赤ちゃんへの叱り方…どう叱る?
まだ言葉を理解していない赤ちゃんへの叱り方について、疑問に思うママは多いのではないでしょうか。叱っても意味が分かっていないから、叱るのは早いのではないかと思いつつも、悪いことやいたずらに対しては叱ったほうがいいのではないか…などと悩みますよね。
言葉の意味を理解する前の赤ちゃんでも、叱られていることはなんとなくママの表情や声色などで理解はできるようです。ただ、赤ちゃんへの叱り方にはいくつかコツがあるとのこと。ただただ叱っても、意味がないこともあるようです。
今回はその上手な叱り方のコツをまとめたので、参考にしてみてください。
赤ちゃんへの叱り方のコツ
赤ちゃんを叱るときは、次のようなコツを抑えておくと、赤ちゃんへも叱っていることが伝わりやすいですよ。
【①タイミングよくすぐに叱る】
赤ちゃんがして欲しくないことをしたら、間を開けずにすぐに叱りましょう。
後で叱っても、なぜ叱られているのか理解がしづらいです。すぐにその場で叱るのがポイントです。
【②短く叱る】
赤ちゃんへはダラダラ叱らず、短い言葉で叱るのもポイントです。
「ダメ」とひと言で叱るのが伝わりやすいでしょう。
言葉を理解する2〜3歳くらいになったら、なぜダメだったのか説明してあげるのもいいですが、赤ちゃんのうちは説明しても内容をしっかりと理解はできないものです。
短く叱って、それがダメなことだと認識をさせるだけで今は十分です。
【③感情的に叱らない】
ついつい感情的に大きな声で叱ってしまう時ってありますよね。
特にママの体調が悪いときや、急いでいるとき、他に心配事があるときなど…。
人間ですから、そんな日もあります。しかし、できる限り意識できるときは感情的にならないように注意してみましょう。
ママが怖い顔で大声を出していると、赤ちゃんはただただ恐れを抱くだけです。
どうしても感情的になってしまうときは、赤ちゃんを安全な場所にいさせ、赤ちゃんから少し離れるのもよいでしょう。クールダウンしてから、また赤ちゃんと接するのがおすすめです。
【④表情は豊かに、擬音語などを用いて叱る】
赤ちゃんはママの表情や行動をよく見ています。言葉は理解できなくても、ママの表情やジェスチャーで空気を察したり、状況をある程度理解したりする子もいます。
また、擬音語は理解しやすいので、叱るときに使うのも効果的です。「ドンってしちゃうよ!」「イタタになるよ!」など、赤ちゃんにも分かりやすい言葉を使いましょう。
【⑤1歳を過ぎたら共感しながら注意する】
個人差はありますが、1歳を過ぎる頃にはママの言葉を少しずつ理解できる子が多くなります。叱られている内容もすべては分からなくても、少しなら分かる子も。それと同時に自己主張もするようになります。
「自分はこうしたい!」という思いが強くなるため、それでママに叱られれてしまうと、更にぐずってしまうことがあるのです。1歳を過ぎたら、「〇〇ちゃんは、こうしたかったんだね。でも危ないからやめようね。」などと、共感を入れながら注意してあげるのがおすすめです。
赤ちゃんを叱る時はこんなとき
そもそも赤ちゃんへはどういうときに叱るといいのでしょうか。もちろん、家庭の教育方針などにより異なる部分もありますが、毎回その時の気分で叱ってしまっているなぁという方は次のポイントを参考にしてみてください。
【①他人を傷つける行為】
他人傷つけるような行為はしっかり叱るようにしましょう。
・他の子、他の大人にケガさせるような行為をした、またはしようととき
・他人の家の花をむしるなど命を粗末にする行動をした、またはしようとしたとき
社会生活の中ではマナーはとても大切です。遅かれ早かれ、赤ちゃんは将来保育園や幼稚園などで、集団生活を送るようになります。
その時に基本となる大切なことは、小さい赤ちゃんの頃から少しずつ教えてあげたいですね。
【②危険な行為】
・道路に飛び出ようとしたとき
・薬や草花など、口に入れては危ないものを入れようとしたとき
・ストーブなどケガする危険のある家電などにふれようとしたとき
上記のような赤ちゃん自身に危険が及ぶ行為があったときは、しっかりと叱っていきましょう。理解するまでには時間はかかりますが、少しずつ”してはいけないこと”、”危ないこと”を教えていきます。
この他にも叱るポイントはあると思いますが、最低限注意をしないといけないポイントは上記の2つです。
これらは、大きくなったときにもとても大切なマナーやルールです。
赤ちゃんだからと言って放っておかずに、しっかりと理解させておくようにしたいですね。
まとめ
赤ちゃんを叱ってもあまり意味がないと思う方も多いですが、人に迷惑をかけたり、危険が及んだりすることは赤ちゃんでも注意することは大切です。上手に叱るコツを抑えながら、赤ちゃんにも伝わるように叱ってみましょう。
また、叱ることも大切ですが、「褒める」こともとても大切です。褒めるのもタイミングが大切です。やって欲しくないことをやらなかったときにすかさず褒めてあげましょう。
大好きなママから褒められると嬉しいので、もっともっと褒められたいという気持ちになり、いろんなことを学んでいくようになりますよ。