発疹があるとき

発疹の原因

発疹とは2種類あり、盛り上がっているもの(疹)と平らなもの(斑)に分かれます。

 

盛り上がっている疹は、丸いつぶつぶした丘疹と、広く膨れ上がるもの膨疹に分かれます。

平らな斑は、押すと赤みが消える、血管が広がってできる紅斑と、押しても赤みが消えない、血管から血液が漏れてできる紫斑があります。

 

子ども発疹の原因は、体の中から出るものと、体の外から接触してできるものの2種類があります。

 

体の中から出る発疹の原因は、感染症によることが多く、麻疹・水痘・突発性発疹・水いぼ・手足口病などのウイルス性発疹症や溶連菌感染症などですが、その他に考えられる原因として・じんましん・川崎病・薬疹・紫斑などがあります。

 

接触したことでできる発疹の原因は、接触性皮膚炎(かぶれなど)・虫刺症(むしさされ)などです。 他にも、双方が原因として考えられる乳児湿疹などがあります。

 

発疹があるときの観察のポイント

発疹の原因を探るため、また病院を受診するときに医師に症状を説明するポイントとして、細かくメモを取っておくとよい項目は以下の通りです。

 

●いつから発疹が出ているか

●熱はあるか

●水分はとれているか

●食欲の有無やミルクの回数

●おしっこの回数や量

●うんちの回数や状態、量

●頭やお腹の痛みはないか

●じんましんの場合、その前に慣れないものを食べたり、触ったりしなかったかどうか

●周囲での発疹がでる病気の流行はないか

●痒そうにしているか

 

発疹があるときのホームケアのポイント

発疹を悪化させたり、跡が残らないようにするために、不安な場合はすぐに病院を受診しましょう。 応急処置として以下の方法も覚えておくとよいでしょう。

 

【痒がっているとき】

痒いので、赤ちゃんがひっかいて傷を作らないようにしましょう。掻いても傷ができないように爪を短く切っておくか、手袋をしてあげましょう。

傷ができると、細菌がついて炎症を引き起こし、2次感染を起こすことがあります。

 

40度を超えるお風呂に長湯したり、体が温かくなるとかゆみが増します。涼しい部屋に移動し、かきむしるほど痒い時は保冷剤をガーゼなどで包み冷やしてあげると良いでしょう。

 

【口の中に発疹ができているとき】

口内炎ができると痛いので食欲がなくなります。口当たりがよく刺激の少ない食べやすいものを与え、栄養をしっかりとり、回復を早めましょう。下痢でなければ、冷たい食べ物も大丈夫です。

 

【ニキビのような発疹ができているとき】

産まれたばかりの赤ちゃんの顔に湿疹ができることがあり、これを乳幼児湿疹と言い、ほとんどは1歳までに軽くなり治ります。 乳幼児湿疹の原因は、体質的に皮膚が弱く、まだ皮膚のバリア機能も弱いからです。

 

【病院に連れて行く目安】

ひと目で判断するのは難しいですが、ほとんどの発疹は命に別状のないものです。

ただし、発疹の他に呼吸困難・腹痛・嘔吐などの症状がみられるときや、暗い紫色のポツポツした発疹は、治療が必要な可能性がありますので早急に病院を受診しましょう。

 

またジュクジュクと膿をもっている場合は細菌に感染している可能性もあるので、早めに受診しましょう。

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