赤ちゃんのお腹におすすめのミルク

赤ちゃんのお腹におすすめのミルク

赤ちゃんのお腹におすすめのミルクは?

離乳食開始前で、まだミルクしか飲んでいない赤ちゃんが、便秘になっていることに気づくことがあります。また、逆に下痢が続くこともあります。

 

ミルクを飲んでいるだけで離乳食はまだ食べていないのに、赤ちゃんが便秘や下痢になるの?とママはびっくりするかもしれませんが、赤ちゃんは、ミルクでも便秘や下痢になることがあるのです。では赤ちゃんのお腹のためにおすすめのミルクはどんなものでしょうか。

 

赤ちゃんがミルクでお腹の調子を悪くするのはなぜか、母乳とミルクでは違うのか、赤ちゃんのお腹におすすめのミルクの選び方も合わせて紹介します。

 

母乳だと便秘にならない?

ミルクとは違って、母乳では便秘にならないと思っていませんか?
確かに、母乳には乳糖という腸内の善玉菌が好むオリゴ糖がたくさん含まれているため腸内環境が整いやすく、やわらかい便で便秘になりにくいと言われます。しかし、母乳でも赤ちゃんが便秘になることはありえます。

 

通常、母乳を飲んでいる赤ちゃんはミルクを飲む赤ちゃんよりウンチがやわらかく排便回数が多いです。排便が多くなるはずの完全母乳で便秘になっているのでしたら、母乳を飲む量が足りていないかもしれません。母乳が不足しているかどうかは、体重が順調に増えているかを確認することでも判断できます。
また、授乳する時間が1回につき30分以上かかっているようなら、母乳が不足しているかもしれません。医師や保健師と相談し、ミルクで不足分を補充することも考えましょう。

 

また、生後2ヶ月頃は腸が発達し始め、便を腸内に溜められるようになる頃なので、便秘ではなくてもウンチの回数が減ることもあります。

 

赤ちゃんはミルクが原因で便秘になる?

ミルクが赤ちゃんの便秘の原因になるのかは気になる点ですが、まず、そもそも赤ちゃんが本当に便秘になっているかの確認をすることが大切です。
排便のサイクルには個人差が大きく、毎日1回以上ウンチをする赤ちゃんもいれば、2~3日に1回という赤ちゃんもいます。この日々の排便回数が同じようにあるかどうかも、便秘の判断基準の1つになります。
加えて、機嫌が悪い、お腹がパンパン、顔を真っ赤にしていきんで苦しそうなのにウンチが出ていない、ウンチがコロコロで硬いなどの場合は便秘をしていることがあります。

 

赤ちゃんはミルクで便秘になるのかという疑問ですが、便秘になること自体はあります。ミルクは、母乳の代わりとして母乳に近い成分で作られますが、各メーカーによって若干違いがあります。その違いにより、「その子にとっては相性が良くない」ミルクが存在し、便秘になることがあるのです。

 

赤ちゃんに相性の良いおすすめミルク

赤ちゃんは、ミルクとの相性が悪いためにお腹の調子を崩すことがありますが、どうやって改善すればよいでしょうか。

 

【相性の良いミルクを探す前に】
ミルクで便秘になった時は、ミルクと相性が悪いと判断してミルクを変える前に、濃度を確認してみることをおすすめします。
基準調乳濃度でミルクが作れておらず濃くなっている場合、浸透圧の関係で腸内の水分を吸収し、便を固くしてしまっていることがあります。
きちんと表示通りの濃度に作れているか、ミルクを変える前にまず確認してみましょう。

 

【おすすめのミルクとは】
便秘の赤ちゃん全員におすすめできる万能のミルクはありません。
どの赤ちゃんのお腹にも相性が良いミルクは、残念ながらないからです。
もし赤ちゃんが粉ミルクで便秘になっていると思われる時は、いろいろなミルクを試してみるのが近道です。
赤ちゃんに合ったミルクかどうかお試しのためにミルクを購入すると、合わなかったときに高くつきますので、サンプルをいろいろもらって試すのがおすすめです。

 

また、完前ミルクで便の出が悪いようなら、母乳との混合に変えてみる方法もあります。
母乳に含まれる乳糖というオリゴ糖で腸内環境の善玉菌は活発化します。善玉菌が活発になると腸内の便がやわらかくなり、便秘になりにくくなることが期待できます。

 

【下痢が続く赤ちゃんにおすすめのミルク】
ミルクを飲ませて1週間以上下痢が続き、体重増加や身長の伸びなど成長が悪いような場合、赤ちゃんは乳糖不耐症かもしれません。
赤ちゃんが乳糖を分解する力が弱いため下痢になるものです。

 

乳糖不耐症が疑われる時は、速やかに医師の診断を受けましょう。
乳糖不耐症におすすめの無乳糖ミルクがありますので、医師の指示に従って飲ませるようにします。

 

まとめ

赤ちゃんがミルクとの相性で便秘や下痢になることはありえます。
しかし、どの赤ちゃんにも相性が良いおすすめのミルクは、残念ながらありません。それぞれの赤ちゃんの体質に合うミルクを探し、いろいろ試しながらうんちの状態を確認し、便秘や下痢が改善できたミルクを飲ませるようにしましょう。
完全ミルクの場合、母乳と混合にしてみることも、お腹の調子を整えるためには良い方法です。

 

どの赤ちゃんも、生後2ヶ月頃は、腸が発達して便を溜め始めるため、一時的に便の回数が減ることがあります。

この場合は、一過性のものなので心配しすぎなくても大丈夫だという事も覚えておきましょう。

この記事を書いたライター

月子
月子

親の病を機に九州へ舞い戻る一児のママライター。 おかしな方言の使い方をする子どもに笑い、癒されながら、バタバタ過ごす毎日です。 趣味は料理とベランダ菜園。育てたものはおいしく食べています! 心がほっとするような、楽しく役立つ情報をたくさんお届けしていきたいです。

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