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赤ちゃんが風邪!予防接種はどうする?
赤ちゃんの予防接種は、時期を逃さないようにスケジュールを組んで、計画的に進めていきたいですね。
しかし、赤ちゃんが体調を崩してしまうと、予防接種を受けられなくなるケースもあります。
明らかに体調が悪い時は受けられませんが、軽い風邪程度の症状だと、予防接種は受けられるのか、念のために受けない方がいいのかと、悩んでしまいますよね。
判断が難しい所ではありますが、予防接種が受けられるかどうかの目安や、もし予防接種を延期したらどうしたらいいのかなど、一緒に確認していきましょう。
赤ちゃんが風邪の時は予防接種を受けられる?
赤ちゃんの風邪の程度によって、予防接種を受けても良いと診断されることがあります。
受けられるかどうかは医師の診断が必要ですが、体調の目安として、予防接種が受けられるケースと受けられないケースを見ていきましょう。
【予防接種が受けられるケース】
目安として熱は37.5℃以下、少しの咳や鼻水が出ている程度で、普段通りの元気や食欲があるようでしたら、予防接種は受けることができることが多いです。
【医師の診断によっては予防接種が受けられる】
少しの咳や鼻水と言われても、今の赤ちゃんの症状が軽度なのか中度なのか、ママには見極めが難しいと感じているかもしれませんね。
予防接種前には必ず医師の診察を受け、胸の音を聞いたり、鼻水の詰まり具合を確認したりします。
ママは赤ちゃんの風邪が軽度だと思っていても、実際は風邪の症状があまりよくなかったということも。
診察によっては、予防接種が受けられなくなることもあるということは覚えておきましょう。
逆に、ママが赤ちゃんの体調があまり良くないと思っていても、医師の診察によっては受けられることもあります。
熱が高くないようでしたら、予防接種の問診の際に、赤ちゃんの体調をしっかりと伝えてから、診察を受けましょう。
【下痢の症状がある場合も医師の判断による】
赤ちゃんの下痢も、体調不良の1つです。
風邪からくるお腹の不調も考えられますが、赤ちゃんのうんちが緩くなることは珍しくはありませんし、離乳食が始まると、食べたものによってもうんちの状態が変わってきます。
下痢っぽい症状があるからといって、必ずしも体調不良という訳ではありません。
気になる症状の場合は、問診の時に赤ちゃんのうんちの状態を医師に伝え、予防接種が受けられるかどうか診察を受けてください。
ただし、嘔吐を伴う下痢の場合は、感染症の疑いがあるため、予防接種を受けられない可能性があります。
赤ちゃんの体調不良で予防接種が受けられないケース
赤ちゃんが次のような症状の時は、予防接種を受けることができません。
・37.5℃以上の熱が出ている
・突発性発疹症にかかった直後
・RSウイルス感染症にかかった直後
・中耳炎や溶連菌にかかり抗生剤を飲んでいる状態の時
・嘔吐を繰り返している時
・食物アレルギーに伴う蕁麻疹が出ている状態の時
次の症状の時は予防接種を受けられないことが多く、むしろ受診が必要な状態です。
・ひどい咳込み
・拭ききれないほど鼻水が出ている
・鼻づまりがひどく、呼吸が苦しそう
・風邪が長引いている状態で、快方に向かっていない状態が数日続いている
・風邪の症状が日に日に悪化している
・嘔吐を伴う下痢症状
・蕁麻疹が出ている(乾燥や脂漏性の肌荒れによる湿疹ではない状態)
予防接種の予約はキャンセルをし、病院を受診してください。
赤ちゃんの予防接種を延期した後はどうする?
まずは家庭で体を休め、早く体調を整えられるようにゆったりと過ごしましょう。
赤ちゃんの体調が治り次第、早い段階で、今回受けられなかった予防接種の予約をもう一度取ってください。
いつ頃予約をしたら良いかは受診時にあらかじめ聞いておくと良いかもしれませんね。
赤ちゃんはママからもらった免疫がありますが、成長と共に効果が切れていきます。
そのため、適切な時期に予防接種を受け、感染症予防に努めていかなければなりません。
病気の予防のためにも、なるべく適した期間に予防接種が受けられるよう、遅れないようにしていきたいですね。
【接種期間を過ぎてしまったら】
風邪や体調不良によって予防接種が延期になっても、よほどのことがなければ予防接種が期間内に受けられないという事態にはならないと思いますので、慌てずにスケジュール表を確認してみてくださいね。
万が一、接種期間を過ぎてしまっても、予防接種は受けることができますし、効果がなくなってしまうということもありません。
何らかの事情でスケジュールがずれてしまった場合は、その旨を医師に相談しておきましょう。
赤ちゃんの予防接種後に熱が出たら?
軽い風邪症状の時に、医師の診断もしっかり受けた上で予防接種を受けた赤ちゃんですが、その後様子を診ていたら、熱が上がってしまうことも。
赤ちゃんの予防接種後は、体調が良い時でも副作用によって高い熱が出てしまうことは珍しくありません。
予防接種をしたために風邪が悪化したということではないので、過度に心配をしないでくださいね。
予防接種の副作用から、機嫌が悪い、食欲が落ちるといった症状などもあるかもしれませんが、ぐったりしていないかなど、いつもの予防接種と同じように体調をよく観察してあげてください。
熱があまりに高かったり、機嫌が悪くぐったりしている様子でしたら、病院に連絡をし、受診が必要か判断を仰いでください。
まとめ
熱が37.5℃以下で、軽い咳や鼻水の症状でしたら、予防接種は受けられることが多いです。
ママは心配かもしれませんが、赤ちゃんが受けなければいけない予防接種は大変多く、なるべくスケジュール通りに進めていくのが理想的です。
医師の診察を受けて大丈夫ということでしたら、予防接種はスケジュール通りに進めていきましょう。