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赤ちゃんが哺乳瓶で飲むとむせるのはなぜ?

哺乳瓶でミルクを飲むとむせて困ってしまう

赤ちゃんにミルクを飲ませると、むせてしまうことはありませんか?

たまたまかな?という頻度でしたら心配はいりませんが、ミルクを飲むたびに頻繁に苦しそうにしているようでは、何か原因があるかもしれません。

赤ちゃんがミルクを飲んでむせるケースで考えられる原因を探り、快適においしく飲めるように対策をしましょう。

 

赤ちゃんが哺乳瓶でむせる原因

まずは、赤ちゃんが哺乳瓶でミルクを飲んでいる時にむせる原因を探っていきましょう。

 

【 ニップルが合わない】

哺乳瓶のニップルが合わないと、赤ちゃんが哺乳瓶を咥えにくく吸いにくい状態です。

サイズが大きいニップルを使っていると、ミルクの量が多く勢いよく出てくるのでむせてしまうのです。

大きい哺乳瓶を購入すると付属のニップルがMサイズだったということもあります。

月齢が低いうちは新生児用かSサイズのニップルでなければ飲みにくくなってしまうため、確認をしてみるといいですね。

逆に小さいニップルを使っていると、赤ちゃんが吸う力は十分にあるのにミルクがなかなか出てこず、丁度良いペースで飲むことができないためむせている可能性もあります。

 

【哺乳瓶のメーカーが合わない】

哺乳瓶のメーカーは多々ありますが、特徴も様々です。

例えば、赤ちゃんの吸啜をサポートし顎を鍛える哺乳瓶や、ニップルの形がママのおっぱいの作りに近い哺乳瓶などがあります。

メーカーによってニップルの形やミルクが出る量に多少の違いがありますが、赤ちゃんにとっては少しの差が飲みにくかったり苦しかったりするのかもしれませんね。

飲みやすい哺乳瓶もありますが、ゴクゴクと勢いよく飲めるためにかえってむせている可能もあります。

 

【赤ちゃんの体の発達が未熟なため】

赤ちゃんは、胃の形が大人のように曲がってはおらず、真っすぐになっています。

成長とともにカーブがかかった形に変わっていきますが、特に月齢の低いうちはミルクを飲んでも逆流しやすく、むせたり吐いたりしやすいのです。

 

ミルクを飲む時に赤ちゃんを寝かせた姿勢で飲ませていると、ミルクが逆流しやすい状態になります。

ミルクを飲む時には上半身を高くして抱っこをしてあげましょう。

 

【ニップルの咥え方が上手くない】

ニップルは、赤ちゃんの口が大きく開いた状態で咥えこみ、唇が外側に開いた状態で、アヒル口のようになっているのが正しい咥え方です。

咥え方が浅かったり、唇が内側に巻き込まれていたりする飲み方では、赤ちゃんはミルクを上手く吸うことができていません。

哺乳瓶の角度は赤ちゃんと90度になるようにしましょう。

高すぎても低すぎてもうまく吸えないので、むせる原因になっている可能性があります。

 

【哺乳瓶のフードを閉めすぎている】

哺乳瓶のフードとは、ニップルを支え哺乳瓶に定着させる部分です。

ニップルに通気口が付いていない哺乳瓶では、授乳の時にフードを少し緩めて空気を取り込みますが、ここを閉めすぎていると上手く哺乳瓶に空気を取り込めず、赤ちゃんが飲みにくい状態になってしまいます。

 

【哺乳瓶がきちんと洗えていない】

哺乳瓶の通気口にミルクのかすが溜まっていると、哺乳瓶の中に空気が上手く取り込めません。

ミルクの出も悪くなり、赤ちゃんがより強い力で吸わなければならないために、むせている可能性があります。

 

【ミルクが飲みにくい】

ミルクの温度が熱すぎると、赤ちゃんがびっくりしてむせてしまいます。

喉を通る時にも刺激になるため、ミルクは適切な温度になるように作りましょう。

ミルクが濃すぎたり、薄すぎたりしても赤ちゃんが飲みにくくなっている可能性があります。

 

赤ちゃんが哺乳瓶でむせる時の対処法

赤ちゃんがむせる原因に思い当たることが見つかったら、次は対策をしていきましょう。

 

【合っている哺乳瓶やニップルを探す】

赤ちゃんの哺乳瓶のメーカーやニップルが合っていないと思ったら、別のものを試してみましょう。

むせてミルクが口から出てしまうようなら、ミルクが出すぎているものと思われます。

むせるだけで飲み過ぎの様子がない場合、ニップルが小さかったり赤ちゃんが吸いにくかったりする哺乳瓶だということが疑われます。

 

【ミルクの適切な作り方を見直す】

ミルクを作る際、今一度分量や温度が合っているか確認をしてみましょう。

・ミルクの粉とお湯の割合は合っているかパッケージの表示を確認してみてください。

・温度は人肌(36~40度)にします。熱すぎてもぬるすぎても飲みにくくなってしまいます。

・赤ちゃんがミルクを飲む際に哺乳瓶の中に空気が入っていかないようであれば、少しだけ哺乳瓶のフードを緩めてみましょう。

 

まとめ

赤ちゃんは体が未発達なため、ミルクを飲む際の少しの刺激でむせてしまうことも、めずらしくありません。

体の成長と共に上手に飲めるようになってきますが、もしかしたら哺乳瓶やニップルが合っていなかったり、飲ませ方やミルクの作り方にも原因があったりするかもしれません。

どうしてむせるのか思い当たる原因はあったでしょうか。

色々工夫してみて、赤ちゃんがミルクを美味しく快適に飲めるように対策をしてみてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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