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育児中の腰痛<原因と解消法>

育児中の腰痛はどう解消する?

育児中のママやパパにとって、避けて通れない身体の不調の一つが腰痛です。

赤ちゃんのお世話は思っている以上に身体的な負担が大きく、特に腰痛は多くの方が悩む症状です。

抱っこやおむつ替え、長時間の授乳など、同じ姿勢を繰り返したり、不自然な姿勢を取りがちな育児生活では、腰への負担が大きくなります。

これが積み重なると、慢性的な腰痛へと発展することもあります。

腰痛を解消するには、まず原因を理解することが大切です。

 

そこで今回は、育児中の腰痛の原因を探るとともに、解消法や予防策をご紹介します。

 

育児中の腰痛の原因

育児中に腰痛が起こりやすいのは、何が原因なのでしょうか。

 

【抱っこの繰り返し】

赤ちゃんを抱っこする際、無意識に腰を反らせたり片方の腰に重心をかけたりしてしまいます。

この姿勢が腰に負担をかけ、痛みを引き起こす原因になります。

 

【中腰の姿勢】

おむつ替えや、ベビーベッドから赤ちゃんを抱き上げたり寝かせたりなど、頻繁に中腰の姿勢を取ることが多い育児では、腰に過剰なストレスがかかります。

 

【筋力の低下】

妊娠中や出産後は、腹筋や背筋が弱くなりがちです。

腰を支える力が不足し、負担が集中してしまうこともあります。

 

【睡眠不足と疲労】

育児中は睡眠時間が十分に取れず、体全体の疲労が蓄積しやすくなります。

疲労により腰周りの筋肉が硬直し、痛みを感じやすくなります。

 

【姿勢の悪化】

赤ちゃんへの授乳や抱っこの際、前かがみになりがちな姿勢が原因で、腰や背中の筋肉が過剰に緊張し、痛みを引き起こすこともあります。

 

腰痛解消のためのストレッチ

育児の合間に取り入れられる簡単なストレッチをいくつかご紹介します。

痛む場合は無理せず、マッサージや病院などで相談する必要はありますが、以下のようなストレッチを軽くでも行うことで、少しは解消できるかもしれません。

 

【牛・猫のポーズ】

1.四つん這いになり、手を肩幅、膝を腰幅に開きます

2.息を吸いながら背中を反らせ、顔を天井に向けます(牛のポーズ)

3.息を吐きながら背中を丸め、顎を胸に近づけます(猫のポーズ)

4.この動きをゆっくりと5回繰り返します

 

【腰ひねりストレッチ】

1.仰向けに寝て、両膝を立てます

2.両膝をそろえたまま、右側に倒します

3.左の腰や背中が伸びるのを感じながら10秒間キープ

4.左右交互に3回繰り返します

 

【ブリッジポーズ】

1.仰向けに寝て膝を立て、足を腰幅に開きます

2.ゆっくりとお尻を持ち上げ、肩から膝までが一直線になるようにします

3.これを5秒間キープし、ゆっくりと元の位置に戻ります

4.これを5回繰り返します

 

自分でできる腰痛マッサージ

ストレッチと組み合わせることで、さらに腰痛解消に効果的と言われるマッサージ方法をご紹介します。

 

【指圧マッサージ】

1.親指を使って、腰の両脇の筋肉を押しほぐします

2.痛気持ちいいと感じる程度の力で、円を描くように揉み、1分間行います

 

【テニスボールマッサージ】

1.テニスボールを1~2個用意し、仰向けに寝て腰の下に置きます

2.ボールの上でゆっくりと体を揺らし、筋肉をほぐします

3.気持ちいいと感じる部分を重点的にほぐしましょう

 

【温めながらマッサージ】

1.蒸しタオルやホットパックを腰に当てて温めます

2.温まった筋肉を指や手のひらで軽く揉みほぐします

3.血行が促進され、痛みが和らぎやすくなります

 

腰痛を予防するための日常生活の工夫

解消することも大切ですが、普段から腰痛を予防することも大切です。

日常生活において、以下のようなことを意識してみましょう。

 

【正しい姿勢を保つ】

抱っこや授乳の際には、背筋を伸ばし、無理のない姿勢を心がけましょう。

授乳クッションや抱っこ紐を活用することで、腰への負担を軽減できます。

 

【適度な運動を取り入れる】

ウォーキングや軽く筋トレを行い、腰周りの筋力を強化しましょう。

筋力がつくことで腰への負担が軽減されます。

 

【こまめに休憩を取る】

長時間同じ姿勢を続けないようにし、定期的に体を動かす習慣をつけましょう。

 

【睡眠環境を整える】

硬すぎず柔らかすぎないマットレスや枕を選び、腰に優しい寝姿勢をサポートしましょう。

 

【荷物を分散して持つ】

赤ちゃんのお世話グッズや買い物袋などを持つ際には、片方の肩や腰に負担が集中しないよう工夫しましょう。

リュックタイプのバッグを活用するのもおすすめです。

 

まとめ

育児中の腰痛は、多くのママやパパが経験する悩みですが、正しい対策を取ることで軽減できます。

腰痛をそのまま放置してしまうと、慢性的な不調へと繋がる可能性もあるため、早めのケアが重要です。

ひどくなる前に、ストレッチや自分でのマッサージを行い、少しでも解消しておきましょう。

つらい場合には病院やマッサージ店などで相談するといいでしょう。

 

育児はママやパパが健康でいることが何よりも大切です。

自分の体調を整えることは、育児を楽しむための第一歩であり、赤ちゃんとの楽しい時間を増やすことにも繋がります。

腰痛を予防し、育児生活を快適に過ごせるよう、ぜひ紹介した方法を試してみてください。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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