ベビーカーを飛行機に乗せるには?
赤ちゃんと飛行機に乗る際、普段使っているベビーカーを持って行きたい場合、どのようにしたら良いでしょうか。
方法としては、以下の2つ。
・機内に持ち込む
・手荷物として預ける
どちらの場合でも、それぞれ注意点があります。利用する航空会社にもよりますが、当日慌てないためにも、ベビーカーを飛行機に乗せる際はどのような方法をとったほうがよいのか、夫婦で話し合っておきましょう。
今回は、ベビーカーを飛行機に乗せる際のメリットや注意点についてまとめました。
ベビーカーを機内に持ち込む場合…
まずはベビーカーを機内に持ち込む場合についてご紹介します。
【ベビーカーを機内に持ち込む際のメリット】
ベビーカーを機内に持ち込む際は下記のようなメリットがあります。
・乗り慣れたベビーカーで搭乗口まで移動できる
・機内に持ち込むことで自分で管理でき、破損や紛失の心配がない
手荷物としてベビーカーを預けてしまうと、搭乗口まではレンタルベビーカーを利用しなければなりません。空港という人が多い慣れない場所だからこそ、いつものベビーカーに乗せたほうが赤ちゃんも安心できるというメリットがあるでしょう。
また、ベビーカーは安いものではないので、破損や紛失・盗難などを防ぐためにも機内に持ち込んで自己管理をしたほうが安心ということもあります。
【ベビーカーを機内に持ち込む際の注意点】
様々な規定はあるものの、ベビーカーを機内に持ち込むことは可能です。
国内線と国際線、格安航空会社と一般的な航空会社とでもルールは異なります。下記の点に注意し、事前に確認しておきましょう。
《①持ち込み基準が設けられている》
大手航空会社のANA、JALでは以下のような規定があります。基本的に、ベビーカーを折りたたんだ状態のサイズを計測しますので、事前に確認おくと安心です。
◎JALの場合
国際線…ベビーカーの機内持ち込みは不可
国内線…規定を満たしていれば持ち込み可能
※規定サイズ
・100席未満の飛行機…重さ10kg以内で三辺の合計が100cm以内
・100席以上の飛行機…重さ10kg以内で三辺の合計が115cm以内
◎ANAの場合
国際線、国内線に関わらず、規定内におさまれば機内に持ち込み可能
※規定サイズ
・100席未満の飛行機…重さ10kg以内で三辺の合計が100cm以内
・100席以上の飛行機…重さ10kg以内で三辺の合計が115cm以内
《②赤ちゃんを乗せたまま搭乗できない》
ベビーカーに赤ちゃんを乗せた状態では持ち込めないので、搭乗口ではママかパパが抱っこすることになります。
《③機内持ち込み手荷物は1人1つまで》
機内へ持ち込める手荷物は1人1つまでと決められています。
そのため、ハンドバッグとベビーカーの両方は持ち込めません。
ママとパパで連携してどちらかがベビーカーを持ち込むといったように工夫しましょう。
ベビーカーを手荷物として預ける場合…
次にベビーカーを手荷物として預ける場合を見ていきましょう。
【手荷物として預けるメリット】
ベビーカーを手荷物として預ける場合は以下のようなメリットがあります。
・重さやサイズに規定がない
・搭乗口まで無料の貸し出しベビーカーを利用できる
・支給される大きな袋に入れて預けられる
持ち込みができない規定外の大型ベビーカーでも、旅先で利用するために飛行機に乗せたいという場合には、手荷物として預けるのが便利です。
国内大手航空会社では特に重さやサイズの規定がありません。
預けた後は搭乗口まで無料のベビーカーを貸してもらえるので、スムーズに移動することができます。預ける時もベビーカーを覆うための大きな袋が支給されるので、わざわざ自宅からカバーを持参する必要もありません。
【手荷物として預ける際の注意点】
ベビーカーを預ける際には、下記のような注意点があります。
《①ベビーカーの付属品はあらかじめ外しておく》
ベビーカーを保護するために、大きな袋に入れて預けても、他の荷物との摩擦や飛行機の衝撃で付属品が壊れてしまう恐れがあります。
預ける際には、ベビーカーに付けているおもちゃなど、その他の付属品は外しておきましょう。
《②貸し出しベビーカーには限りがある》
多くの航空会社では、無料でベビーカーを貸してくれるサービスを設けていますが、台数に限りがあるため、繁忙期の利用には注意しましょう。
《③目印をつけておく》
手荷物受取所でベビーカーやスーツケースを受け取る際に、自分のものだと一目見てわかるように、目印をつけておくと安心です。間違えられて持っていかれてしまうなどトラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ
規定を守れば、ベビーカーを飛行機に乗せることは可能です。
ただし、手荷物としてベビーカーを預ける場合は、破損などの恐れもあります。
目的地に到着してベビーカーを受け取ったら、異常がないかどうかすぐにチェックしましょう。
もし、破損が見つかった場合には、空港スタッフに連絡します。
国内大手航空会社では補償申請ができることも多いので、事前に確認しておくと良いですね。