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赤ちゃんにもスキンケアは必要?
赤ちゃんの肌はきめ細やかくモチモチとしていて、ママも「こんな肌になりたいな」なんて思ったこともあるのではないでしょうか。
きれいな肌の赤ちゃんでしたら、特にスキンケアは必要ないのでは?と思ってしまうかもしれませんね。
赤ちゃんの肌ですが、実は大人の皮膚の半分ほどの薄さしかなく、少しの刺激で傷ついてしまうほど敏感です。
保湿力が少ないので、肌は乾燥しやすいのも赤ちゃんの肌の特徴。
口の周りがよだれや食べこぼしでかぶれやすいのは、刺激を受けた肌が炎症を起こしやすいためです。
また、スキンケアを赤ちゃんの頃からしていたお子さんは、食べ物によるアレルギーの発症リスクが3割以上低くなるという研究結果も出ています。(※1)
赤ちゃんの肌はしっかり保湿し守ってあげることで、きれいな肌を維持してあげたいですね。
赤ちゃんのスキンケア用品としては
・ベビーローション
・ベビーオイル
・ベビークリーム
などがありますが、今回はベビークリームを使用したスキンケアに注目してご紹介したいと思います。
※1 データ参考:国立研究開発法人 国立成育医療研究センター(https://www.ncchd.go.jp/index.html)世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見(https://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic141001-1.html)より
スキンケアに使えるベビークリームの特徴
ベビークリームはねっとりとしたテクスチャで、肌への密着力があり、保湿力が高いのが特徴です。
乾燥している部分にしっかり塗ることができるので、間接部分や乾燥しがちな目元、口元にも赤ちゃんの保湿をしっかり行いたいというママにおすすめです。
保湿力で言えばベビーオイルの方が高いのですが、ベビーオイルは赤ちゃんの肌から水分が出ていかないように保護するのが主な役割となっていて、保湿成分の浸透率で言えばベビークリームの方が高いです。
成分も、ベビーオイルは赤ちゃんの肌にも使える白ワセリンと同じオイルが主成分ですが、ベビークリームは植物由来の成分や保湿成分であるヒアルロン酸やセラミドなど、ママのスキンケア用品でもなじみのある成分が主成分となっています。
密着、浸透率、保湿力を兼ね備えているのが、ベビークリームの特徴です。
ベビークリームの上手な取り入れ方
万能のスキンケアに思えるベビークリームですが、実は気になるポイントもあります。
まず、保湿力が高いので、塗った後に多少べとつきが残ること。夏など汗をかく時期には気になるかもしれません。
ベビークリームは密着力が高いため、肌への伸びもあまり良くありません。
体など広範囲に塗る場合は手間がかかるため、伸びが良いベビーローションと使い分けるのがおすすめ。
ベビークリームの取り入れ方としては、お顔周りなど乾燥が気になるところにポイントとして塗ってあげたり、乾燥する季節には全身に使うようにするのがいいでしょう。
ベビークリームを使ったスキンケア方法
テクスチャが重く伸びにくいベビークリームですが、塗り方を工夫することで赤ちゃんの肌にまんべんなくなじませやすくなります。
スキンケアは親子のスキンシップの時間にもなりますので、やり方をしっかり押さえておきましょう。
【体全体に使う場合】
少し多めの量を手に取り、指で少しずつ赤ちゃんの体に乗せていきます。
手のひら全体を使ってマッサージをするように広げていきましょう。
この時、一度に体全体に伸ばしてしまうのではなく、右足→左足→お腹→右腕→左腕→顔→背中→お尻と順番に行っていくと、塗り残しがなくまんべんなくできます。
マッサージを行う時はゆったりした雰囲気で、赤ちゃんに「気持ちいいね」など声をかけながら行いましょう。
【部分的に使う場合】
口周りや目元など、乾燥しているところに部分的に使う場合、指にベビークリームを少量取って、塗りこんであげましょう。
赤ちゃんの肌に塗るものですから、多くの商品は口や目に入っても大丈夫な成分となっていますが、入らないようには気を付けてあげたいですね。
赤ちゃんのスキンケアを行う時の注意点
赤ちゃんのスキンケアを行う時は、気を付けたいことがあります。
【毎日決まった時間に行おう】
毎日塗り忘れがないよう、スキンケアの時間を決めておきましょう。
おすすめは、肌が乾燥しがちな入浴後です。
乾燥しがちな顔回りなどは、例えば食後に必ず塗るようにするなど、1日数回塗りなおしてあげましょう。
【満腹時は避けよう】
胸やお腹周りにベビークリームを塗ったり、背面に塗る時にうつ伏せになることで、満腹時のスキンケアが刺激になって赤ちゃんが気持ち悪くなってしまうことも。
満腹時は避け、食後は30分は時間を空け、様子を見てから行いましょう。
顔回りは、食後でも大丈夫です。
【ママの手は必ず清潔な状態で】
ママの手は、必ず洗ってからベビークリームを塗りましょう。
目には見えなくても、手には細菌が意外と潜んでいます。一緒に赤ちゃんの肌に塗りこんでしまうと、肌トラブルの原因になります。
爪の間も細菌がたまりやすい場所ですし、スキンケア中に赤ちゃんの肌を傷つけてしまうかもしれません。短く切っておくようにしましょう。
スキンケアで赤ちゃんの肌を守ろう
保湿力や浸透率が高いベビークリームは、赤ちゃんの肌の保湿にとても心強いスキンケアアイテムです。
ベビーローションやベビーオイルと併用して、赤ちゃんの肌をしっかり守っていきましょう。