのものを紹介します。
【フルーツシャーベット】
離乳食期に食べられるフルーツでしたら、凍らせて与えることができます。
ただし、アイスと違い、凍らせたフルーツをそのまま与えるには固く喉に詰まらせるリスクがあります。
そのため、
・果汁を絞って凍らせる
・かなり細かく切ってから凍らせる(みかんをほぐす、イチゴを小さくするなど)
・凍らせたものをデザートメーカー(ヨナナスメーカーなど)で口当たりよくなるようすりつぶす
などの工夫をして与えてみましょう。
【ヨーグルトアイス】
ヨーグルトを冷凍してアイスにする方法です。
すり潰したフルーツ(バナナなど)と混ぜてから冷凍すると、よりおいしく食べられますよ。
凍ったヨーグルトを少し溶かし、ヘラで滑らかにしてから与えましょう。
ただし、これらも食べ過ぎると離乳食の進みや身体が冷えすぎるなど、赤ちゃんの成長や健康に影響が出ることがあるかもしれませんので、暑い日や特別な日にのみ楽しむ程度にしましょう。
離乳食が完了してアイスを食べ始める時の注意
離乳食が完了し、赤ちゃんがアイスを食べてみる日がやってくるかと思います。
先述した通り、市販のアイスには糖分や脂肪分、添加物が含まれている商品が多くあります。
いきなり大人のアイスを1つ食べるのではなく、少量ずつ楽しむようにしたいですね。
幼児向けのアイスも市販されているので、そちらを食べるのもいいでしょう。
大人が食べるアイスに比べると1つ当たりの量が少ないので小さな子どもでも食べきることができ、アレルギーに配慮されている商品もあります。
甘みはあるものの、脂質や塩分は控えめになっています。
アイスを食べた後は、歯磨きを必ずしてください。
まとめ
離乳食期の赤ちゃんにアイスを食べさせるのは、さまざまな理由から避けたいもの。
市販のアイスに含まれる成分が赤ちゃんの体に負担をかけてしまったり、離乳食の妨げになったりするためです。
暑い季節には、アイスの代わりに凍らせたフルーツやヨーグルトを使ったものを手作りしてあげるといいですね。
そちらも、食べ過ぎには注意しながら、少しずつ楽しむ程度に味わせてあげてみてくださいね。