離乳食の3回食はいつから始めるか知りたい
赤ちゃんが離乳食の2回食にも慣れてきたら、3回食を検討する時期がやってきます。
3回食は、いつから始めたらいいのでしょうか。
また、3回食を進めていくポイントも合わせて押さえていきましょう。
離乳食の3回目を始める時期と目安
離乳食の3回食を始める時期は、一般的には生後9ヶ月~11ヶ月頃と言われています。
しかし、離乳食の進みは赤ちゃんによって大きな個人差があります。
食べることが好きな赤ちゃんもいれば、ちょっと苦手で進みが遅いという赤ちゃんもいることでしょう。
離乳食の3回食は、赤ちゃんの様子を見つつ、時期を検討していくのがいいですね。
【3回食を始める目安】
基本的には2回食をしっかり食べられていることが、3回食を進めていく条件です。
・1日2回食べることに十分慣れ、食べられる食材や品数が増えている
・メニューによって好き嫌いはあれど、離乳食の量をしっかり食べられる(おかゆだと50~80gほど)
・丸飲みせず、もぐもぐとしっかり咀嚼している
・豆腐程の固さの食材や繊維質のある食材もモグモグ食べられる
・離乳食の2回目の開始から、約2ヶ月経過している(ただし、2回食の開始が遅くても、進みが良かった場合はもう少し短い期間でも)
・嫌がらずに意欲的に離乳食を食べている
などが挙げられます。
ただし、まだ一回に食べる量は少ないけど、体も良く動かすし、母乳やミルクの量が多いようであれば
用意した量を全てしっかり食べられていなかったとしても、形状はそのままで、回数だけ3回食にすることで、1日のトータル量を確保することができます。
【早く始めてもいい?】
食べることが大好きな赤ちゃんでしたら、もしかしたら早く3回食を始めたり、離乳食の固さを調整してあげたりしたいと考えているママもいるかもしれませんね。
一回の量が少ししか食べられない子もいますので、その場合は3回にしていっても問題ないでしょう。
【遅くても大丈夫?】
赤ちゃんが上手に食べられないうちに無理に1日3回の食事を与えるよりも、まずは2回食の形状や量をしっかり食べられるように進めていきましょう。
ただし2回食の形状を食べられるけど一回の量が少ないのであれば、離乳食の固さは変えないまま、まずは1日3回しっかり食べ、離乳食から栄養を摂取することを目標に3回食を始めてみるのもいいでしょう。
そのように食べることに慣れてから、少しずつ固さに変化を付けて、モグモグごっくんの練習を進めてみてください。
3回食を進めていくポイント
3回食を進めていくポイントを押さえておきましょう。
【3回食の固さ】
おかゆは5倍がゆで進めていき、しっかり食べられるようになったら徐々に軟飯へと移行していきます。
副食(おかず)は、歯茎でつぶして、モグモグできるくらいの固さが目安です。
(バナナくらいの固さです。)
【3回食の時間】
3回食を開始したばかりの時期は、まだ食後に授乳を行うため、授乳の時間に合わせて1日3回の離乳食の時間を決めるといいですね。
段々と朝、昼、夕と、大人と同じ時間帯の決まった時間に食べるようにしていきましょう。
離乳食の時間を決めることで、1日の生活リズムを整えていくことにも繋がります。
おやつを与える場合も、授乳や離乳食の時間も考慮しながら、毎日同じ時間を決めて与えるようにしましょう。
【授乳はどうする?】
3回食が始まったら、授乳は離乳食後に3回と、その他に2回が目安です。
もし食後のミルクを残すようでしたら、無理に全量飲ませず、様子を見てもいいでしょう。
母乳の赤ちゃんは、変わらず飲みたいだけ飲ませても構いません。
離乳食を1日3回しっかりと食べられるようになったら、飲む量が減ったり、自分から卒乳する子もいます。
フォローアップミルクも離乳食でしっかりと栄養がとれているのであれば無理に飲ませる必要もありません。
あまり離乳食を食べない場合には、フォローアップミルクではなく、育児用のこれまでと同じミルクで栄養を補っていってあげてください。
3回食の進み具合を見て、授乳の量やミルクの切り替え等を検討していきましょう。
【外出時の離乳食】
離乳食は毎日規則正しく食べられることが理想ですが、お出かけなどで時間がずれることもあるでしょう。
お出かけ先にはミルクの他に、お弁当やレトルトのベビーフードを持ち歩くようにしましょう。
食べることに慣れてきたら、大人のうどんなどを取り分けて食べさせることもできますよ。
(ただし、外食の際は、アレルギーにも注意しましょう。)
まとめ
離乳食の3回目は、生後9~11ヶ月頃に進めていくのが一般的です。
しかし、赤ちゃんによって離乳食の進みには個人差があるため、焦らず赤ちゃんとママのペースで始めていけるといいですね。
もし、離乳食の進め方に悩んだら、健診の際に小児科医に尋ねたり、市町村の子育て相談の機会に相談することもできます。
赤ちゃんに合ったアドバイスが貰えるので、気になったことは聞いてみてましょう。