育児中の手荒れがつらい…
育児中は何かと手を使いますね。
抱っこもそうですし、水を扱うことも多いです。
洗濯や掃除などのいつもの家事に加え、赤ちゃんの沐浴・お風呂、おむつの交換で頻繁に手を洗ったり、ミルクや離乳食作り、赤ちゃんの口周りや身の回りを拭いてあげたりなど。
そのように手を使っていると、起こりやすいのが手荒れです。
手に炎症が起こり、かゆみや痛みがあったり、掻きむしってしまったり。
ただの手荒れと言えど、日常生活に影響してしまうほど、ひどくなる場合もあるかもしれません。
そんな育児中の手荒れは、どのように対処するといいでしょうか。
忙しい中でもでき、赤ちゃんと触れ合う際にも問題ない改善方法をご紹介していきます。
育児中の手荒れ原因3つとは
改善策を知る前に、育児中に手荒れしてしまう、主な原因3つを知っておきましょう。
【1.頻繁に手洗いするため】
赤ちゃんのお世話をする前、後など、手を洗う機会が出産前より増えたというママも多いでしょう。
頻繁に手洗いすると、皮膚の自然な油分を洗い流してしまうこともあるため、手の乾燥の原因となります。
また、手洗いの後に感染予防としてアルコール消毒液などを使う回数が多くなっている場合も、手の乾燥に繋がります。
【2.水を使う機会が増えるため】
育児中は水を使う機会も増えます。
掃除も拭き掃除を中心に行ったり、赤ちゃんの吐き戻しなどの服汚れを手洗いしたり。
赤ちゃんの沐浴やお風呂でもずっと水に手をつけたまま・・・という場合も多いかもしれません。
手肌を水に濡れたままにすると、手肌の水分まで蒸発し、乾燥につながることがあります。
また、洗剤や掃除用品の化学物質も手荒れの原因になることもあります。
【3.ストレス】
ストレスも手荒れの大きな原因です。
皮膚の状態をストレスが悪化させることがあるからです。
育児中の手荒れを改善するには?
育児中の手荒れを改善するために、以下の8つの方法を試してみましょう。
【1.適切に手洗いを行う】
手を清潔に保つことは大切ですが、過度な手洗いは皮膚に負担をかけてしまいます。
必要なときに手を洗い、特に汚れていない場合は適度に控えるようにしましょう。
また、使用する石けんは刺激の少ないものを選ぶといいですね。
【2.消毒剤の過剰な使用を避ける】
アルコール成分が含まれている消毒剤、除菌剤などの過剰な使用は避け、必要な場面でのみ使用するように心がけましょう。
肌に優しい製品を選ぶのもおすすめです。
【3.手袋を使用する】
赤ちゃんの服の手洗いや、掃除やお皿洗などの家事などをする際には、ラテックスまたはビニール製の手袋を着用することで皮膚を保護できます。
また、手袋をつける前に保湿クリームを塗ってから手袋をはめると効果的です。
【4.手肌に優しい洗剤と掃除用品を選ぶ】
家事をする際には、皮膚に優しい洗剤や掃除用品を選ぶといいでしょう。
産後は体質が変わって、産前と同じ洗剤でも荒れるようになった…という方もいます。
化学物質が少ない製品に変えてみるのもおすすめです。
【5.ストレス管理をする】
ストレスも肌荒れに関係すると先述しましたが、育児中にストレスを感じないようにするなんて難しいですよね。
そんな中でもリラックスする時間帯を作ったり、ストレスを軽減する方法と取り入れたりなどし、ストレス管理を行ってみましょう。
手荒れで痒みや痛みなどの症状があると、それがストレスになってしまい、悪循環に陥ってしまうことがあります。
そうならないためにも、普段から何がストレスになっているのかを把握し、少しずつでも発散させていくのがいいですね。
【6.適切に保湿する】
手荒れを防ぐためには、やはり保湿が欠かせません。
保湿クリームやローションをこまめに使用し、手を保湿しましょう。
保湿剤は赤ちゃんにも使える保湿剤を使うと、使用した後に抱っこやお世話をするときも安心です。
寝る前には手に厚く塗ってから手袋をはめ、保湿効果を高めるのもいいでしょう。
【7.栄養摂取と水分摂取をしっかりと】
健康的な食事や十分な水分摂取は、皮膚にも影響を与えます。
ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を意識して摂り、こまめに適切な水分を摂るように心がけましょう。
【8.皮膚科の受診】
以上のような対策を行なっても改善しない場合や、早く改善させたい場合には皮膚科を受診しましょう。
適切な保湿剤や薬などを処方してもらえると安心です。
その際には育児中であること、また授乳中の方はそのことを伝え、飲み薬等の場合は影響が出ないものを処方してもらうようにしましょう。
また、普段の生活の中で気をつけるといいことなど、アドバイスをもらえるといいですね。
まとめ
育児中の手荒れはよくある問題ですが、適切にケアをしたり、予防をすることで改善することができます。
手荒れを放置してしまうと、掻きむしってしまうなどし、症状が悪化する可能性があるため、早めに対策を取るのがおすすめです。
手洗いや消毒の回数などは見直し、適切に保湿したり、ストレスを管理したりなど、意識的に手荒れ対策を行なっていくのがいいでしょう。
必要であれば皮膚科を受診し、早めに手荒れを治しましょう。