おしゃぶりは夜泣きに効果があるの?
赤ちゃんの夜泣きはお世話をするママやパパにとってはいものですよねつらいものですよね。
少しでも改善する方法はないのか悩む方はきっと多いことでしょう。
さて、その方法の一つとして「おしゃぶりで夜泣きが改善される」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
夜泣きが少しでも改善されるなら、ぜひ使いたいと感じますよね。
そこで今回は、おしゃぶりで夜泣きが改善されるのか、メリットやデメリットについてもご紹介いたします。
おしゃぶりを使うメリット
おしゃぶりには次のようなメリットが挙げられます。
【赤ちゃんの気持ちが安定する】
赤ちゃんには生まれつき吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)という性質を持っています。
これは口に入れたものを無意識に吸うというもので、誰に教えられたわけでもないのに母乳やミルクを飲むことができるのです。
お腹の中でも赤ちゃんは指を吸っていると言われ、このようなことから、おしゃぶりを吸うという行為は赤ちゃんの気持ちを安定させてくれます。
【鼻呼吸の練習ができる】
おしゃぶりをすることで鼻呼吸の練習になるとも言われています。
おしゃぶりをすることで口が塞がれるため、自然と鼻で息をするようになります。
おしゃぶりを使うデメリット
続けて、おしゃぶりを使うことによるデメリットもみていきましょう。
【癖になるとなかなかやめられない】
おしゃぶりは一度使うと癖になる可能性が高く、やめるタイミングを見つけるのが難しいでしょう。
夜泣きをし始めるとすぐにおしゃぶりを咥えさせている場合、他の対処法が見つけられずやめる機会を逃してしまうかもしれません。
【噛み合わせに影響が出る】
長期的におしゃぶりを使っていると、出っ歯になったり噛み合わせに影響が出たりすると言われています。
赤ちゃんの頃からやめられずずっと使っていると、口を閉じた時に前歯などに隙間ができ上手く噛み合わせができなくなる「開咬(かいこう)」になる子どもも。
【赤ちゃんの学習の妨げになる】
赤ちゃんはなんでも口に入れて確かめることで、色々な物の形状や味を学習しています。
夜泣きの対策だけではなく日常でも使い続けていると、赤ちゃんの学習の妨げになってしまうことも。
おしゃぶりで夜泣きが改善される?
おしゃぶりのメリットとしても挙げたように、咥えることで赤ちゃんの気持ちは安定します。
そのため、夜泣きを止めたり寝かしつけに使用すると一時的には効果があると言えるでしょう。
毎日夜泣きがある場合、色々試してみても難しい場合もありますよね。
夜泣きが続くとママの疲れも溜まってしまうので、他の対処法を試しても無理な場合、検討してみても良いかもしれません。
ただし、おしゃぶりのデメリットでも挙げたように、一度使うとやめるのが今度は難しくなります。
歯並びにも影響するため、おしゃぶりを使う場合は赤ちゃんの様子を見ながら、期限を決めておくと良いでしょう。
夜泣き対策でおしゃぶりを使う際の注意点
最後に、夜泣き対策でおしゃぶりを使う際の注意点について解説していきます。
【小さすぎるおしゃぶりは使用しない】
おしゃぶりの種類に関して、まずはサイズに注意しましょう。
小さすぎるおしゃぶりやパーツがバラバラになりそうなおしゃぶりだと、眠っている間に誤飲してしまう可能性がありますので、選ぶ際は注意しましょう。
【おしゃぶりに依存させないようにする】
デメリットでも挙げたように、一度使うとなかなかやめることができなくなる場合が多いでしょう。
赤ちゃんだけではなく、大人も使用することに対して依存しないように、必要な時だけ期間を決めて使用するようにしましょう。
【常用するのは1歳まで】
夜泣きの際など常用するのは、できれば1歳までにしましょう。
おしゃぶりはあくまで赤ちゃんが落ち着いてくれるためのもの、として赤ちゃんの期間を過ぎたら意識的にやめるタイミングを作ることも検討してください。
【夜泣きしてすぐにおしゃぶりはNG】
おしゃぶりを咥えさせるタイミングですが、すぐに泣き止ませたいからと言って、夜泣きが始まったらすぐに咥えさせるのはやめましょう。
赤ちゃんが泣いている原因はいくつか考えられます。
暑くて寝つきにくいのか、空腹が原因もしれませんし、どこか体に異変がある場合もあります。
すぐにおしゃぶりを咥えさせてしまうと、そのような異変に気づくのが遅れてしまいます。
赤ちゃんの夜泣きが始まったら、まずはしっかりと様子を見てからにしましょう。
まとめ
赤ちゃんの気持ちを安定させてくれるおしゃぶりは、夜泣きや機嫌が悪くなった時などに頼りになる赤ちゃんグッズと言えるでしょう。
特に夜泣きには色々な原因があるため、はっきり突き止められないとママの負担も大きいですよね。
赤ちゃんだけではなくママのお世話も楽にしてくれるので、困った時は検討してみても良いでしょう。
ただし、おしゃぶりは赤ちゃんとママにとって、メリットだけではなくデメリットもいくつかあります。
一度使うとなかなかやめるタイミングが難しくなること、歯並びが悪くなることなどが挙げられます。
おしゃぶりの便利な面だけではなく、デメリットも知った上で、使用する際は注意するようにしましょう。