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ベビーベッドを使う時の注意点

ベビーベッドを使用する際は注意が必要!?

ベビーベッドはねんねの時期の赤ちゃんが1日のうち、長い時間を過ごす場所です。

赤ちゃんが安全に快適に過ごせるよう、商品には安全対策が十分になされている一方で、正しい使い方をしないと思わぬ危険に遭遇してしまうことがあります。

ベビーベッドを使用する前に、注意点についてしっかりと確認しておきましょう。

 

ベビーベッドに定められている安全基準とは?

日本で流通するベビーベッドには、PSCマークというものが付いています。(PSCマークが付いていない商品は、日本で取り扱いすることができません。)

これは、消費生活用品安全法に基づき、国が定めている特定の製品の技術基準に適合しているという証明のマークです。

特定製品には、消費者の生命や身体に対し危害を加える可能性がある製品が指定されていますが、赤ちゃんの思わぬ事故が多数報告されているベビーベッドも、特定製品の1つに入っています。

極力事故を起こさないよう、製品には安全のための基準が設けられているのです。

 

製品が安全とは言え、正しい使い方をしなければ赤ちゃんが事故にあったり、健康に害をきたしたりする可能性があります。

次の章からは具体的なベビーベッドの注意点について、詳しく解説していきます。

 

ベビーベッドの注意点①柵の開閉

赤ちゃんのベビーベッドからの転落は、0~1歳の赤ちゃんに多く起こる事故です。

赤ちゃんがぐっすり眠っているからと、ベビーベッドを離れる際に柵を開いたまま離れてしまうことがあるかもしれませんが、それは大変危険です。

 

赤ちゃんは、思いがけない行動を見せることがあります。

まだ寝返りができないと思っていた赤ちゃんがある日突然寝返りすることもありますし、手足の力が強い赤ちゃんは、ずりずりと動いてベビーベッドから落ちてしまう可能性もあるのです。

ベビーベッドの柵を開くのは、赤ちゃんのお世話をする時のみ。

 

他にも、赤ちゃんの収納スペース部分は赤ちゃんの手が届く場所ですので、柵に挟まってしまったという事故事例もあります。

柵を閉じている時はロックを必ずかけましょう。

半ロック状態での事故も起こりうることがあります。

柵の開閉時は、赤ちゃんの手や足を挟んでしまわないように注意してください。

 

ベビーベッドの注意点②床板の高さ

床板を高くすると、ママのお世話が楽になります。

しかし、赤ちゃんが成長してつかまり立ちができるようになると、柵を乗り越えて転落してしまうことも。

赤ちゃんがつかまり立ちをするようになったら、床板と柵の上の部分が60cm以上の幅になるように床板を調整しましょう。

 

ベビーベッドの注意点③こまめな掃除

ベビーベッド下や柵は、意外とほこりが溜まりやすい場所です。

床板は高さがありますが、ハウスダストの原因となるほこりが溜まっている状態は、衛生的には好ましくありません。

こまめに掃除機をかけ、柵は拭き取り掃除を行いましょう。

 

赤ちゃんは汗をよくかくので、布団が湿っていることもあります。

シーツをこまめに交換し、布団は定期的に乾かしてあげるといいですね。

 

ベビーベッドの注意点④置き場所

ベビーベッドをリビングに置く場合は、死角にならない場所で、部屋のどこからでも様子が見える場所に置くのが安心ですね。

また、テレビの横は音が気になりますし、大きい家具の横は万が一震災が来た時に危険なので避けたいですね。

 

他にも、エアコンの風が真っすぐに当たる場所は避けるようにしましょう。

冷風は赤ちゃんの体が冷えすぎてしまいますし、温風は暑くなりすぎてしまうことがあるためです。

エアコンの風は、乾燥の原因にもなります。

 

窓際も直射日光が当たるため、避けたい場所です。

お家によってはこれらの条件をすべて満たす場所となると、難しいということもあるでしょう。

 

ベビーベッドの置き場所に合わせ、家具の位置を変更することも検討してみてください。

もし、エアコンの風が避けられないようでしたら、ベビーベッドガードを付けてあげるだけでも風が直接当たるのを防ぐことができます。

窓際でしたら、レースのカーテンを付けることで直射日光がいくらかは和らぎます。

日差しが強い時間帯は、遮光カーテンも活用することを検討してみてください。

 

ベビーベッドの注意点⑤中に物を置かない

ベビーベッド内におむつやガーゼなど、赤ちゃんのお世話の物をつい置きたくなってしまうことがあります。

他にも、ぬいぐるみを並べてあげたり、温度調節のためのブランケットを側に置いておいたりすることなどがあるかもしれませんね。

ですが、赤ちゃんの邪魔になってしまいますし、万が一それらが赤ちゃんの顔にかかってしまったら大変です。

 

おもちゃは、赤ちゃんが口に入れてしまう可能性もあります。

ベビーベッドは赤ちゃんが眠る場所なので、余計なものは置かないようにしましょう。

 

ベビーベッドの注意点⑥枕を使う場合

赤ちゃんがねんねの時期は基本枕はいらないと言われていますが、頭の形を整えたり髪の毛が薄くなるのを予防したりするために使う方もいると思います。

枕は、赤ちゃん用のドーナッツ枕を使いましょう。

吐き戻し予防には斜形枕を使ってあげてください。

 

赤ちゃんの頭の下に柔らかい枕やタオルを敷くのは危険です。

埋もれて窒息に繋がったり、首に巻き付くと危なくなったりするためです。

 

まとめ

日本で販売されているベビーベッドにはPSCマークが付いており、製品の技術的な基準は合格したものが流通しています。

しかし、ママが使い方を間違うと、思わぬ事故に繋がってしまうこともあります。

ベビーベッドを使う際は、十分に注意したいですね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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