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赤ちゃんが車で泣くときの対策

赤ちゃんが車で泣くのはどうして?

赤ちゃんとのお出かけは楽しい反面、不安もつきもの。

特に「車に乗せたとたん泣き出してしまう」「長時間ドライブが難しい」と悩むパパやママは多いのではないでしょうか。

なぜ赤ちゃんは車で泣いてしまうのでしょうか?

その理由と、少しでも安心して車に乗れるようにするための対策について考えてみましょう。

 

車の中で赤ちゃんが泣く理由

赤ちゃんが車の中で泣いてしまう理由としては、次のようなことが考えられます。

 

【不安や恐怖を感じている】

赤ちゃんにとって、車の中は「非日常」の空間です。

見慣れた部屋と違って周囲が揺れ、窓の外の景色が次々と変わる環境は、大人以上に刺激的。

さらに、チャイルドシートにしっかり固定されることで、身体の自由がきかず不安を感じてしまう子もいます。

特に後ろ向きに設置されたチャイルドシートだと、赤ちゃんからパパやママの顔が見えず、「ひとりぼっち」と感じてしまい、泣いてしまうかもしれません。

 

【退屈している・刺激が足りない】

生後数ヶ月以降、赤ちゃんはどんどん周囲のことに興味を持ち始めます。

そんな時期の赤ちゃんにとって、車内は「つまらない空間」になりがちです。

景色や音に飽きてしまうと、「退屈」のサインとしてぐずり始めることがあります。

また、抱っこされているときのような「触れ合い」や「ぬくもり」がないため、物足りなさを感じて泣くことも。

 

【体調や気分の問題】

車に乗る前からお腹がすいていたり、おむつが濡れていたり、眠たいけど寝られないといった不快感がある場合、赤ちゃんは泣いて訴えます。

また、車の振動や匂いで車酔いをしてしまう赤ちゃんも少なくありません。

特に、長時間のドライブや渋滞時などは、思った以上に赤ちゃんにストレスがかかっていることがあります。

 

泣かせないための事前準備

赤ちゃんと車で出かけるときは、事前の準備がとても重要です。

まずは「泣かせない環境」を整えてあげましょう。

 

【時間帯の工夫】

機嫌がよく、眠たくなる時間帯を狙って出発すると、車内で寝てくれる可能性が高まります。

授乳やおむつ替えを済ませてから出かけることで、快適な状態で乗車できるようになります。

 

【服装のチェック】

車内の温度は思った以上に変化しやすいため、赤ちゃんが暑すぎたり寒すぎたりしないように、重ね着やブランケットで調整できる服装にしましょう。

チャイルドシートのベルトが食い込んでいないか、肌を締めつけていないかも確認してください。

 

【お気に入りアイテムを持参】

赤ちゃんが落ち着く音の出るおもちゃやガラガラ、タオルなど、普段から使っているアイテムを用意しておくと安心です。

ママやパパの匂いがするハンカチやスタイなどをそばに置いてあげるだけでも、赤ちゃんは安心感を得られるでしょう。

 

それでも泣いてしまうときの対策

いくら準備しても、赤ちゃんが泣いてしまうことはあります。

そんなときに焦らずできる対策を知っておくと、パパやママも少し気持ちが楽になりますよ。

 

【音楽や声かけで安心感を】

赤ちゃんが好きな音楽や、ママ・パパの声での語りかけは、安心感を与えることがあります。

オルゴールのようなやさしい音や、赤ちゃん向けの童謡を流すだけでも、泣き止んでくれるかもしれません。

また、ママやパパが運転していない方が、赤ちゃんの名前を呼んだり、優しく話しかけてあげると、不安がやわらぐことがあります。

 

【ミラーで顔を見せる】

後ろ向きのチャイルドシートを使用している場合は、赤ちゃんがママ・パパの顔を見られるように「車用のベビーミラー」を活用するのもおすすめ。

互いに表情が見えるだけで、赤ちゃんは落ち着くことがあります。

 

【一度停車してリセット】

どうしても泣き止まないときは、無理に運転を続けるよりも、安全な場所に車を停めて一度抱っこしてあげましょう。

数分間でも安心させてあげるだけで、気分が変わり泣き止むことがあります。

ただし、運転中に急いで後部座席に手を伸ばしたり、無理な対応をするのは非常に危険です。

必ず安全な場所に停車してから対処するようにしましょう。

 

長距離移動のときはどうする?

赤ちゃんを連れての帰省や旅行など、長時間のドライブが避けられない場合は、次のような工夫を取り入れてみてください。

 

【こまめな休憩を前提にスケジュールを組む】

大人よりも疲れやすい赤ちゃんは、1〜2時間おきの休憩が理想的。

サービスエリアや道の駅など、授乳やおむつ替えがしやすい場所を事前に調べておくと安心です。

 

【同乗者の協力がカギ】

パパとママが一緒に乗車している場合は、どちらかが常に赤ちゃんのそばにいて対応できるようにすると安心感が高まります。

赤ちゃんと1対1での移動の場合は、必要に応じて公共交通機関への切り替えも検討しましょう。

 

【無理をしない判断力を】

泣いている赤ちゃんを乗せての長距離移動は、想像以上にストレスフル。

赤ちゃんの機嫌や体調を見ながら、途中で予定を変更したり、宿泊を追加したりと、柔軟な対応を取ることも大切です。

 

まとめ

赤ちゃんが車で泣いてしまう理由は、環境への不安や退屈、体調や気分などさまざま。

事前の準備や音楽・ミラーの活用、無理のないスケジュール設定など、できる工夫を取り入れて、少しでも快適なドライブを目指しましょう。

何よりも大切なのは、「焦らず、安全第一で対応すること」。

 

車の中で泣かれると焦ってしまいますが、「泣いている=悪いこと」ではありません。

安全を確保したうえで、赤ちゃんが安心できる工夫をしながら、赤ちゃんとのドライブが、楽しい思い出にしていきましょう。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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