夜寝てほしい時は赤ちゃんを疲れさせる?
赤ちゃんの夜の寝かしつけに苦労するという方も多いですね。
赤ちゃんがなかなか寝てくれないと、ママやパパも寝不足で疲れてしまいます。
そんな時、よく寝かしつけのアドバイスで、「日中は体を動かして遊び、生活リズムを・・・」と言われることがありますが、どのくらいの遊びをすればいいか、どのような遊びがいいのか悩む人もいるでしょう。
そこで今回は夜寝てほしい時、日中の活動についてまとめました。
夜寝てほしい時の日中の過ごし方
夜寝てほしい時、どのような日中の過ごし方をするといいでしょうか。
時期別におすすめの遊びや活動など、過ごし方をまとめました。
【新生児~生後2ヶ月頃】
まだ新生児から生後2ヶ月頃までは、昼夜の区別がついておらず、夜の寝かしつけに苦労することがあります。
まとまって寝ることは少ない時期ですが、起きている時にはスキンシップも兼ねて、話しかけてあげたり、体を保湿クリーム等でケアしてあげるついでに、なでてあげたりなどしてみましょう。
生後1ヶ月経ち、1ヶ月健診で問題なければ、お散歩に出かけることもできます。
最初は短時間から始め、時間を延ばしながら、日中おでかけしてみるといいでしょう。
日中は出かけ、夜は家で過ごすことで、少しずつ生活リズムを整えていけるようにしていきたいですね。
【生後3ヶ月〜生後6ヶ月頃】
個人差はありますが、徐々に昼夜の区別がついてくる頃です。
生活リズムがこれまで整えられなかったという場合も、少しずつ整えていきましょう。
日中、赤ちゃんの体調や機嫌が良ければ、たくさん遊んであげることで、メリハリのある生活リズムになります。
おすすめの過ごし方はベビーマッサージをしたり、お散歩をしたりすることです。
また、赤ちゃんが見えやすい、はっきりした色のおもちゃを使って、音を鳴らしたり、揺らしたり、持たせてあげたりなどの遊びもいいですね。
その他、歌を歌ってあげたり、絵本の読み聞かせなど、いろいろな過ごし方を試してみてください。
【生後7ヶ月〜1歳頃】
この時期も赤ちゃんによって成長の個人差が大きいところですが、徐々に寝返り、はいはいやつかまり立ち、伝い歩きなど、自分で動いたり目線を変えられる子が増える時期です。
移動することで体力も使いますし、目線が変わることでいろんな刺激となり、程よく疲れる遊びができるようになります。
家の中では安全に気をつけながら、音の鳴るおもちゃで気を引き運動量を増やしてみたり、一緒にはいはい競争をしてみたりなどし、楽しく遊んでみましょう。
遊び方に悩んだら、習い事を始めるのも1つの方法です。
習い事では家ではできない経験がたくさんできるので、赤ちゃんにもいい刺激となるでしょう。
赤ちゃんを疲れさせるのに気をつけたいこと
夜ぐっすり寝てくれるよう、日中意識して活動するのはおすすめですが、次のことに注意してみてください。
【疲れさせすぎない】
夜ぐっすり眠って欲しいからといって、疲れさせすぎると「逆に寝られない」「寝てもすぐ起きてしまう」など、逆効果になることがあります。
大人でも疲れすぎると、覚醒してしまったり、体が緊張状態になっていたりして眠れないことありますよね。
ぐっすり眠るには、ほどほどの疲れが一番。
親子共に無理はせず、疲れさせるのではなく、ただ生活のメリハリのために「活動的に過ごすこと」を意識してみてください。
【寝る前数時間はゆったり過ごす】
日中は活動的に過ごしても、夜寝る前まで活動的に過ごすと、体が緊張状態に入り、すんなり寝入ることができなくなるかもしれません。
これも大人も同じことで、寝る前にテレビやスマホを見ていたり、激しい運動をしたりすると眠れなくなる人も多いですよね。
寝る前数時間はできるだけゆっくり過ごし、少し暗めの部屋でスキンシップをとったり、絵本の読み聞かせをしたりなどするのがおすすめです。
【睡眠は赤ちゃんの個人差も大きい】
夜なかなか寝てくれない時には、日中を活動的に過ごすといいと言われることがあるため、さまざまな過ごし方を紹介してきましたが、睡眠に対しても個人差が大きいところです。
日中に活動し、メリハリをつけたと思っていても、それが必ず夜ぐっすり寝ることに繋がらないこともあります。
その日の気分にもよりますし、寝室の湿温度や暗さ、赤ちゃんの体力の差、興味の違いなども、寝入り方や睡眠時間に関わります。
なかなか寝てくれないと、ママもパパもストレスを感じたり、悩んだりしてしまうかもしれませんが、赤ちゃん全員が寝てくれる絶対的な方法はありません。
赤ちゃんに合ったアプローチを探し、まずは生活リズムを整えるところから始めましょう。
まとめ
「寝る子は育つ」という言葉があるように、赤ちゃんや子どもには睡眠時間の確保は大切なことです。
そのためには、起きている時間と、寝る時間のメリハリのついた生活リズムを作ることが大切。
日中にたくさん遊んで、夜ゆっくり寝られるような環境づくりをしてみてください。
ただし、疲れすぎると反対に寝られないこともあります。
程よく刺激となるような活動を取り入れ、生活リズムを整えることを目標に、毎日楽しく遊んでみてくださいね。