赤ちゃんが風邪で寝ない時

赤ちゃんが寝ない…風邪の時はどうする?

赤ちゃんはまだ十分な免疫ができておらず、体の気管も未熟なため、風邪をひいてしまうと大人よりも症状が重くなってしまう傾向があります。

そんな風邪の症状によって、眠れなくなってしまうこともあるでしょう。

 

赤ちゃんの体調が悪い時に眠れないと、体力の回復に不安がありますし、何より眠れないとかわいそうに思ってしまいますよね。

そうやって風邪をひいて眠れない時は、どのような対処をしてあげたらいいのでしょうか。

赤ちゃんが少しでも楽になれるよう、覚えておきましょう。

 

赤ちゃんが風邪をひくと寝られなくなってしまう…原因は?

風邪をひいて体力が弱っている時、人間は眠って体力を回復しようとします。

体がだるいなどの症状があると、眠くなることもあるでしょう。

しかし、赤ちゃんの場合は風邪の症状によって眠れなくなってしまうことがあります。

 

【咳や鼻水が苦しい】

赤ちゃんに咳の症状があると、激しく咳き込んだり、息がしづらくなったりし、眠れなくなることがあります。

また、眠っていても咳をした時の衝撃で、目が覚めてしまうことも。

呼吸が苦しいと眠りも浅くなっているため、目が覚めやすい状態が続いています。

鼻水が詰まっている時は鼻呼吸ができないため、普段よりも呼吸が苦しく、浅い眠りになってしまうこともあります。

 

【熱が高い】

体がだるいと、赤ちゃんは苦しくてなかなか寝付くことができません。

また、熱が上がり始める時は寒気を伴っていることもあります。

体の調子が悪いと、機嫌が悪くなってぐずりがちになり、寝付けなくなってしまうこともあります。

 

【吐き気や腹痛が苦しい】

嘔吐を伴う風邪の場合、せっかく眠っていても吐き戻しの苦しさで目が覚めてしまいがちです。

また、下痢の症状の場合も、おむつの中の不快感や腹痛によって目が覚めてしまうことがあります。

 

赤ちゃんが風邪の症状で寝ない時の対処法

赤ちゃんは、風邪によって引き起こされる様々な要因で眠れなくなってしまうことがあります。

そんな時、どのように対処してあげればいいのでしょうか。

症状別に押さえておきましょう。

 

【咳や鼻水の症状の場合】

咳や鼻水の症状が苦しい場合は、頭の位置を少し高くしてあげることで呼吸が楽になります。

痰が絡んでいる症状の場合は、痰が落ちやすくなりますよ。

赤ちゃんは首が短いため、枕を使うと逆に首が苦しくなってしまうこともあります。

タオルを重ね、頭から腰にかけてなだらかな坂道になるようにしてあげるといいですね。

 

寝つきが悪い場合は、縦抱き抱っこの状態で寝かせてあげるのがいいでしょう。

背中をトントンしてあげることで、痰が落ちやすくなり、楽にもなります。

抱っこ紐を持っているようでしたら、活用するといいですね。

 

咳や鼻水の症状がある場合は、部屋の環境設定も大切です。

加湿器を使って、湿度を50~60%くらいにしてあげてください。

加湿器がない場合は、濡れたタオルを部屋に干してあげるのもいいでしょう。

 

冷たい空気は咳が出やすくなる原因になります。

風邪を引いている時は、夜も暖房をつけ、空気を温めてあげるのがいいですね。

 

【熱の症状の場合】

熱が高くて眠れていない様子の時は、体を楽にさせてあげるのが大事。

病院から解熱剤が処方されていれば、使ってあげるのがいいでしょう。

(解熱剤は必ず医師の指示に従って使用するようにしてください。)

 

熱が下がることで寝付きやすくなり、体力の回復に努めることができます。

熱による汗の処理水分補給は忘れずに行うようにしてあげてくださいね。

 

また、赤ちゃんの手足が冷たい時は寒気を伴っている時です。

ベストやカーディガンなどを着せ、暖かくして過ごすようにしてあげてくださいね。

これから高熱が出てくる可能性もあるため、注意深く様子を見ましょう。

 

体温を測り、高熱が出て手足や体がボーっと熱くなっているようなら、今度は薄着に戻してあげましょう。

赤ちゃんは、体にこもった熱を手足から放出します。

靴下やミトンは外して過ごすようにしてあげてくださいね。

 

冷却シートは赤ちゃんも使うことができますが、誤飲が心配です。

しかし、熱がある時に使ってあげると気持ちがいいため、どうしても寝付けない時は使ってあげるのもいいでしょう。

必ず大人が目を離さない時に使用し、大人も睡眠を取る時間になったら冷却シートは外して、赤ちゃんの手が届かないところにしまっておくようにしてください。

 

【嘔吐下痢の症状がある場合】

嘔吐と下痢を伴う場合、心配なのは体力が奪われてしまうことと、脱水の症状になる危険性があることです。

眠れないほど症状がひどい場合は、夜間でも病院を受診し、赤ちゃんの症状を診てもらってください。

 

まとめ

風邪の症状は長引いてしまうと赤ちゃんも眠れない日が続いてしまい、体力的にも辛くなってきてしまいます。

また、寝かしつけをしているパパやママも、寝不足になりがちに。

眠れないほどの症状があるようでしたら、早めに病院を受診して、しっかり治療を進めていきましょう。

風邪の症状に合った対処をしながら、赤ちゃんも家族もしっかり眠れるように工夫していきたいですね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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