1歳の赤ちゃんの夜泣き・・・原因は?
育児のあらゆる悩みの中で、困っている人が多いのが「夜泣き」だと言われています。
夜泣きの程度や頻度などは個人差がありますが、それでも悩んでいる人は多いようです。
1歳を過ぎると、育休が明け、ママもパパも仕事へ復帰していることも多い中、毎日夜泣きがあると、体力的にも精神的にも疲れることも。
赤ちゃんも1歳になると体力がつき、泣く時間が長くなるということもあるかもしれません。
今回はそんな1歳児の夜泣きの原因や、具体的な対処法について考えてみましょう。
1歳児の夜泣きの原因
1歳の赤ちゃんが夜泣きをする原因ですが、結論から言うと、原因をはっきりとさせることは難しいです。
1歳に限らず、0歳の頃の夜泣きも、原因をはっきりしませんが、1歳児に多いと思われる原因には次のようなものが考えられます。
【日中のストレス】
1歳になると、ママやパパの仕事復帰とともに、保育園へ通い出す子もいるでしょう。
これまでとは違う生活に慣れるために、赤ちゃんも日中は気を張って過ごしているところがあるかもしれません。
新しいリズム、新しい先生や友達などとの人間関係を築いていく中では、自然とストレスも溜まるもの。
そのストレスが夜になって発散されようとしているのかもしれません。
【甘えたい、寂しいなどの感情の発達】
1歳のお誕生日を迎え、生まれたばかりの頃とは随分大きく成長した赤ちゃん。
心の面も大きく成長し、ママやパパに甘えたいし、一緒に遊びたい、まだ起きていたいなどの感情がたくさん出てきます。
このような感情は、脳の本能的な欲求を司る部分である、大脳辺縁系の発達によって起こるものです。
それに比べて、それらを我慢する、感情を抑える脳の部分、前頭葉は遅れて発達します。
脳の発達のアンバランさから、本能的な欲求が衝動的に出てしまい、それが夜泣きにつながっているのかもしれません。
【生活リズムの乱れ】
生活リズムの乱れも夜泣きの原因のひとつだと考えられています。
特に保育園生活が始まった赤ちゃんは、これまでと違うリズムで過ごしている子も多いかもしれません。
離乳食や幼児食も、家庭のものではなく、園のものを食べるなど違った味、量に戸惑って食べられない子もいるかもしれません。
ママやパパもできるだけ生活リズムを整えたくても、仕事の前はバタバタしますし、仕事の後は疲れもあって更にバタバタ。
寝かせるのが遅くなってしまうということもあるでしょう。
少しずつ、その家庭に合わせたリズムを作っていけばいいですが、慣れるまでは夜泣きがある日が多くなることがあるかもしれません。
1歳児の夜泣きの対応方法
夜泣きの原因にはいくつか考えられるものはありますが、「これ!」と断定することはできないことが多いです。
毎日その原因は異なっていることもありますし、いくつかの原因が重なっていることもあるでしょう。
だからこそ、直接的な対策を打てず、試行錯誤しているママやパパが多いのです。
しかし、原因がわからないからといって、夜泣きに対し、何もしないで放っておくわけにはいきませんよね。
夜泣きの程度によって、次のような対応をしてみましょう。
【ぐずり泣きのとき】
ぐずぐず、しくしくと静かに泣いているときは、夢うつつな状態の場合もあります。
優しく胸の辺りをトントンとしたり、頭を撫でたりして落ち着かせてあげると、そのまま寝入ってくれるかもしれません。
【泣き方が激しいとき】
まずは赤ちゃんが好きな音(レジ袋のカサカサ音・ホワイトノイズなど)を耳元で聴かせてあげると、落ち着く場合もあります。
すぐに抱き上げてしまうと、長時間抱っこしないといけなくなると、ママやパパに負担がかかります。
それでも泣き止まない場合は、別の部屋に移動したり、余裕があればドライブに出かけたりなどして、落ち着かせてみましょう。
【暴れるとき】
泣いて暴れるときも、抱っこすると、ママやパパが怪我をしてしまうことも。
背中をさすったり、好きな音を聴かせたり、声を優しくかけて落ち着かせてから抱っこしてあげましょう。
夜泣きを減らすことはできる?
夜泣きは原因がはっきりしないことも多いため、ママやパパが何かをすれば、夜泣きをしないようになる、夜泣きの回数が減ることに繋げることは難しいです。
しかし、以下のような方法を試してみるのはどうでしょうか。
【たくさんスキンシップをとる】
保育園に行き始めた子は、生活が変わったことに戸惑っていたり、寂しさを感じていたりするかもしれません。
ママやパパも仕事前後の育児にてんやわんやかもしれませんが、できる限りスキンシップがとれるよう、意識してみましょう。
赤ちゃんのことをこれまでと同じように愛していること、大好きである気持ちをたくさん伝えてください。
【生活リズムを整える】
生活に変化のあった場合や、リズムが乱れてきたと感じている場合は、ゆっくりでいいので生活リズムを整えましょう。
少なくとも、朝起きる時間、お昼寝の時間、夜寝る時間は、平日休日問わず決まった時間にできるといいですね。
まとめ
夜泣きの原因は定かではないため、対応に困ることも多いでしょう。
試行錯誤しながら、ママとパパ、赤ちゃんが安心して夜を迎えられるよう、いろいろ試してみてください。