育児ストレスに悩むママ
出産後、ママの体調が万全でない中、スタートする赤ちゃんとの生活。
昼夜問わず授乳やおむつ替えなど、赤ちゃんのお世話に追われ、休む間もないと悩むママは多いですよね。
「赤ちゃんのためだから」「ママになったんだから」と頑張り続けるママですが、いつの間にかその疲れが溜まって、様々な体調の異変を感じることも。
ただの疲れや睡眠不足…と思っているその症状も、もしかしたら育児ストレスが原因の体調不良かもしれません。
そこで今回は、育児ストレスによる体調不良とはどんなものがあるのか?その症状についてまとめましたのでご覧ください。
育児ストレスによるママの体調不良
育児ストレスが原因のママの体調不良の症状で代表的なものをいくつかご紹介します。思い当たる節はないか見てみましょう。
【症状①何となく体が重だるい】
朝起きて、何となく体が怠い・重いと感じることはありませんか?
なかなかベッドから起き上がれなかったり、起き上がれたとしてもすぐに行動に移せずボーっとしてしまったり。
これらは育児ストレスから来る体調不良の症状の1つかもしれません。
【症状②立ちくらみやめまい】
ふと立ち上がった時にフラッとしてしまうなど、立ちくらみやめまいを感じることもあります。
長期間にわたる睡眠不足や緊張、ホルモンバランスの乱れによるものかもしれませんね。
【症状③頭痛】
もともと、片頭痛持ちの人もいると思いますが、育児中はストレスや寝不足から、これまで以上に頭痛を感じるママも多いようです。
頭痛を感じても、赤ちゃんは待ってくれませんから、なかなか横になってゆっくり休めないのも悪化させてしまう原因かもしれません。
【症状④ひどい腰痛や肩こり】
慣れない赤ちゃんのお世話により、ひどい腰痛や肩こりを感じるママも。
抱っこや授乳に慣れない時期は、変に力が入って、肩こりや腱鞘炎などを起こすこともあります。
【症状⑤休んでも疲れがとれない】
今日は久しぶりにゆっくり眠れた…という日でも、「やっぱり疲れがとれていない」ということもありますよね。
休んでも休んでも疲れがとれないというのは、育児ストレスが原因の体調不良で多い症状です。
育児ストレスによるママの心の不調
育児ストレスによる体調不良は、体に現れる不調だけではありません。
体の不調が長引くと、より精神的なダメージを強く受けてしまうことがあります。
・すぐにイライラしてしまう
・1人になりたいと感じる
・赤ちゃんが可愛くないと思える時がある
・何もないのに涙が出る
など。
心や体の不調が深刻化すると、病院での治療を必要とするケースも出てくるため、上記のような症状が見られた場合は、なるべく体を休めるようにしましょう。
育児ストレスを感じる原因とは?
これまでご紹介したような精神的・身体的不調は、なぜ起こるのでしょうか?
【ママの生活が大きく変化したから】
育児ストレスを感じる最も大きな原因は、産後、ママの日常が大きく変化したことです。
赤ちゃんが産まれると、すぐに始まる育児。
すべてが赤ちゃん中心の生活になりますよね。
特に低月齢の赤ちゃんのママは、昼夜問わずの生活が続くため、慢性的な睡眠不足に悩まされることが多くなります。
また、言葉の通じない赤ちゃんとの生活は、ママの思い通りにいかないことも多く、ストレスを感じてしまうこともありますよね。
【慣れない赤ちゃんのお世話に神経を使うから】
初めての赤ちゃんのお世話は、1つ1つがとても不安なもの。
泣いている原因が分からず右往左往したり、大きな病気にかからないか、大きなケガをしないか…など、常に色々なところに気を配ったりしながら育児をしているかと思います。
このように、不慣れな育児に気を遣い、緊張することで、自分でも気づかないうちにストレスを溜め込んでしまうこともあるでしょう。
【ゆっくり休めないから】
毎日育児や家事に追われる生活を続けるママは、休みがありませんよね。
ひと息つこうかな…と思った瞬間に、赤ちゃんが泣きだしてしまったり、お昼寝から起きてしまったりすることもあり、なかなかゆっくり体を休めることができません。
そうすることで、疲れがどんどん蓄積してしまい、体や心の不調を引き起こしてしまうこともあるでしょう。
さらに、育児家事に忙しいママは、自分の食事さえも後回しにしてしまいがち。
栄養バランスのとれた食生活ができないことで、貧血を起こし、めまいや頭痛だけでなく、疲れやすい体になってしまっているのかもしれません。
【ホルモンバランスが乱れているから】
産後のママの体はまだまだ万全ではありません。
妊娠出産を経てホルモンのバランスが崩れることで、自律神経が乱れ、めまいや立ちくらみ、頭痛や心の不調などを引き起こします。
自律神経のバランスを整えるには、食事や睡眠、適度な運動など日々の生活を見直すことが重要です。
まとめ
育児ストレスが原因の体調不良は、産後、ママが育児に不慣れな時期に起こることが多いです。
不調かなと思ったら無理をせず、市区町村での相談窓口で相談をする、赤ちゃんを一時保育などに預ける、パパや祖父母が赤ちゃんの面倒をみる、などをして赤ちゃんから離れてママ自身が休む時間を「努力して」作るようにしてください。
そうすることが、結果的に赤ちゃんにとって良い影響をもたらすことが多いので、ママが休むことに罪悪感を感じず、休むようにしましょう。