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赤ちゃんの歯ぎしりの原因は?

赤ちゃんの歯ぎしりの原因は?

赤ちゃんも歯ぎしりするの?

お昼寝中や夜寝ているとき、どこからともなくギリギリと音がして赤ちゃんを見ると、歯ぎしりをしていることがあります。
歯ぎしりというと大人のイメージがありますが、赤ちゃんも歯ぎしりをすることがあります。
赤ちゃんの歯ぎしりは、上下の歯が生えてくる頃から始まることが多いと言われており、睡眠中だけでなく、起きているときに突然歯を強く噛みしめたり、歯と歯をギリギリをすり合わせたりすることもあるんです。

 

赤ちゃんが歯ぎしりをするなんて、歯が傷んでしまうのではないかと不安になってしまいますよね。
そこで今回は、赤ちゃんが歯ぎしりをする原因や対処法についてご紹介します。

 

赤ちゃんの歯ぎしりの原因は?

歯ぎしりの原因というと「ストレス」と考えてしまいがちですが、赤ちゃんの歯ぎしりの原因はそれだけではありません。

 

【歯並びを直そうとしている】
赤ちゃんの歯は、最初は何もない歯茎に生えてくるので、人によっては歯の並びがガタガタなこともあります。
そのため、歯ぎしりをすることで本能的に歯並びを直そうとしていることもあるそうです。この場合は、「発達するうえで必要なこと」ととらえて見守ってあげるようにしましょう。

 

【歯茎がむずがゆい】
歯が生えてくる時期は、歯茎がむずがゆくなるので、それを解消するために歯ぎしりをすることもあります。
この場合、歯が生えそろう2歳半くらいまでに自然と歯ぎしりが落ち着いていくため、あまり心配しすぎないようにしましょう。

 

【ストレスを感じている】
稀にストレスなど心因性が原因の歯ぎしりもあります。
生活環境の変化など、赤ちゃんが不安に感じるようなことがあると歯ぎしりへと繋がってしまうそうです。
思い当たる節があるようであれば、様子を見ながら、赤ちゃんが安心できるような環境づくりを心がけてあげましょう

 

歯ぎしりが与える歯への影響

赤ちゃんの歯ぎしりにはほとんどの場合で心配が要らないとはいえ、歯や顎の発達に悪影響はないのか?と心配するママもいます。
どんな悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか。

 

【乳歯がすり減る】
大人の歯(永久歯)に比べて、赤ちゃんの乳歯はもろく割れやすいという特徴があります。
強い力で歯ぎしりを繰り返すと、乳歯がすり減ってしまうこともあるんです。

 

歯がすり減り続けると、歯神経が炎症してしまうことがあります。
歯神経が炎症をすると強い痛みを伴いますので、心配な場合は歯医者さんに相談しましょう。

 

【顎の発達や歯列に影響を及ぼす】
歯ぎしりをすることで本能的に歯並びを正していますが、やりすぎてしまうと逆に歯並びが悪くなってしまうということもあります。
歯並びが悪くなってしまうと、歯と歯が重なって生えてしまうことがあるので、歯ブラシが届きにくくなり、虫歯や歯肉炎、歯周病などを引き起こしてしまう原因となります。

 

また、顎の成長にも影響を与えてしまう可能性があります。
嚙み合わせが悪くなると、言葉の発達にも影響を与えてしまうため、気になる場合は早めに歯医者さんを受診しましょう。

 

【歯茎から出血する】
多少の歯ぎしりであれば歯や歯茎が痛むことはありませんが、長時間強い力で歯ぎしりをすると、歯や歯茎に負担がかかり痛みを伴う場合があります。
ひどい場合は、歯茎から出血してしまうこともあります。
歯ぎしりが気になっている状態で「原因不明のぐずり」がある場合は、もしかしたら歯が痛いのかもしれません。

 

歯ぎしりは止めさせた方がいい?

歯ぎしりには、成長の過程で一時的に起こるものと心因性のものがあります。
最初の段階ではなかなか見分けることが難しいですが、注意深く見ていくと歯ぎしりの原因が分かってくるでしょう。

 

歯が生えてくることでむずがゆさを感じているようであれば、歯がためのおもちゃを与えてあげるのも1つの対処方法です。
しかし、心因性の場合は、しばらく赤ちゃんの様子を見て適切な対処をすることが大切です。

 

慣れない場所や慣れない人と会ったときなど、一時的にする歯ぎしりであれば問題ありませんが、長期的にストレスを抱えて、それが歯ぎしりに繋がっているのであればストレスのもとを改善した方が良いでしょう。

 

ただし、歯を傷つける可能性があるとは言え、無理に歯ぎしりをやめさせようとすると、赤ちゃんもママもストレスを感じてしまいます。
それがかえって心因性の歯ぎしりを誘発してしまうこともあるので注意が必要です。

 

毎日歯ぎしりのことが気になって仕方がないという時は、小児歯科に相談してみるといいかもしれません。

 

まとめ

赤ちゃんの睡眠中に歯ぎしりする音が心配でなかなか眠れないというママはたくさんいます。
しかし、「気がつくといつの間にか歯ぎしりはなくなっていた」ということがほとんどです。

 

無理にやめさせるというよりは、まずは歯ぎしりをする原因が何かを考え、適切な対処をするようにしましょう。
不安な場合は、小児歯科に相談するなどして、赤ちゃんの大切な歯を守ってあげてくださいね。

この記事を書いたライター

きくちまい
きくちまい

2歳と6歳の子どもを育てているライター歴3年の在宅ママライターです。 幅広いジャンルで執筆中。日本中のママへ、わかりやすくて「なるほど!」な情報をお届けします!

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